ビュッフェ形式の飲食店で寿司や魚料理など食べた58人が食中毒 患者から「サポウイルス」を検出=浜松市

浜松市中央区のビュッフェ形式の飲食店で提供された料理を食べた10代から50代の男女58人が下痢や吐き気などの症状を訴え、食中毒と診断されました。患者22人の便からサポウイルスが検出されています。

浜松市保健所によりますと、6月17日、浜松市中央区鍛冶町のビュッフェ形式の飲食店で食事をしたグループから「6月14日に利用したところ、複数人が下痢、吐き気などの症状が出ている」と通報がありました。

保健所が調べたところ、この店で食事をした58人(男性34人、女性24人、13歳~53歳)が食中毒の症状を発症していることが確認されました。患者のうち、22人の便を調べたところ、全員から「サポウイルス」が検出されました。

14日に提供された料理は、魚、肉料理、鉄板焼き、寿司、中華、フライ、天ぷら、ピザ、パスタ、ドリア、グラタン、ラーメン、麺類、サラダバー、スープ、ご飯もの、前菜、デザート、ドリンクなどです。

浜松市は、患者の共通食がこの店で提供された食事に限られたことなどから、「サポウイルス」による食中毒と断定し、この飲食店に6月20日から、衛生状況の改善が確認されるまでの間、営業禁止を命じました。患者58人は、軽症で全員快方に向かっているということです。

「サポウイルス」は、ノロウイルスと同じカリシウイルス科に属するウイルスで、カキなど二枚貝の生食やウイルスを保有する調理従事者の関与が指摘されています。また、名前の由来は、発見された札幌で、かつては「サッポロウイルス」と呼ばれていました。

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