
町は当初、テラスにカフェの出店を望んだが、民間事業者からアイデアを聞くサウンディング調査の結果「利用者の見込みが立たず採算が取れない」と断念した。しかし、公園内には世界ジオパークのジオサイト「鮎壺の滝」と世界かんがい施設遺産「本宿用水」があって観光バスが乗り入れるため、地場産品をPRする自販機の常設を決めた。
バウムクーヘンやもち麦といった長泉ブランド認定品の他、JAふじ伊豆の寿太郎みかんジュース、地元パン店のラスクなど全26種類を販売する。開園初月に120個超売れた商品もあったという。キッチンカーの出店ができる登録業者も当初の1業者から10業者へと大幅に増えた。
冨岡課長は「ラインアップを少しずつ変えて、地元店の商品もPRする場として盛り上がるのが理想」と期待を込める。