
1棟は「momen(木綿)」と名付けられ、興津地区で寝具店を営み、日本一の布団職人とも称される新貝晃一郎さんによる天然木綿100%の布団での「睡眠」をテーマにしている。「anco(あんこ)」と名付けられたもう1棟は、製あん業発祥の地として「あんこのふるさと」とされる同地区の老舗4店舗と連携。大正天皇も愛したという和菓子店「潮屋」の上生菓子を提供するほか、和菓子作りも体験できる。
同社は蒲原地区でも築120年の空き家を再生した貸し切り宿を運営していて、牧田代表は「東海道の宿場町に残る日本家屋の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話す。清々庵は2棟とも定員2~5人で、1人あたり1泊1万2000円より。12日は一般向けにも内覧会を行う。