【久能山東照宮で初詣】午年の開運に、徳川家康公の愛馬だった“神馬”にお参りも!駿河湾からのぼる初日の出は感動必至

午年の初詣におすすめ!家康公の愛馬だった神馬にお参りできる久能山東照宮へ


静岡市の市街地から車で約20分、眼下に駿河湾をのぞむ久能山の山頂付近に佇む久能山東照宮は、言わずと知れた徳川家康公を祀る神社です。

世界遺産の三保の松原も近く、静岡市屈指の景勝地に位置しています。

初詣の3つの特別体験


初詣に久能山東照宮を訪れると、普段はできない3つの特別な体験をすることができます。

1つ目は深夜の参拝で昼間とは雰囲気が異なる東照宮を見学できること。12月31日まで通常は9時から17時までが参拝時間ですが、1月1日は午前0時から参拝可能です。ライトアップされた豪華絢爛な国宝御社殿や境内を見学しながら、初詣をすることができます。

2つ目の特別な体験は、普段は使用することができない御社殿前の階段を上り、正面の唐門から入って参拝することができること。

そして3つ目は、石段ルートの階段を上り切った境内入口の一ノ門周辺の見晴台(旧宝物館前)から初日の出を見ることができること。三が日の日の出予想時刻は朝6時54分頃なので、45分頃から海岸側を見ていると少しずつ空が明るくなる様子がわかると思います。1日を逃しても、2・3日も6時に開門予定なので貴重な体験をお見逃しなく。

家康公の愛馬へ参拝


午年の初詣でおすすめしたいのが、参道の総門を超えて左手にある神厩舎です。大御所時代の家康公の愛馬だった神馬が、創建当初から祀られています。

神厩舎の内部が馬小屋のつくりになっているところと、きらびやかな鞍や足踏みなど実物大だというところをぜひチェックしてみてください。

家康公の愛馬は、家康公のお墓である御廟の右後ろに埋葬されていて、札が立っています。

御廟に参拝した際は、そちらも見てみてくださいね。埋葬された位置から家康公といかに関係が深かったか、とても大切にされていたであろうことがわかります。

神馬となった現在は、縁結び、安産、子授け、無用息災などのご利益があるといわれています。そのご利益を授かるお守りは3種類あり、神厩舎の隣の授与所で受けられます。

絵馬もお忘れなく


2種類ある干支の絵馬(1000円)も1日より受けられます。一つの方に描かれているのは、初夢に見ると縁起がいいと言われる「一富士二鷹三茄子」。実はこれは家康公があげた駿河国(静岡)の名物だという説もあります。

干支絵馬は入口入って右手の縁起物の授与所で受けられます。

神馬が描かれた絵馬で家康公に自分の思いを誓い、神馬のパワーにあやかり、午年をスタートしてみてはいかがでしょうか。

久能山東照宮までの2ルート


久能山東照宮までのアクセスは日本平ロープウェイを利用するか、1159段の石段を上る2ルートのどちらかになります。

ロープウェイを利用する場合、1月1日は午前0時からチケットが発券されます。下車後の東照宮入口は混みあうので、拝観料と乗車券のセット券(1950円~)購入がおすすめです。

100台ほど停められる無料の専用駐車場があり、満車の場合も別の駐車場へ案内がありますが、日本平山頂へ車で上るルートは渋滞が発生しやすいです。三が日の場合、駐車から参拝までに2時間以上かかる可能性があるので、時間に余裕を持ってでかけましょう。

石段を上るルートの場合は、いちごの季節なので、久能海岸の名産いちごや静岡グルメも楽しんでください。

久能山下に東照宮専用の駐車場はないので、いちご狩りや食事処などの民間の駐車場を利用することになります。私は駐車場だけでも利用でき、店内利用で割引になる富久屋をよく利用します。新年は1日から営業していて、1日からはおでんが登場します。参拝後の一服にもオススメです!

<DATA>
■久能山東照宮
場所:静岡市駿河区根古屋390
電話:054-237-2438

静岡在住ライター大倉麻衣子が、おでかけ日和に行きたいグルメ、神社仏閣やアートスポットなどを中部エリア中心に紹介。地元ならではの“ツウ”な情報から旬の話題、季節のイベントまでたっぷりとお届けします。

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1