→「浜松で子どもと工場見学&醤油搾り体験!「明治屋醤油」で楽しく学ぼう!」
明治屋醤油では、醤油と同じ麹から作られる手作りの味噌も作っています。
ということで、今回は味噌作りにチャレンジです!

味噌の材料の確認からスタート
まずは、味噌の材料の確認からスタート!
材料は、大豆、米麹(お米に麹菌がついたもの)、塩の3つから作られます。

大豆を潰そう!
お好みで粒の形を残しても美味しく仕上がるそうなので、潰し加減は子ども達にお任せです!
大豆は子ども達の手でも潰しやすい柔らかさですが、力が足りなければ足でも踏んでもOK。
食べ物を踏むなんて、いつもなら怒られちゃいますがお味噌は特別!
袋が破れないように、優しく踏んでいきます。

次に、先ほど潰した大豆も一緒に合わせます。耳たぶくらいの柔らかさが美味しくできる目安なので、大豆のゆで汁を入れながら柔らかさを調節していきます。

「空気が残っているとカビの菌が入ってくるから、しっかりね!」
というアドバイス通り、隙間がないように、力いっぱいぎゅっぎゅっと丸めています。

「せっかく丸くしたのに、なんで潰すのー?!」
こんな質問が子ども達から飛んできますが、この作業は空気が入らないように美味しい味噌を作る大切なポイントだそうです。

仕上げに、更にカビを防ぐために塩を表面に広げていきます。その上からラップをしっかり敷いて蓋をして完成です!

「半年まで待てないよ~!」
そんな子ども達の声に答えてくれるかのように、明治屋醤油特製の美味しい味噌のお土産が付きます。

まるでカフェ!昭和の建物の中で歴史を学ぼう
また、よく見るとテーブルの台は、工場にあった樽と同じ蓋で作られていました。
「お味噌早く食べたいね~♪」
「きっと美味しいよね~♪」
そんな会話を楽しみながら、素敵な庭園を眺め、醤油屋さんならではのインテリアに囲まれ、まるでオシャレなカフェみたいです。

昭和初期に家庭で使われていた醤油しぼり器や、醤油や酒屋さんなどで当たり前に使われていた甚吉袋(じんきち袋:一升瓶が入る丈夫な袋)や前掛けなど、今では目にすることがないものも多く、見ているだけで面白いです。
また、長い歴史の中で、戦争や不況、天災など様々な時代を駆け抜けた明治屋醤油の歴史を学ぶこともできます。

子ども達が醤油に興味を持つきっかけに!
そんな想いで工場見学や体験を開催されている6代目の野末将平さんは、6歳と8歳の兄弟のパパ。子ども達目線でとっても優しく教えてくれて、家族揃って楽しむことができました。
「人見知りや恥ずかしがり屋さんの子ども達が、聞きたいことを聞けずに帰るのはもったいない!」
こんな風に、体験に参加する子ども達のことを一番に考え、1組からでも工場見学も体験も参加を受け入れています。

誰でも気軽に手に取り、食べ比べて醤油を楽しめるようにと、小さなサイズの商品が多く並んでいます。
自社で自然農法の小麦栽培から製造までこだわっているものや、昔からお付き合いのあるお魚屋さん、飲食店などのオリジナルの製造などもされていて、昔から地域に愛されていることが伝わってきます。
明治屋醤油は、普段当たり前のようにある醤油や味噌が一から作られる様子を、子ども達が楽しく学べることができるとても素敵な醤油屋さんです。参加することで、自分の醤油や味噌に愛着が湧き、一緒に食べられる野菜も増えるかもしれませんね!
醤油や味噌作りの体験を通して、和食には欠かせない調味料の魅力を子ども達に伝えていきたいですね!
