書と遊ぼう 書で創り出す、アートの愉しみ/静岡市清水区

シミズ毎日

宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』や徳川家康の名言、仏教語など様々な言葉を書で表現しています
 

笑顔で楽しむことをモットーに活動しているグループ「書と遊ぼう」の展示会が9月2日から29日まで江尻生涯学習交流館で開催されます。

「今年のテーマは『光る君へ』。NHK大河ドラマよりヒントを得て、人生の1ページを色紙や短冊、ハガキなどを使用し心を込めて作品を仕上げました」と、展示会に向けて8名の生徒と準備を進めている講師の柳本花香さん。

言葉の魔法、書道で心を静める。

偉人が残した言葉や詩を毛筆や硬筆などで表現し、心に響く言葉を通して書で心を落ち着かせます。同じ文字でも書く人が変われば味が変わり、筆の使い方や強弱でその人の個性を楽しむことができる書道。また墨絵で花や景色を描く際は、墨を使う量や筆の角度など細かい技法を組み合わせてひとつの作品が仕上がります。

講師の柳本花香さん(下列中央)、生徒の原山さと子さん(下列右)
 

生徒の原山さと子さん(90歳)は「年齢を重ねると文字を忘れることがありますが、書道を始めたら文字がスラスラと書けるようになりました。88歳の誕生日には「感謝」の書を知人にプレゼントをしたら喜んでもらえたので嬉しかったです。生涯学び、一生現役で書を続けていきたいです」と、笑顔で話しました。墨で書くと失敗したら直せないイメージがありますが、怖がらずに始めること。柳本さんから点や線の使い方のアドバイスによって良い作品が仕上がります。

柳本さんは「『書と遊ぼう』では、字の上手さよりも書を楽しむことを重視しています。わらべうたや童謡を通して故郷を思い出すこともありますし、言葉に救われることもあります。来年2月には清水マリナートで展示会を予定しています。心を落ち着かせて一緒に書道を楽しんでみませんか」と、新会員生を心待ちにしています。

<DATA>
■「書と遊ぼう」展示会
日時:9月2日(月)~29日(日) 
会場:江尻生涯学習交流館1Fロビー
住所:静岡市清水区小芝町3-35
展示内容:毛筆、硬筆、かな、墨絵など 

会員募集
場所:江尻生涯学習交流館
日時:第二・第四火曜日13:30〜15:30
問合先:054-366-3770(柳本)
※詳細はお問い合わせください。

シミズ毎日は清水オリコミが発行する地域の身近な話題と暮らしに役立つ情報をお届けする情報紙です。

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