ボリューム満点!揚げ鶏のおろしポン酢定食
昭和21年創業の「クワヤ食堂」。78年続く地元に愛されている食堂です。
壁に貼ってある手書きのメニュー表に反応したチャンさん。チャンさん:よう間違えずに書いたなぁ〜!見やすくて味がありますね。
オーダーしたのは「揚げ鶏のおろしポン酢定食」の中サイズ。火の通りをよくするために大きく広げて揚げる鶏肉は、2度揚げしてカラッと仕上げます。そこに粗めに削った大根おろしをのせ、ポン酢をかけて完成です。
具だくさんの味噌汁、そしてご飯と小鉢がセットになった最強の定食です。
チャンさん:えっ、すごい迫力。これで中サイズですか!? お箸で持ってみると、ずしりと重い揚げ鶏のボリュームにびっくり。
チャンさん:うまっ。プリっと大きい鶏肉に、気持ちいい歯応えの衣。そこに粗めの大根おろしの汁がジュワっと出てきて最高ですね!店主の杉本さん:うちはサラリーマンのお客さんも多いのでね。下味もしっかりつけています。
前職をいかし、1人でも配膳できるシステムのお店に
杉本さんは祖父から続く三代目の店主。「クワヤ」という名前は、初代が修行先から独立する時にもらった屋号。最初はお酒や食料品を販売するお店だったそうです。お店を継ぐ前は、サラリーマンでシステムエンジニアの仕事をしていたという杉本さん。だからこそサラリーマンがお昼に何を食べたいのか、気持ちがよくわかるそうです。
システムを構築するのが得意だったということから、1人でも料理や配膳を効率よくできるようなお店作りを目指しています。セルフドリンクスタイルなのは、そういう理由なんですね。
チャンさん:だからなんだ!こんな置き手紙みたいな黒板があるんですね。杉本さん:宮沢賢治のように書いてみました。優しいお客さんばかりで助かっているんです。
卵黄に蒲焼きに寄せた甘めの生姜焼きをディップ!
定番の生姜焼きも、目玉焼きをのせるとスペシャルな定食に。
ニンニクや生姜が入った醤油ベースの自家製ダレで仕上げる豚肉の生姜焼き。とにかくご飯によく合います。チャンさん:これは…生姜焼きを卵黄にディップですね。甘辛いタレに卵黄がからんで、まろやかなコクが出ます。
三代目の杉本さんは、先々代がやっていたような大衆食堂に戻りたいという願いがあるとのこと。カウンターにおかずが並び、みんなが自分で取って食べるというスタイルがいつか実現するかもしれませんね。
<DATA>
■kuwaya食堂(クワヤ食堂)
住所:静岡市葵区西門町2-4
電話:054-253-5034
営業:11:00〜13:30、18:00〜21:00 ※夜は材料なくなり次第終了
休み:日曜・祝日





































































