【映画「水平線」舞台挨拶】被災地の声、可視化したかった

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区の静岡シネ・ギャラリーで3月23日に行われた映画「水平線」の小林且弥監督の舞台挨拶抄録。作品は同館ほかで22日から上映中。ピエール瀧さん(静岡市出身)、足立智充さん(磐田市出身)出演。

「2011年に石巻、気仙沼両市で震災復興をテーマにしたドラマを撮影し、以後も福島を中心に被災地へ通った。現地では多くの方が、被災地の外にいては分からない声を発している。震災から10数年が経過し、新しい価値観を持つ人との分断もある。それを個人的な視座で可視化したいという衝動があった。主演には「腹の据わり」が必要だった。共闘できる人といえば、2013年の「凶悪」から付き合いがある瀧さんしかいなかった」(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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