親子書道展に参加しませんか? 子どもの今を思い出に/静岡市清水区

シミズ毎日

親子書道展は親子3世代、4世代にもわたり長く親しまれています。会場では出品した思い出を懐かしそうに語る祖父母や親も多いといいます(武笠さん提供)

親子書道展は55年間続く歴史ある書道展。書を通じて親子の絆を深めてもらおうと旧清水市教育委員会が主催し、始めました。現在は静岡市書道協会が継承。子どもの作品1枚と親の作品1枚を一対の作品として親子が協力して出品するという珍しい書道展です。

毎年参加を楽しみにしている親子も多く、参加者の宮田さん親子に話を伺いました。

「自分のためにお母さんが練習している姿を見ると自分も頑張ろうと思える」。そう話すのは昨年の親子書道展で入賞した宮田優菜さん(中3)。妹の夏帆さん(小6)と弟の昌治さん(小3)も優菜さんの影響で書道を始めました。宮田さんきょうだいは「一緒にお母さんが書道展に参加してくれて嬉しい」と笑顔を見せます。

母親の葉子さんは「書には子どもの『今』が表れています。字の変化で子どもの成長を感じます」と目を細めます。同じ書道教室で硬筆(ペン)を学んでいた葉子さんは、親子書道展をきっかけに毛筆の稽古も開始。「集中して字を書く時間は心が休まります。墨の香りにも癒されますね」
同展では出品作品を全て展示。誇らしげに写真撮影をする親子、子供の成長を喜ぶ親や祖父母の姿など、会場は家族の笑顔で溢れます。親子書道展部長の武笠梢徑さんは「審査の対象は子どもの作品のみなので、大人の方は字の上手下手を考えず、気楽に参加してください。一緒に取り組む時間や書をきっかけに親子の会話を大切にしていただければ」と参加を呼び掛けています。

<DATA>
■親子書道展2024
会期:9月27日(金)~9月29日(日)
時間:9:30~16:30(最終日〜15:30)
会場:静岡市民文化会館
出品資格:静岡市在住または在学の幼児、小中高生(中学卒業後から18歳までの者を含む)と親(家族、親族も可)
出品料:無料
応募期間:8月30日(金)~9月2日(月)
問合先:静岡市書道協会 親子書道展部長・武笠 090-7863-1403
詳細はお問合せください。

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