
就任時から選手主体の考える野球を貫く森田監督が7年目を迎える科学技術高校。「今までで一番力がある」と挑んだ昨夏は、3回戦で浜松市立に1対2の惜敗だった。レギュラーから残ったのは一人だけ、経験が浅く、入学時から不安の多かった世代のチームだが、秋は地区予選を勝ち上がり県大会進出。本番での勝負強さを見せる一方、県1回戦は常葉菊川に0対10の完敗だった。春は初戦で静岡学園に敗れ地区予選敗退。夏に照準を合わせる選手たちは、敗戦から見えたチームの課題を克服し、練習試合では勝ち切る安定感が出てきた。
エース安池は、球のキレと抜群のコントロールで打たせて取る先発完投型。後ろには、志田、竹下、石川が控える。守備は全体的に安定し、春以降は失策が確実に減り、無駄な失点は減ってきた。選手個々がチームバッティングに徹し打線につながりが生まれ、調子を落としている主軸の3番松浦、4番原川に本来の当たりが戻ってくれば、夏に強い科学技術高校が今年も勝ちを重ねる可能性は高い。選手が考える相手の嫌がる事と監督のサインが一致した時、その強さは本物になる。勝つための野球を楽しむことが森田野球の真髄だからだ。
目標は夏の最高成績を超えるベスト8。部員数が多い中、自ら専属のサードコーチを選んだ3年生、怪我から練習の裏方を務める3年生も願いは同じだ。森田監督は「高校野球を知らなかった頃のように、無心で結果を恐れず戦ってほしい」と選手を送り出す。夏本番を楽しむ力が、選手主体のチームにはある。
創部年/2008年 監督/森田 重成
キャプテン
松浦 怜生 内野手

昨夏の経験を生かし、チームのために一戦必勝。
昨夏に唯一出場した経験をチームに生かそうと、キャプテンに立候補しました。秋の大会は地区予選で静清高に2対0で勝利し自信になりましたが、春は初戦敗退に終わり、自分たちの力の無さを実感。一からやり直そうと練習に励んできました。夏は苦しい試合になると思いますが、学校の応援は力になります。悔いが残らないように積極的にバットを振り、チームのために一戦必勝で戦い抜きます。
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