縄文時代の道具でタケノコ掘り 浜松・蜆塚公園 親子連れら、シカの角使い挑戦

シカの角を使ってタケノコ掘りに挑戦する参加者=浜松市中央区の蜆塚公園 浜松市中央区の蜆塚イベント実行委員会は5日、縄文時代の道具を使ったタケノコ掘り体験会を同区の蜆塚公園で開いた。市内の親子連れら約100人が、地域の歴史に親しんだ。
 講師を務めた市博物館の鈴木一有館長が、同公園内の蜆塚遺跡でシカの角を利用して土を掘る道具「鹿角斧(ろっかくふ)」が出土していると紹介。昔の生活や、使用する道具の変遷を解説した。
 子どもたちはシカの角を加工した道具を手に、公園内の竹林でタケノコ掘りに挑戦。現代の道具との違いを体感した。広沢小5年の池田櫂さん(10)は「角が堅くて思ったよりは掘れたけど、圧倒的にスコップの方が楽だった」と感想を話した。

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