御前埼灯台・点灯150年 照らす竹明かり 5日までイベント
5月で点灯開始から150周年を迎えた御前崎市の御前埼灯台で3日夜、竹明かりで幻想的な雰囲気を演出する催しが始まった。夜の灯台を観光資源に生かす初の試み。5日まで。
市内の観光関係者らでつくる民間団体が企画した。情報発信拠点「御前崎渚の交番」から灯台につながる全長約150メートルの石段の両脇にLEDライトが入った竹筒約400個を並べた。
午後6時半ごろ、日が沈み周囲が薄暗くなると、暖色の明かりがきらめきを放ち、灯台と“光の共演”が実現した。灯台前広場では飲食販売の露店が並び、観光客らでにぎわった。
団体代表の川口正洋さんは「今後も地域一体で御前埼灯台を盛り上げていきたい」と話した。
(御前崎支局・市川幹人)