【ぽぷりか監督「数分間のエールを」】 輪郭線ほぼなし。光と影をリリカルに
ミュージックビデオ(MV)制作に没頭する高校生朝屋彼方が、ストリートライブで心打たれた女性シンガー・ソングライターのMVを完成させるまで。蒼く、熱く、時に自信を喪失しながらも前に出る速度はMAX。そんな青春の輝き、煌めきを巧みに物語化している。輪郭線がほとんどない画面は、ラトビアのアニメ映画「Away」(2019)を想起。光と影を緻密かつリリカルに描いていて感動。カーテン越しの夏の日差しが美しい。(は)
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