無料アプリでは娘の集中力が続かない…悩んで自作を思い立つ
小2の長女には、学習障害(LD)の傾向があります。会話は得意なのに、文字の読み書きと数の概念を理解するのが苦手です。遊びながら読み書き計算を身に付けられる無料アプリをスマホにダウンロードして使わせたことがありますが、オンラインゲームの広告が頻繁に表示され、娘の集中力はすぐに途切れてしまう。
通信教育のタブレット学習でも、オセロなどのオンラインゲームに夢中になり、肝心の勉強は進まない。
そういえば!と思い立ち、AIを使って娘専用のアプリを自作してみることに。「Cursor」というコード生成AIのチャット欄に一言打ち込みました。
「iPhoneで何度も楽しめる、日本の小学2年生の算数の力を伸ばす、とびっきり楽しいオンラインゲームをhtmlとCSSで作ってほしい」
私はプログラミングの素人なので、プロンプト(指示文)の内容は事前にAIに聞きました。「htmlとCSSで作って」は、「ウェブページの骨格とデザインを作って」という意味だそうです。
最初に出てきたのは計算カードのようにシンプルな、足し算や引き算の答えを選ぶ4択ゲーム。正解すれば得点が加算されます。

htmlデータをiPhoneに入れて長女に渡すと、初めの数問は真面目に答えたものの、まもなく当てずっぽうで選択肢を連打し始めました。
行き着いたのはシューティングゲーム
「もっとプレイする面白さを」「シューティングゲーム風に」「間違えたらハートが減っていき、ゼロになったらゲームオーバーに」「早く答えるほど得点高く」など、Cursorに再びあれやこれやとプロンプトを送りました。しばらくやりとりして出力されたのは、計算問題とその答えが書かれたUFOが3、4個、画面上部から落ちてきて、正解を選べば撃ち落として得点が加算されるシューティングゲーム。

しかしまだまだ完成ではありません。
長女にプレイしてもらって様子を見たうえで「ステージが進むごとにUFOの落下速度を上げる。UFOの数も増やす」「ハートは10個に。回答を間違えば一つずつ減って、ゼロになればゲームオーバー」などと、チャットを繰り返してさらに改善。
「落下速度が速すぎる。3分の2のスピードに落として」「正解のヒントの表示は不要」「シュートしたら得点表示をもっと派手に巨大に」……平日の夕食後、粘り強く改善を続け、3日ほどかけてようやく適度なゲームが完成しました。
娘には「ゲームして前回の得点を上回ったら、YouTubeを20分見ていいよ」と仕向けると、「えーめんどくさーい」と言いながらも、わりあい熱中して楽しんでいます。長男から「このゲーム簡単すぎない?」と突っ込まれても、「私にはちょうどいい」と言いながら。
生成AIを使えば、長女の苦手克服に特化したアプリが思いのままに作れる。便利な時代になったものです。ここで試されるのは「どうしたらもっと面白くなるか」という親子のアイデアだけ。アイデア次第で、なんでも形になる。可能性は無限大です。
中2と小5の長男次男の分も、教科ごとに作ってみようかな。頭の中のイメージが形になること、親子の楽しみが一つ増えたことが嬉しい今日この頃です。
(いずず/静岡市)








































































