リニア工事「水資源」の対話終了に委員から評価の声 国のモニタリング会議

リニア工事に伴うJR東海の環境対策を確認する国のモニタリング会議が6月6日、国交省で開かれました。静岡県の専門部会で水資源に関する対話が終了したことについて、委員からは協議の進展を評価する声が上がりました。

モニタリング会議は、リニア新幹線静岡工区の工事に伴うJR東海の環境保全対策を継続的に確認していくために、国が設置したもので、今回で7回目です。

会議では、JR東海から静岡県の専門部会で水資源に関する対話が終了したことや、先進坑の掘削状況などが報告されました。委員からは、県とJR東海との協議が進展していることについて評価する声が上がりました。

また、JR東海は生態系への影響が懸念される大井川の上流域について、沢に生息する水生生物などを調べる現地調査に向けて、6日までに4つの沢で事前の現地確認をしたと報告し、遅くとも11月には現地調査を始めたい考えを示しました。

<静岡県 平木省副知事>
「生物多様性の対話を取りまとめるにあたって、前提となるべき本調査、その前段となる準備行為についてスケジュールを概ね共有できたというのは非常に重要なことだったと思う」

県とJR東海は今後、課題が残っている「生態系」への影響や発生土について、県の専門部会で議論を続けていく予定です。

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