
認知症緩和装置は音と光によって脳を刺激し、認知機能の低下抑制を目指す。装置のマイクで日常の音を拾い、40ヘルツのガンマ波として患者に聞かせることで、アルツハイマー病の原因の一つとされる「アミロイドベータ」と呼ばれるタンパク質を分解する働きを活性化させる仕組み。
生徒の家族に認知症当事者がいたことをきっかけに、セルフメディケーションを推し進めようと開発した。3年の三輪拓斗さんは「一つの製品を作り上げた経験を今後に生かしたい」と話した。
装置は第22回高校生・高専生科学技術チャレンジでも佳作に選ばれた。
同時送受信装置は照明や音響を問わずデジタル信号であれば、最大8系統の異なる信号を安価なインターネット用ケーブル1本で送受信ができる。舞台など現場でのケーブル施工の負担を減らそうと開発した。