
(写真左から)セッター小野寺瑛輝選手、リベロ武田大周選手、アウトサイドヒッター山田大貴選手
三島市を拠点に活動するバレーボールVリーグ男子1部の東レアローズに、内定選手が合流しました。新たに加わったのはアウトサイドヒッター山田大貴選手(函南町出身、清水桜が丘高出身、早大)とリベロ武田大周選手(明大)、セッター小野寺瑛輝選手(国際武道大)の3人です。
高校時代の接点とは
3人は高校時代に公式戦で顔を合わせているそうです。武田選手が松本国際高3年の夏、インターハイで優勝しました。その松本国際に決勝で敗れたのが小野寺選手のいた東北高です。そして、小野寺選手の東北高は、春高バレーで山田選手がエースだった清水桜が丘を破っています。
山田選手は「ボコボコにされて、試合内容をあまり覚えてないんです。自分が売りにしていたスパイクが全く決まらなくて。何もできなかった無力感に襲われました。あの試合が自分の分岐点。あれがあったから、上から打つだけじゃないスパイクを磨かないとと思いました」と振り返ります。
一方、小野寺選手と武田選手は「高校時代は自分たちの方が“上”だったのに、大学で一気に引っくり返りました」と大学4冠を獲得した山田選手との立場の逆転を悔しがります。
3人が口にしたレジェンドの名は…
3選手にとって「東レに加入したんだ」と実感させてくれるのが、チーム最年長39歳の米山裕太選手の存在です。3人にとっては幼い頃から活躍していたレジェンド。.jpg)
小野寺瑛輝選手
小野寺選手は「自分でレシーブを上げて自分で決めに行く、米山さんはスーパースターでした」と目を輝かせます。山田選手は「長くバレーを続けるにはどうしたらいいですか」と早速、助言を求めたようです。武田選手は「テレビで見ていた米山さん。しゃべっているのは現実なのかと思ってしまった」とのこと。
また、小野寺選手は東北高の先輩で2022年に現役を退いたミドルブロッカーの富松崇彰さんと一緒にプレーしたかったそうで、「引退を聞いた時はショックでした」と残念がっていました。
早大から3年連続の加入
早大から東レへの加入は山田選手で3年連続になります。ミドルブロッカー上條レイモンド選手、アウトサイドヒッター重藤トビアス赳選手と続き、2人とも山田選手にとっては「好きな先輩たち」で、中でも高校時代から合宿などで面識のあった重藤選手はバレーの先輩の中で一番の仲良しだそうです。趣味は?
3人とも、バレーボール以外に夢中になっている趣味は今はないそうです。小野寺選手は、峯村雄大主将らがオフにキャンプに出かけていることを知り「楽しそうですね。大人の休日を過ごしてみたいです」と興味を示していました。.jpg)
山田大貴選手
山田選手は「ラーメン好き」で、おいしいラーメン屋を巡りたいそうです。また、ラーメン以外の好物は「丹那牛乳のプリン」と地元(函南町)愛をアピールしていました。
武田選手は残り少ない学生生活を楽しむ時間を削って、いち早くチームに合流しただけに「バレーのことしか頭になくて…」と話していました。
これからの3選手の活躍に期待しましょう!
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武田大周選手