
静岡県内のクラフトチョコレート専門店7選!チョコレート界の新潮流「Bean to Bar(ビーントゥバー)」って?
チョコレート界の新潮流「Bean to Bar(ビーントゥバー)」

最近耳にする機会が増えた「Bean to Bar(ビーントゥバー)」。ビーントゥバーのチョコレートって、どんなチョコを指すのかわかりますか? ビーントゥバーとは、カカオ豆の選別、皮剥きから、板チョコになるまでの全ての製造工程を一貫して自社工房で行うスタイルのこと。これまでは、すでにできあがっていた板チョコを溶かして味付けすることが主流でしたが、ニューヨークからはじまったビーントゥバーが世界各国でムーブメントとなって、個性に富んだチョコレート作りに心を注ぐ人たちが増えてきています。そして、その波及は静岡にも!
そこで、今回は静岡県内にあるビーントゥバーのクラフトチョコレート専門のおすすめ7店をご紹介します。お店ごとにこだわりがあるようなので、ぜひ一度、気になるお店のチョコレートを味わってみてください。
1. Conche(静岡市)

「コンチェ」は、ビーントゥバーを2015年より実践している、静岡でパイオニア的存在のお店。コンチェとは、チョコレートの製造過程で使われる撹拌機(かくはんき)。滑らかさや独特の風味を出す重要な役割を果たしています。店主・田中克典さんは、全てフェアトレードやオーガニックのカカオ豆を使って、きび砂糖を使った無添加でからだに優しいチョコレートを作っています。特に静岡産の素材を組み合わせた商品が多く人気があります。カカオ産地別のタブレットだけでなく、チョコを贅沢に使ったドリンクやアイスなどラインナップはさまざま。新しい発見や驚きに出会える場所です。
2. CACAO BRAVO!(静岡市)

2020年11月、静岡市葵区上足洗にオープン。乳化剤や香料は一切使わず、純度が高く雑味のない高カカオのチョコレートを提供しています。雑味がない!とさらりといいましたが、このお店の凄いところは、カカオ豆の皮を一粒一粒手でむいているんだそうです!! 機械ではありません。とても大変な作業です。そんな丁寧に作られた高カカオ豆のチョコレート、手にしたくなりますよね。一番人気は「定番ガーナ72%」。日本人にはなじみのあるカカオの味なので、食べると懐かしさを感じる人も多いはず。
3. quatre epice chocolate(静岡市/富士市)

以前からチョコレート製造を進めていた「キャトルエピス」が、2020年10月に静岡店、2021年10月には富士店をオープンし、本格的にビーントゥーバーのクラフトチョコレート製造に取り組んでいます。香りや味が異なるカカオ豆の特徴をキャトルエピスなりの解釈で作り、さらに地元の食材などをプラスした「カカオの産地×静岡」のコラボ商品も登場しています。タブレットはもちろん、ケーキにもふんだんに取り入れたラインナップで、カフェメニューとしても楽しむことができます。いずれもカフェに併設。
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4. 100% Jamaica Blue Mountain Coffee&Chocolate LENY(焼津市)

焼津・本町の住宅街の路地に、突如現れたのがこのお店「レニー」。焼津市役所アトレ庁舎近くに2021年9月にオープンしたブルーマウンテンコーヒーとクラフトチョコレートのお店です。「世界のカフェを見渡しても、100%ジャマイカ産のものだけを扱っているのは焼津のLENYだけ」とうたっている通り、カカオ豆もコーヒー豆もすべてジャマイカ産オンリー。カカオ豆の焙煎から手作りしているクラフトチョコレートは75%と95%の2種。バレンタイン用にはドライフルーツやブルーマウンテンのコーヒー豆が入った一口サイズも登場。そのほかキッシュ、ジャマイカンパティなどチョコ以外のラインナップも気になります。
5. Chocolatier Eau Rouge(長泉町)

ジュエリー店のような佇まいのショーケースに並ぶ美しいショコラは、ショップ奥のアトリエでショコラティエの足立晃一さんが丹誠込めて作っています。原産地にこだわったハイグレードなショコラの人気は、国内外から顧客が通ってくるほど。ショコラは生産量1%以下という希少品種のカカオ豆を使用し、それぞれ含有量別に販売しています。ショコラの品質を保つため、作るのは気温の低い時季のみ(夏季はお休み)。また、カカオへの強い探求心から、今では自ら国産カカオを栽培し、ショコラづくりに挑むプロジェクトも行っているというスケールの大きさ。国産カカオで作ったショコラの登場も夢ではなさそうです。
6. アトリエショコラ アントゥル(浜松市)

浜松・街中に2021年1月オープン。高級感が漂う店内で、最高級との呼び声高いクーベルチュールチョコレートを使い一つ一つ丁寧に手作りしています。看板商品は、サクサクとしたクッキーと濃厚な生チョコレートを挟んだ「ショコラサンド」3種。ガトーショコラやザッハトルテ、ショコラロールなどもあります。2021年6月にはカフェスペースをオープン。世間を騒がせている錦糸状モンブランを、アトリエショコラアントゥル風にアレンジして提供していたことも、スイーツファンの気になるお店として注目を浴びていました。
7. チョコレート工房 Normandie Chocolat(御殿場市)

御殿場高原時之栖の手づくり工房内にあるこちらもクラフトチョコレートのお店。熟練のショコラティエが作るチョコレートは、テンパリングという温度調整も専用室で行う本格派。合わせる素材とのバランスを見極め、ショコラの水分量と味の抽出方法など計算し尽された味は秀逸。人気商品は、食べるのが惜しいほどかわいらしい「Pop chocolat(ポップショコラ)」。ブーケのようにラッピングすれば、プレゼントにもピッタリ。イートインコーナーも備え、チョコレートの製造工程も見学できます。イルミネーションなどのイベントと併せて楽しめますね。
アットエス編集部
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