
親子で楽しめる船釣りツアー、西伊豆から出港!イサキやレンコダイでBBQも楽しめた!
西伊豆町から出港

体験会が行われたのは西伊豆町の安良里漁港。伊豆半島の西海岸にあり、周囲を山に囲まれた穏やかな入り江です。当日は沼津市から来た親子2組が取材に協力してくれました。まずは早朝港に集合してガイドから簡単な説明を受けた後、地元の釣り船「ふじなみ丸」に乗り込んで出港します。
狙うはイサキ!

港からわずか5分ほどで、最初のポイントに到着。狙うのは春から夏に旬を迎えるイサキです。針に餌となるエビの一種「オキアミ」を付け、竿から伸びる糸の途中に取り付けた「コマセカゴ」にも撒き餌を詰めて海中に沈めていきます。このツアーでは竿や電動リールなど道具一式をレンタルできるため、手ぶらでも参加できるそうです。この日の親子4人も海釣り初心者で、借りた竿で挑戦しました。
釣果に笑顔

しばらくすると竿が大きくしなり、イサキが次々と釣れました。一度に2匹かかることもあり、参加者から笑みがこぼれます。魚がいる水深は船長が魚群探知機を見ながら指示してくれるので、的確にポイントを捉えて釣りができるのも船釣りの長所。経験がなくても釣果が期待できます。
帰港

ポイントを移動しながら釣りを続けること約1時間半。イサキに加えレンコダイ(キダイ)も釣り上げることができました。西伊豆町沖は釣果が安定しているのが特徴で、アマダイなどの高級魚や思わぬ大物に出会えることもあるそう。
釣ったばかりの魚でBBQ!

安良里漁港に戻ったら、ツアーのオプションでBBQも楽しみました。港に隣接するグランピング施設「Seaside Base ARARI(シーサイドベースアラリ)に移動し、釣ったばかりの魚をさばいて刺し身や塩焼きに。食べきれない魚は「ツッテ西伊豆」という仕組みを使い、町内の直売所「はんばた市場」に持ち込めば地域通貨と交換できます。
一見難しそうな船釣りですが、実際にやってみると初心者でも十分楽しめることが分かりました。次に釣りへ行く際は、思い切って挑戦してみては。
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