原にある名園、帯笑園(たいしょうえん)で薩摩琵琶の演奏会が開催されるようです。
薩摩琵琶とは、武士の物語を語りながら弾く、あの渋いやつ。講談のような語り口と、琵琶の音色で波や風を表現するんだって。いやー奥が深いですね。

演目は平重衡、船弁慶、木村重成の三本立て。平安時代とか室町時代、安土桃山時代などいろんなテーマで歴史好きにもたまらないラインナップとなっています。この三本、バランスがいい感じで平家物語からの武将(重衡)、幽霊も出てくるスペクタクル(船弁慶)戦国時代の忠義の若武者(木村重成)と、それぞれ違う角度で「武士の生と死」を描く作品。
ぬまつーでも何度か帯笑園のイベント情報などを紹介していますが、サクラソウとか朝顔とかお花関係の華やかな話題が多いですが、今回は秋の夜長に渋め感マシマシのイベントです。しかも夜は普段入れないから、この機会に覗けるのもポイント高め。
開催は10月4日の土曜日、19時から20時30分。定員は60人で入場料はワンコインの500円。会場はもちろん沼津が誇る文化財の帯笑園。申込は9月30日までに帯笑園保存会まではがきでどうぞ。
原の夜はわりと静かなのですが、夜の庭園に響く琵琶の音とか、なんか…めっちゃ風流ですね。スマホでTikTokやyoutubeを流すより渋くてライブ感のある夜をお楽しみください。