
静岡県河津町で体感型動物遠「iZoo」を運営する「レップジャパン」が、静岡市清水区に水族館をオープンすることが分かりました。静岡市の難波喬司市長は「市としては大歓迎」と話しました。
<社会部 荻野旦記者>
「静岡市清水区の日の出地区です。静岡市はこちらの場所に海洋文化施設を建設する予定ですが、同じ清水区にiZooを運営する会社が水族館をオープンさせることが分かりました」
静岡市清水区に水族館をオープンすると明らかにしたのは「レップジャパン」です。
<レップジャパン 白輪剛史社長>
「数年前から計画はあって、温めてきてのが表に出た」
建設地の有力候補は、静岡市清水区の日の出地区。商業施設などもあり、多くの人が訪れるエリアです。
<白輪社長>
「体感型水族館『Zoo Zoo Sea』という名前で計画していて、子どもたちが飼育体験できるような施設、博物館の機能も備えた施設にしたい」
『Zoo Zoo Sea』では、ペンギンやアザラシなどの駿河湾では見ることができない生き物を展示する予定で、数年以内のオープンを目指しています。
同じ日の出地区では、静岡市が駿河湾に生息する生き物を展示する「海洋・地球総合ミュージアム」を開業する予定です。静岡市の難波市長は、レップジャパンの計画を好意的に受け止め、相乗効果への期待を示しました。
<静岡市 難波喬司市長>
「静岡市としては大歓迎。ミュージアムのすぐ近くですので、両方できるのであれば、相乗効果があって集客力も上がるので、非常に魅力がある場所になる」
静岡市出身の白輪さんは、日の出地区を訪れる外国人観光客にも施設を楽しんでほしいとしています。
<白輪社長>
「海外からの豪華客船もたくさん寄港するようになると聞いているので、インバウンドを含めて(年間で)30万人~50万人の来場者を見込んでいる」
清水港周辺に新たなにぎわいをもたらすことが期待される水族館。その動向に注目が集まります。