「困難な課題あるが重要な意義を持つ施設」静岡市が計画進める『海洋文化施設』建設費が当初予定より70億円以上増額の見込み

静岡市議会6月定例会は6月26から質問戦がスタートました。静岡市が計画を進める海洋文化施設について、難波喬司市長は当初の計画よりも建設費が70億円以上増額する見込みであることを明らかにしました。

<自民党市議団 繁田和三市議>
「最近の動向を踏まえて改めてお伺いしたいと思います。海洋・地球総合ミュージアムの意義と現在の状況についてお答えください」

26日から質問戦が始まった静岡市議会6月定例会。市議から質問が飛んだのは、静岡市が清水区日の出地区に整備を計画する「海洋・地球総合ミュージアム」についてです。

この事業をめぐっては、資材の高騰などにより建設費の増加が見込まれていて、増加分の費用負担について市と事業者での協議が難航しています。

いまだ着工できていない状態が続く中、難波市長は26日、建設費が当初の予定よりも70億円以上増額する試算を明らかにしました。

<静岡市 難波喬司市長>
「現在の通り建設すれば、当初予定をしていた建設費約94億円に対し、約65億円増加すると見込まれる旨の報告を事業者から受けています。さらに今後の物価上昇および現時点で未確定部分の建設費用部分を推計して上乗せした場合には、増額は約70億円以上と見込まれています」

そのうえで、ミュージアムは清水港周辺の街づくりの拠点として存在意義があるとし、計画を進めていく方針を改めて示しました。

<難波市長>
「事業実現に向けては非常に困難な課題がありますけども、重要な意義を持つ施設ですので、今後とも引き続き事業者との協議を進め早期の着工を目指していきます」

静岡市は今後、仕様や設計を変更することも視野に入れながら、事業者と協議を続けていく方針です。

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