【石川淳一監督「変な家」】クライマックスに青谷鍾乳洞
想定以上にホラー味が強い。一戸建て物件の間取りへの違和感を発端に、古い山村の因習にまでたどり着く間宮祥太朗さん演じる「雨宮」の姿は、動画制作者というよりジャーナリスト、ドキュメンタリー作家の趣だ。彼が臆せず撮影する映像のざらっとした質感は、ドアの向こう、その次のドアの向こう…と見せていく展開の「恐怖の高まり」に大きく貢献している。浜松市天竜区の青谷鍾乳洞、小山町の豊門公園など、県内のロケ場面多数。(は)
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