
東京都新島村の小型船舶が7月31日、式根島と三宅島の間の海上で炎上し、沈没したという通報があり、海上保安部は行方不明となっている70代の男性3人などの捜索をしています。
下田海上保安部によりますと、7月31日午後2時50分頃、式根島の漁業関係者から「式根島と三宅島の間の海上から煙が上がっている」と海保に通報がありました。
その後、新島村の小型船舶「三和丸」が燃えていると、現場に急行した乗組員の親族からも通報があり、午後4時15分頃に船は沈没したということです。
三和丸の乗組員3人が行方不明になっていて、海保の巡視船と航空機が現場で捜索しています。現場は新島灯台から南方向に約10キロ付近の海上です。
行方不明になっている3人は、全員70代の男性で、新島村在住の会社役員と会社員、三宅島三宅村在住の自営業者です。乗組員の親族によりますと、3人は7月31日午後1時頃、三和丸で新島を出発し、三宅島に向かっていたということです。三宅村在住の男性を三宅島に運んでいたものとみられます。
三和丸は長さ約13メートル、重さ14トンの小型船舶で、漁船や貨物の運搬船として使われていたということです。