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冷凍食品のプロが教える、絶対美味しい!ハズさないおすすめ冷凍食品3選

これはハズさない!おすすめ冷凍食品3選

まだまだ、おうちで食事を楽しむ日々が続いています。毎日手の込んだ料理は大変ですよね。そこで、冷凍食品を召し上がっている人も多いのではないでしょうか。10月は「冷凍食品月間」で、さらに10月18日は「冷凍食品の日」なんだそうです。そこで今回は、おすすめの冷凍食品を、冷凍食品ジャーナリストで冷凍食品情報サイト「エフエフプレス」編集長の山本純子さんにうかがいます。
※10月13日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

牧野アナ:10月は「冷凍食品月間」ということですが、どんなことが行われるのでしょうか。

山本さん:日本冷凍食品協会が35年前に定めました。冷凍食品の理解を深めて親しみをもっていただこうとキャンペーンをやっています。冷凍のトウにちなんで10月、「冷凍食品の日」である18日というのは、マイナス18℃以下という業界が定めた冷凍食品の保存流通温度なんです。

牧野アナ:流通しているものはマイナス18℃以下なんですね。

山本さん:マイナス18℃以下で冷凍保存すると1年くらいは保存料などを加えずに、おいしさや栄養を保つことが確認されています。

牧野アナ:いろんなキャンペーンもあるのですか?

山本さん:「フローズン・アワード」という業界最大のキャンペーンが10月1日から11月末まであります。そのほかにもさまざまなキャンペーンが実施されていますので、ぜひ注目してください。

牧野アナ:山本さんには以前もご出演いただき、コロナ禍で冷凍食品の需要が高まっているという話でした。今なお冷凍食品の需要は高いですか?

山本さん:都市部では、昨年より緊急事態宣言の期間が長かったので、よく売れたと言われる昨年と比較してもそんなに落ち込まず売れているようです。その他の地域でも新しい冷凍食品ファンが増えています。購入者が幅広くなっているので需要が底堅いですね。

牧野アナ:冷凍食品ジャーナリストの活躍の幅も広がっているんじゃないかと思いますが(笑)、山本さんおすすめの冷凍食品を3つ教えてください! 

1. 味の素冷凍食品「ギョーザ」

ギョーザ
山本さん:業界No.1商品、味の素冷凍食品の「ギョーザ」です。

牧野アナ:これは東京五輪で外国の選手がリツイートしていて話題になりましたよね。

山本さん:実は、今回リニューアルした餃子が食べられていたんです。家庭用の「ギョーザ」をわざわざ搬入していたんですね。「永久改良」のコンセプトをずっと掲げて発売50年目なんですが、この秋さらにブラッシュアップしておいしくなっています。豚肉が従来比1.5倍、具の練り方も再考されて、さらにジューシーになっています。

2. ニチレイフーズ「本格炒め炒飯®」

本格炒め炒飯
山本さん:これも定番ですが、ニチレイフーズの「本格炒め炒飯本格炒め炒飯®」です。発売20周年を迎えたのですが、冷凍炒飯で20年ずっとNo.1。日本で100億円以上売れていて、さらに世界各国の冷凍炒飯の売上を調べてみたら、世界一ということが判明し、2021年8月にギネス世界記録(TM)として認定されました。

牧野アナ:何が他と違うのですか?

山本さん:三段階で炒めたパラパラの家庭でできない味と自家製焼豚ですね。

牧野アナ:レベルがどんどん上がっていますね。

山本さん:今回紹介している商品に限らず、各社が毎年改良を重ねています!

3. 日清フーズ「青の洞窟 燻製パンチェッタのカルボナーラ」

カルボナーラ
山本さん:ワンランク上のパスタメニューとして人気の青の洞窟シリーズですが、定番のカルボナーラがさらに美味しくブラッシュアップされました。とろーっとした卵黄風ソースが入ってます。

牧野アナ:最近は麺系のパワーアップがすごいですね。

山本さん:昨年一番売れたジャンルが、冷凍パスタじゃないかといわれています。その次にきたのがラーメンのブームじゃないかと思っています。もともと冷凍麺ではうどんが人気でした。うどんも昨年非常に人気で販売が二桁アップしましたが、それにもましてパスタやラーメンの人気がぐんぐん伸びてきています。

秋のイチオシ! 日清食品冷凍「日清本麺 こくうま醤油ラーメン」「日清本麺 濃厚味噌ラーメン」

日清本麺
牧野アナ:秋は冷凍食品の新作がよくでてくる時期でもあるそうなんですが、今ブームになってきている麺系でも、新しい商品も出てきたりするんですか?

山本さん:はい、この秋のイチオシは、日清食品冷凍の「日清本麺 こくうま醤油ラーメン」と「日清本麺 濃厚味噌ラーメン」です。抜群においしいです。

キャッチフレーズが「日清が本気で創った、うまい麺」です。日清食品はカップヌードルが50周年というくらいラーメンでは負けたくないという会社です。冷凍麺のナショナルブランドとして5年間店頭販売トップなんです。なので、リーディングカンパ二ーとして6年間かけてラーメンがどうしたらおいしくなるか研究したんです。

牧野アナ:日清が本気になったんですね。

山本さん:麺の香り、味、コシが格段に違う新技術「生麺ゆでたて凍結製法」というのを開発したんです。

牧野アナ:食べてみたらどのあたりが違いますか?

山本さん:開発者は麺肌が違うと、麺の肌に小麦の花を咲かせていると(笑)。

牧野アナ:うわー、食べてみたいですね!

冷凍食品は手抜きじゃなく、手間抜き

牧野アナ:最後にメッセージをお願いします。

山本さん:冷凍食品を使うことは手抜きじゃなくて「手間抜き」です! 手間ひまかけて丁寧に作った食品が急速凍結の技術と温度管理によって、保存料なしでみなさんのお手元に届いています。時空間を超越できる食品でムダにならない、ロスが出ない素晴らしい食品です。ぜひ活用してください!

牧野アナ:冷凍食品は保存料が結構入っているイメージでした!

山本さん:マイナス18℃以下で冷凍保存するので菌は繁殖できず腐らないんですよ。

牧野アナ:ということは、保存料は必要ないんですね。

山本さん:まだ半分くらいの人が「あんなに長く保存できるのは、何か入れているに違いない!」と誤解しています。

牧野アナ:健康にもいいじゃないですか。昔のイメージもどんどん変わってきているので、私たちの意識もアップデートしていきたいものですね! 今日はありがとうございました。
今回お話をうかがったのは……山本純子(やまもと・じゅんこ)さん
冷凍食品の報道に携わり40年の冷凍食品ジャーナリスト。専門紙編集長、主幹を経て2015年10月に独立し、広く冷凍食品の真実を伝えることをライフワークとする。「冷凍食品で育った娘」は元気な社会人になったが、まだ同居中。
 

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