"最高傑作" 浜名湖ウナギの新ブランド「でしこ」を使った弁当 幻と呼ばれるメスが9割...お手頃価格で全国に発信へ【しずおか産】

黄金色の脂が溢れる「最高傑作」でしこ

浜名湖で産まれた最高傑作の「ウナギ」が、手頃なお弁当として販売されています。物価高が進む中、薄れつつあるウナギの存在感を取り戻す役割が期待されています。

パチパチと音を立て、溢れ出す黄金色の脂。香ばしい香りが、今にも画面を越えて漂ってきそうです。今回のしずおか産は、最高傑作のウナギを使った「浜名湖うなぎ『でしこ』弁当」です。

<鈴木康太記者>
「いただきます。ウナギに厚みがあってやわらかく、脂が乗っていて、とてもおいしいです」

お弁当箱いっぱいに広がるのは、目にも鮮やかな琥珀色のウナギ。力強い身の弾力と旨味が口いっぱいに広がります。

創業60年の老舗「竹泉」の決意

このお弁当を手掛けるのは、浜松市浜名区にある老舗お弁当屋の「竹泉」。創業60年。地元産の食材を生かしたお弁当を作っています。

<竹泉 木俣昭彦社長>
「最高傑作という事で浜名湖養漁さんが立ち上げたブランドなので、これを浜松市民の皆さんもとより全国の方に食べて知っていただきたい願いを込めて、このウナギを使うことを決心しました」

9割がメス 大豆イソフラボンが鍵を握る最新技術

2024年、お披露目された「でしこ」。最大の特徴は、そのほとんどが幻とも呼ばれていた「メス」だということです。

実は養殖ウナギの9割は、ストレスを感じてオスになるといいます。しかし「でしこ」はその逆で9割がメス。そのワケはエサにありました。

<浜名湖養魚漁業協同組合 小川博之統括本部長>
「特殊な大豆イソフラボンから抽出したものを飼料に混ぜることによって、メスウナギに育てています」

大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするとされ、エサに混ぜて食べさせるとウナギのメス化を促すといいます。

浜名湖周辺の養殖業者がこの技術を取り入れ、肉厚で柔らかく、脂乗りが良い「でしこ」が生まれました。

これを機になんとか浜名湖のウナギ文化を盛り上げたいと開発されたのが「浜名湖うなぎでしこ弁当」です。

減少する購入頻度「手に取りやすい価格」で文化を支える

政府の調査によりますと、浜松市のウナギのかば焼きの購入頻度がここ15年ほどで約半分減っていることが分かります。

この道60年。地元浜松の食材を活かしたお弁当を作り続けてきましたが、より浜名湖のウナギを食べてほしい、全国に広めたいという思いで「でしこ弁当」を販売しました。

<竹泉 木俣社長>
「ウナギっていうとやっぱり高価格なイメージがありますので、少しでも皆さんに召し上がっていただくためには、手に取りやすい金額を設定して色んなお弁当をつくらせていただきました」

最新技術と浜名湖養鰻125年の伝統の融合で生まれた「でしこ」。「でしこ弁当」は、浜名湖が生んだ恵みをこれでもかと詰め込んだ地元愛に満ちた商品です。

蒲焼きと白焼きを食べ比べれるお弁当や、卵焼きが乗ったウナギ弁当など種類は全部で10種類です。

「でしこ弁当」は誰でも手が出しやすい1500円〜3000円程度の価格帯で販売しており、店頭販売はしておらず、電話などの予約販売のみとなっています。

・商品名: 浜名湖うなぎ「でしこ」弁当
・価格: でしこ弁当 :2000円(税込)/ 食べ比べ弁当: 2800円(税込)/うな玉弁当:1700円(税込)

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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