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夏本番!安全にバーベキューを楽しもう

今回は、「安全で楽しいバーベキューのコツ」について、静岡県バーベキュー協会の鳥居克啓会長に、SBSアナウンサー牧野克彦がうかがいました。
※2023年6月27日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。
 

炭の選び方や性質を知ろう

牧野:バーベキューは楽しい半面、痛ましい事件も耳にします。バーベキューで起こりがちな事故について教えてください。

鳥居:火の付いていないところでの継ぎ足し行為による火傷などが多いです。

牧野:火を安全に扱うコツを教えてください。

鳥居:着火剤を使うと思いますが、まずは炭の選び方から学んでもらえば、スムーズにバーベキューを楽しんでもらえると思います。

牧野:炭にもいろいろな種類があるんですか。

鳥居:一般のホームセンターには木炭が多いと思いますが、オガ備長炭や固形の炭でできているものを使うと、火力も着火性も良くておすすめです。

牧野:まずは炭の性質を見極めることですね。

鳥居:あとは上昇気流を使うこともポイントです。固形やジェル状の着火剤を一番下にセットして、その上に炭を積み上げて櫓のように組み上げると、熱は自然と上昇していきます。

さらに最近は「チムニースターター」という便利な器具があります。円筒形の空気を循環させる炭の火おこしの器具で、ホームセンターでも3000〜4000円(税込)で販売されています。「チムニースターター」に炭を入れて、着火剤をその下にセットし火をつけるだけで、安全に火おこしができます。

熱中症と食中毒にも注意!

牧野:対策を教えてください。

鳥居:屋根付きのテントを持っていったり、木陰のある場所を選んだりする。また水分や塩分を補給できるものを用意してください。

牧野:生肉は、みんなで扱うからぞんざいになりがちですよね。

鳥居:クーラーボックスや保冷剤を用意してください。現場では日陰で管理し、扱うときはビニール手袋をしてください。アルコール消毒を用意することもポイントです。

牧野:それらを徹底することが大切なんですね。こういったことを静岡県バーベキュー協会さんが教えてくれる機会はありますか。

鳥居:日本バーベキュー協会が主催するバーベキュー検定を開催しています。「初級」「中級」「上級」とあり、バーベキューの文化や危険性、火おこしのノウハウなどが出題されます。さらに防災バーベキューのセミナーも定期的に開催しています。

牧野:バーベキューの知識が、防災面でも生きるのはいいですね。

バーベキューは婚活にも最適

鳥居:バーベキューはコミュニケーションが重要になってきます。2割が肉、8割がコミュニケーションというほど、大きな割合を占めています。他の人のちょっとした一面を垣間見ることができるのがバーベキューです。

牧野:ちなみにバーベキューの場で「この人は良い男性・女性」だと見抜くポイントはありますか。

鳥居:楽しい場なので楽しむことがいちばんですが、ちょっとした場でお皿を洗ってくれる、「なにか飲みますか」とドリンクの気遣いがあると、家庭的な人だなと感じることも多いそうです。

牧野:ちょっとした気遣いがでますよね。近々、セミナーがありましたら紹介してください。

鳥居:8月もしくは9月に防災の日に向けて、キッズ防災体験も企画しています。バーベキューは最適なコミュニケーションツールになります。安心安全な環境で楽しめるようにしてもらえればと思います。

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