
矢村健選手
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―久々の藤枝のピッチはどうだったか。
決められてほっとしています。温かく迎えてくれて、合流後、日が浅い中でもこうして出場させてくれました。チームメートも思う部分があったと思いますし、監督の思いもあり、いろんな思いがある中で点を取れたことは良かったです。
―前半は見せ場になるシーンが多くはなかった。
ゲームから離れていたのも多少はあると思っていましたが、前半でなかなか攻め込むことができず、来たボールに慎重になっていた部分もありました。その一本でこれじゃあダメだと感じられたので、後半は思い切って蹴ることができました。クロスバーに当たるなど、まだ合わない部分があったので、そこはなるべく早く戻していきたいです。
―浅倉選手が得点したときに、浅倉選手よりも早くガッツポーズをしていたように見えた。
GKの(北村海)チディ選手からの背後を狙うボールが相手のクリアミスを誘えて、浅倉選手がトリッキーにダイレクトで決めました。自分の中では一度もらって1対1のイメージがありましたが、あそこでダイレクトで打つ今年の浅倉選手の思い切りの良さ、調子の良さがすごく伝わりました。あそこで起点になってつぶれられたこともゴールにつながったと思います。逆転だったので率直でうれしかったです。浅倉選手は8得点になり、自分とは7点差なので少し悔しさはありますが(笑)。少しずつ詰めていきたいです。
―自身は浅倉選手のクロスからの得点だった。
浮き球だったのでダイレクトで上げてくるかなと思っていました。浅倉選手も無意識的に視野に入れていたと思うので、信じて入るだけでした。
―浅倉選手は15ゴールを決めたいと目標を語っている。
いってほしいです。自分も負けずに一つ一つ積み重ねて、勝つために必要なことをしていきたいです。もちろん得点も大事だと思いますが、藤枝のスタイルとして前からの守備やプレスバック、抜け出しの役割もやっていかなければいけない。そこをしないでゴールだけというのは自分の中では考えられないので、一つ一つのタスクをしっかりやっていきたいと思います。
―藤枝に来た思いを改めて。
新潟で出られなかった期間も常に見ていてくれて、声を掛けてくれたことにとても感謝しています。自分自身もここで終わりではないと思っていて、ここからさらにはい上がっていける選手にならなければいけないです。藤枝もこの順位で決して満足してはいけないし、プレーオフや自動昇格をどんどん目指していくようなチームにならなければいけないと思います。そういった一時代を築いていきたいと思っています。
浅倉廉選手
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―久々の勝利。試合を振り返って。
勝利がなかったので、ホームでこうしてしっかり勝てて良かったです。
―ゴールシーンを振り返って。
守備の時に相手GKの位置は見えていたので、ボールがこぼれてきた時にワンタッチでシュートを打てば入る感覚がありました。しっかり決められて良かったです。
―後半は良いリズムで攻められていた。
前半は相手もスライドやセカンドボールの部分で強度がありましたが、後半は落ちるというのは想像していた通りでした。試合を通して勝てるようにというところで、勝ちきれました。
―矢村選手へのアシストもあった。
抜け出した時に中に矢村選手が見えて、触れる場所に送り込めば決めてくれると思っていました。しっかりとアシストできて良かったです。おかえり弾のアシストができたので、とてもうれしかったです。
―今季はよく「ヤムケンポーズ」をしていた印象だが、今回は出なかった。
さすがに本人の前ではと思い、やめておきました(笑)。
―今後、ダブルヤムケンポーズが見られることを楽しみにしている。
やります!
―矢村選手は合流間もないが、コンビネーションはどうだったか。
去年は自分の実力がまだなかったので合わせられない部分もありましたが、今は視野も広がって、しっかり見られるようになってきているので、より連係の部分でうまく合わせていければもっと得点につながると思います。
―今回の試合での改善点は。
もっと決めきらないといけないですし、悪い時間帯では前線でうまくつないだりキープして前に押し込む時間をつくれれば、試合を通して良くなると思うので、そこを目指していきたいです。
―監督からは王様になれと。今のエースとしての自覚も見て取れる。
(得点シーンは)奪った時に矢村選手が走り出したのが見えましたが、自分が決めてやるという気持ちがあったのでワンタッチで打てたのだと思います。
―残りの試合への意気込みを。
これから強い相手との試合が続きますが、その相手に点を取っていくことで自分の価値も上がり、順位も上にいけると思うので、結果を出せるように頑張っていきたいです。