今年のウナギは安い! スーパーでは中国産のウナギが1000円を切る店も 国産の浜名湖のウナギは「でしこ」で勝負=静岡

物価高が家計を直撃する中、夏のスタミナ食「ウナギ」が2026年はお買い得になっています。背景にあるのは稚魚の豊漁ですが、安くなっているウナギにはある特徴があるようです。

■地元のこども園でウナギのつかみ取り体験

6月2日、浜松市のこども園でウナギのつかみ取り体験が行われました。地元の養殖業者の組合が開催したものです。

<園児>
「めちゃめちゃツルツルだった。チョー楽しい」

<浜名湖養魚漁業協同組合 古橋知樹さん>
「地元であってもウナギと触れ合う機会、食べる機会がすごく減ってしまった。ウナギ愛、ふるさと浜松愛を育むにはいい機会」

■中国産ウナギが1000円を切り例年より3割安に

夏のスタミナ食「ウナギ」は近年、高値が続き手が出しづらい存在になっていました。ところが、2026年は...

<フードマーケットマム天王店 鈴木悟士店長>
「こちらがウナギの売り場です。たくさん用意している」
Q. このウナギはどこ産?
「すべて中国産を用意している」

定番・ウナギのかば焼きの価格を見てみると...中国産のウナギはなんと1000円を切っています。

<フードマーケットマム天王店 鈴木悟士店長>
「例年に比べて3割程度安くできる」

定番であるウナギのかば焼きの価格を見ると、中国産のウナギはなんと1000円を切る価格となっています。

■なぜウナギが安くなった?

なぜ安くなったのか?その理由はウナギの稚魚「シラスウナギ」の豊漁です。

ここ数年は不漁が続いていましたが、2025年は一転して豊漁となりました。

特に中国では、養殖に回せた量が前の年の10倍にもなりました。これが呼び水となり卸売り価格は下落、2026年4月の平均価格は前の年の同じ時期と比べ半値近く下がっています。

<買い物客の声>
Q:ウナギの値が下がると?
「うれしい。年に何回か数えるしか食べられないので」
「(値が下がれば)一般的には売れるんじゃないか。(ウナギの)ファンも増えると思う」

■物価高と中東情勢が重くのしかかる国産「浜名湖ウナギ」

では、気になる国産の浜名湖のウナギはどうでしょうか。浜名湖は、脂の乗りと柔らかさが特徴のメスウナギ「でしこ」で勝負します。

ただここで重くのしかかるのが、深刻な物価高と長引く中東情勢の影響です。

<海老仙 加茂仙一郎社長>
「まずは飼料、ウナギが食べるエサ。燃料代、人件費、その他もろもろがすべて高くなっている。それが非常にウエイトが高くて大変苦労している」

特に「でしこ」は、厳しい基準のもと育てているブランドうなぎだけに、簡単に値下げというわけにはいきません。

<海老仙 加茂社長>
「価格はもう少し我慢をしていただければありがたい。その代わり、『でしこ』の字の通り、みなさんが幸せになれるようなウナギを頑張って作っていきたい」

お手頃な中国産を楽しむか、はたまた地元自慢の逸品を満喫するか、2026年の夏はウナギの味わい方が分かれそうです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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