最高値は「118万円」静岡茶市場で新茶の初取引 2026年から電子入札を初導入 狙いは「市場の活性化」

活気あふれる会場 生育順調で取引量も安定

新茶の季節がやってきました。静岡市の静岡茶市場で、20日朝、今シーズンの初取引が行われ、最高値のブランド茶には、1キロあたり118万円の値が付きました。

2026年から新たに導入されたのはスマートフォンなどで参加できる「電子入札取引」です。その狙いとは?

高級ブランド茶「高嶺の香」は1キロあたり118万円で取引

生産者や茶商など関係者約500人が集まった20日の初取引。


「新茶シーズン到来です。新茶のいい香りが漂っていますが、会場では活発なやりとりが行われています」

2026年、3月に適度な雨があり、極端な寒の戻りもなかったことから生育が順調に進み、初日の県内産の新茶の取引量は1766キロ、1キロ当たりの平均単価は9019円となりました。

2026年も最高値をつけたのは、静岡市清水区で栽培された高級ブランド茶「高嶺の香」。2025年より20万円高い、1キロあたり118万円で取引されました。

初の「電子入札」導入 現場にいなくても商談可能に

<滝澤キャスター>
「スマートフォンを見ながら品定めをしている方がいますね。静岡茶市場では、ことしから電子取引が始まりました」

今シーズンから導入された電子入札制度では、出品されたお茶の生産者や品種などをスマートフォンなどで確認することができる上、現場にいなくても取引に参加することが可能になりました。

その狙いは価格の上昇です。県内の一番茶の価格は、若者の“急須離れ”などを理由に、1999年に過去最高値をつけて以降、2024年まで下落傾向が続いていました。

<買い手>
「元々海外にいたが、海外からも入札でき、今後参加しやすくなるのかな」
<買い手>
「仲立人と話をしなくていい部分は楽だと思う」

原油高も追い打ちをかけ生産者が苦境に立たされる中、電子入札の導入には、海外など遠隔地を含めた参加者を増やすことで競争を促して、価格を引き上げたいという狙いがあります。

<静岡茶市場 内野泰秀社長>
「より多くの買い手に集まってもらって、価格形成ができる環境にしていくことを期待している」

世界的な健康志向や抹茶ブームを追い風に静岡茶は存在感を高めることができるのか。テクノロジーを活用し開かれた取引による市場の活性化が期待されます。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1