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静岡新聞教育文化部

【「2023年しずおか連詩の会」発表会】流れ流れる「せい」の連詩

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、11月12日に三島市民文化会館で開かれた「しずおか連詩の会」の発表会。野村喜和夫さん、田原さん、岡野大嗣さん、文月悠光さん、小野絵里華さんが3日間で創作した40編を朗読、解説。

連詩は「遊び」である。大岡信さん(三島市出身)が「櫂」の仲間と始めた時から現在まで、変わらない価値観。2023年の「しずおか連詩」はそれを強く感じさせる内容になった。通奏低音としての「世界の不確実性」「漠然とした不安」はあるにせよ、座の解放感、互いに刺激を受けあう様子が、40編の詩それぞれ、あるいは大きな流れとしての「連詩」に横溢している。生、性、聖、静、征、成、清、製…。あえて言うなら今年は「せい」の連詩だ。(は)

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