ジュビロ磐田とともに歩んできた熱血サポの思いとは…「どん底の時にそばにいるのが真のサポーター」

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、ジュビロ磐田の熱血サポーター中井通人さんをお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと、SBSの山﨑加奈アナウンサー。

ヒデ:磐田のサポーター歴はどのぐらいになるんですか?

中井:Jリーグが始まる前、日本サッカーリーグの頃からです。

山﨑:中井さんのお父様が、元日本代表の武田修宏さんも所属されていた浜松佐藤少年団(現佐藤サッカークラブ)を立ち上げて初代団長を務めていたそうですね。

中井:チームの立ち上げは1960年代で、私もOBです。

ヒデ:ポジションはどこだったんですか?

中井:中学まではディフェンスをやっていて、高校からキーパーをやっていました。

ヒデ:我々が小学生の時は国立競技場や西が丘サッカー場で行われる試合を250円で観戦できた時代ですよね。中井さんの当時のスター選手って誰だったんですか。

中井:釜本邦茂さんとかメキシコ五輪世代ですね。

2015年のJ2最終節、VS大分戦の歓喜

ヒデ:ジュビロの試合で、一番印象に残っているのは?

中井:嬉しい試合と、立ち直れなかった試合があります。うれしかったのは2015年、J2最終戦のvs大分戦。J1昇格争いで、福岡と2位を争っていて、勝たなければいけない状況でした。試合の最終盤で磐田は同点にされちゃったんですね。それで、もうがっくりだったんだけど、試合が再開してすぐに小林祐希選手が決めた、あの試合ですね。

ヒデ:つらかった試合は?

中井:2003年のJ1ファーストステージ最終節。連覇が懸かった横浜マリノス戦。磐田が先制して相手に退場者が出て。もう大丈夫だと思ったら、最後に久保竜彦選手に決められて…。もうがっくりでした。

ヒデ:本当に自身の人生を投影して、一緒に喜び、一緒に悲しんできたサポーターなんですね。

中井:これだからサポーターはやめられません。

ヒデ:強いばかりじゃ駄目なんでしょうね。もちろん強いところはみたいけれども、どん底の時にそばにいてあげるのが真のサポーターですよね。

中井:そうなんですよ。まさにその通り。

磐田の歴代ベストプレーヤーは?

山﨑:そんな中井さんの歴代ベストプレーヤーが気になります。

中井:2人挙げていいですか。まずはゴン中山選手。

ヒデ:黄金期をつくられたレジェンドですね。もう一人は?

中井:私はキーパーをやっていたので、カミンスキーを挙げたい。すごかったですね。あれだけの上背がありながら、至近距離の反応がもう半端じゃない。どうやって、あんなシュートを止められるんだと。

今季の磐田「補強なしでブラボー」

ヒデ:今も、もちろんスタジアムには行かれてるんですか?

中井:サラリーマンなので週末に仕事を休めない時もあるんですが、今季は天皇杯やルヴァン杯を含めて十数試合は行っています。

山﨑:ジュビロ磐田の今季の戦いをどう見ていますか?

中井:ブラボーですよね。補強ができなかったのに、よくここまで。若い選手も出てきましたし、本当によくやってると思いますよ。

ヒデ:中井さんにとっても、最大のライバルは清水エスパルスですか。

中井:そうですね。

ヒデ:今季はまだ4試合残っております。ここからどうしていくべきですか。

中井:今季はやっぱり上位陣に「ここだ」っていう試合でやられちゃってるんですね。だからやっぱり、月並みですが最後まで体を張る、あきらめないぐらいしかないですよね。

ヒデ:ここまで来ると、やっぱりハートとか気持ちとかになるんですよね、不思議と。最後に、ずっとジュビロを応援されてきた中井さんだからこその思いをお願いします。

中井:最後まであきらめないで、最後は笑って、サポーターに「よかったね」って言われる結末にしてください!
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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