“バイクと泊まれる”貸し切り宿泊施設 ホンダ創業者生誕の地・浜松天竜区で5月オープン 

空き家を改修した宿泊施設の屋内ガレージ=浜松市天竜区二俣町 浜松市天竜区二俣町にバイクのツーリング客の利用を想定した一棟貸しの宿泊施設「152 inn(イン)」が完成した。〝バイクと共に泊まれる〟仕掛けが特徴で、5月1日に開業する。ホンダの創業者本田宗一郎の出身地で、ツーリング愛好家の拠点や地域との交流の場としての活用を目指している。
 国道152号の近くにある築56年の木造2階建ての物件を、空き家の買い取りや販売を手がける「空き家買取専科」(静岡市駿河区)が改修し、天竜区内で宿泊施設を運営する「山ノ舎」が管理する。
 1階には複数のバイクが駐車できる屋内ガレージを作った。ダイニングキッチンは床を低くし、ガラス窓越しからガレージに駐車した愛車を眺められる設計にした。2階は洋室と和室の寝室などを備えた。空き家買取専科の担当者は「バイクでここへ来て宿泊を楽しみつつ、地域との交流が生まれる場所になれば」と期待する。
 宿泊は1日1組限定。最大10人が泊まれる。問い合わせは山ノ舎<電053(925)1721>へ。

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