今年は「光彩-IRODORI」がテーマ

毎年ライトアップのテーマが変わり、今年のテーマは「光彩-IRODORI」。色とりどりの灯りが夜の久能山東照宮を照らします。
さらに今年は灯りに“動き”があるところが特徴です。鳥居や石垣、境内の木々にもきらめく灯りや波のような灯りなど動く灯りが仕掛けられ、いたるところに見どころが満載です。

境内の見どころ
境内には100個以上の灯りがともされ、その灯りは主に折り紙を基にしたシェードで包まれています。ぼんぼりのような灯りで、入口から順路を照らしてくれます。
日中は御社殿へ上がる階段は使用できませんが、夜間特別拝観では階段を上がることができるので、ぜひこの時しか見られない階段からの景色もお楽しみくださいね。



手がけたのはライトアップアーティスト「YuRuMaru」
今回ライトアップを手掛けたのは、ライトアップアーティストとして国内外で活躍する船木傑さんと角理恵さんの二人からなるユニット「YuRuMaru」。日本の世界文化遺産の神社やお城などのライトアップを手掛け、静岡県での開催は今回が初めてです。
折り紙に包まれた灯りや、星空やほたる、海、オーロラなどいたるところに自然をイメージした灯りが夜を彩っています。
夜間特別拝観でしか手に入らない限定御朱印も
夜間特別拝観実施日しか手に入らない限定御朱印が、クリアファイル付きで1,000円で、社務所で受けられます。今年の灯りがデザインされた御朱印を、参拝記念にお忘れなく。
チケットと拝観期間
夜間特別拝観は9月23日から12月7日までの、9・10月は土・日曜と祝日、11・12月は金・土・日曜と祝日に開催されます。チケットは1日800名限定で、「ロープウェイ往復」と「久能山東照宮拝観」のセット券を販売。お得な前売り券と当日券とあります。詳しくはホームページをご確認ください。夜の幻想的な世界に誘われて、秋の夜長を久能山東照宮夜間拝観で過ごしてみてはいかがでしょうか。静寂に包まれた久能山東照宮で、鈴虫の声を聞きながら、揺らぐ灯りと月を見て秋の夜長を味わう筆者でした。
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■国宝 久能山東照宮 夜間特別拝観 光彩-IRODORI-
場所:静岡県静岡市駿河区根古屋390
開催日:9月23日~12月7日(9・10月は土・日曜と祝日、11・12月は金・土・日曜と祝日)
時間:18:00~21:00(最終入場20:00)
問い合わせ:054-334-2026