自民党本部、大村氏推薦へ 8日正式決定の見通し【静岡県知事選】
自民党本部は7日までに、静岡県知事選(9日告示、26日投開票)に無所属での立候補を表明している元副知事大村慎一氏(60)を推薦する方針を固めた。8日に正式決定する見通し。党関係者が明らかにした。立憲民主、国民民主両党は既に無所属の前浜松市長鈴木康友氏(66)の推薦を決めていることから、与野党対決の構図となる。 自民県連の城内実会長(衆院静岡7区)は「正式決定はまだだが、1次産業振興策などの政策面や、勝てる候補という点で判断してもらえたと思う。しっかりと戦いたい」と述べた。国会内で取材に答えた。 県連は4月23日に大村氏推薦を党本部に上申した。党本部は、党公認候補が出馬した衆院島根1区補選(4
⚾春季高校野球東海大会 加藤学園、中京大中京と初戦 静岡は県岐阜商
第71回春季高校野球東海大会の組み合わせが7日、決まった。春の静岡県大会で連覇を果たした加藤学園は中京大中京(愛知2位)と、準優勝の静岡は県岐阜商(岐阜1位)と初戦でぶつかる。大会は各県上位2校が出場し、18日から岐阜県の長良川球場、カヤバスタジアムで開催される。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 加藤学園は、機動力と小技を駆使して接戦をものにしてきた。県準々決勝、準決勝はともに要所でスクイズが決まり、決勝は本塁の併殺崩れの間に二走小室が一気に生還。そつのない攻撃を東海地区の強豪相手に継続したい。投手は小沢、山田の両右腕を軸にロースコアに持ち込みたい。 静岡は主戦谷脇が準決勝で
ウナギ稚魚、なぜ価格高騰? その背景は?
養殖に使う二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の価格が静岡県内で高騰。養殖業者からは「ここまで高いと続けられない」と悲痛の声が上がっています。今漁期採捕量は昨年を上回るにもかかわらず、なぜ価格が跳ね上がっているのでしょうか。背景や現状をまとめました。
浜中氏が出馬表明 静岡県知事選
コンサルティング会社社長の浜中都己氏(62)=東京都港区=は7日、静岡県庁で記者会見し、無所属で知事選に出馬すると表明した。 要望を議会に提起できる請願権の拡大を掲げ「静岡県を請願権の先進地域にしたい。県民の要望に応える県政を目指す」と述べた。 中京短大(現中京学院大短期大学部)卒。浜松市中央区出身。
村上氏が出馬表明 静岡県知事選
アパート経営の村上猛氏(73)=静岡市駿河区=は7日、静岡県庁で記者会見し、無所属で知事選に出馬すると表明した。 リニア中央新幹線について「事業として成り立っていない。国費を使ったことに強く反発している」と述べた。 駒沢大卒、元会社員。選挙活動は政見放送のみとしている。
沼津市のスマートシティー計画「クロステックヌマヅ」始動から3年 これまでの取り組みは?
沼津市と企業が進めるスマートシティー計画「クロステックヌマヅ」が2021年の始動から今年で3年になります。市がIHI、富士通Japan、明電舎の3社と連携して推進し、昨年には新たにリコーが加入。行政効率化などの側面で成果を残しつつあるものの、一方で市民への浸透不足などの課題も残っています。そんな「クロステックヌマヅ」の3年間の流れや、実際の取り組み事例を1ページにまとめてみました。
15年ぶり新リーダー誕生へ 静岡県知事選9日告示 6新人混戦の可能性
川勝平太知事の辞職に伴う静岡県知事選は9日、告示される。いずれも無所属で、元副知事の大村慎一氏(60)=自民党県連推薦=と、前浜松市長の鈴木康友氏(66)=立憲民主党、国民民主党、連合静岡推薦=、共産党県委員長の森大介氏(55)=共産党公認=らが立候補する見込み。このほか3氏が出馬予定で、最大6新人による選挙戦になる可能性がある。投票日は26日で即日開票され、15年ぶりに新知事が誕生する。 リニア中央新幹線工事への対応をはじめ、浜松市の新野球場整備、人口減少や経済振興など県政課題を争点に、活発な論戦が繰り広げられる。立候補予定者の支援基盤を背景にした与野党対決や県西部と中部の地域間対決との見
JR東海道線、沼津―静岡の上下線で運転見合わせ
JR東海によると、7日午後8時半ごろ、東海道線の橋桁に自動車が接触したため、沼津―静岡の上下線で運転を見合わせた。
手術せずに性別変更が認められた静岡の安池さん 経験を語り続ける思いとは
静岡家裁に4月18日付で、生殖機能の除去を求める「性別適合手術」をせずに戸籍上の性別を女性から男性に変更することが認められた、子ども家具メーカー社長の安池中也さん(54)=静岡市駿河区=。これまで、性同一性障害を公表し、静岡県内外の学校などで自身の経験を語ってきました。講演を通じて「誰ひとり取り残されない社会をつくるためにどうしていけばいいか、一緒に考えていきたい」と話す安池さんの届けたい思いを、過去の記事と一緒に振り返ります。
⚽静岡県高校総体男子サッカー、組み合わせ決定 11日開幕
静岡県高校総体の男子サッカーの組み合わせが7日、決まった。11日に開幕し、東中西各地区大会を勝ち上がった30校に、プレミアリーグ西地区の静岡学園とプリンスリーグ東海の5校を加えた計36校が全国切符を懸け、トーナメント戦を行う。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 連覇を狙う静岡学園はプレミアの試合日程の関係で準々決勝からの登場。県新人大会を制したが、今季リーグ戦はまだ未勝利で最下位に沈む。ただ、例年通りタレントは豊富で優勝候補本命の座は揺るがない。 対抗馬に挙がるのはシード校のプリンス勢。藤枝東と藤枝明誠はリーグ戦第5節を終えてともに4勝1分けで1、2位と好調。浜松開誠館も3勝2
茶況(5月7日)東部被覆茶に引き合い 静岡市中、県産一茶
静岡市中の県産一茶は、雨前に摘採された荷がまとまって取引された。富士は被覆茶が2000円台から1000円台で引き合いがあったが、その他は700円前後から600円台が中心。相場に応じて仕入れを新茶用から年間用に切り替えている問屋が多い。このため、二茶仕入れが限定的になるという観測も出始め、売り手に警戒感が広まっている。 ◇ 静岡茶市場は引き続き東部中心の取引で、下値は下げ止まりの様相を見せた。雨後の相場が注目される。天竜は2000円周辺で、出荷を終える工場もある。希少品種の入札会も開かれたが、引き合いは乏しかった。◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)▽成立 49,356キロ(県内
「分かりやすい説明を」「市民感覚あるリーダー期待」 静岡の未来へ大学生座談会【静岡県知事選】
15年ぶりに静岡県政のリーダーが交代する今回の知事選(9日告示、26日投開票)は若者の目にどう映っているのか。静岡新聞社・静岡放送はこのほど、若者投票率向上キャンペーン「決める、未来」の一環として、県東・中・西部の大学生を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館に招き、座談会を開いた。オンラインも含めた参加者5人は「県の役目や政策が見えにくい」とし、もっと分かりやすい説明が必要と指摘。市民感覚を持ち、一般の声に耳を傾ける知事の就任を期待した。 参加したのは静岡文化芸術大4年の植田勝也さん(21)=牧之原市=、県立大4年の白土優羽さん(21)=静岡市清水区=、日本大3年の赤松優さん(20)=函南町=、
静岡県市町対抗駅伝、11月30日号砲 実行委が大会要綱決定
第25回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の実行委員会が7日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれ、11月30日に同市内で行う大会の開催日程を含む要綱を正式決定した。 大会は前回と同じ県内35市町37チーム(市の部25、町の部12)が出場予定。行政区を再編した浜松市については、前回大会のチーム編成での参加を第27回大会まで認めるとした。コース、区間の変更はなく、県庁本館前をスタートし、草薙陸上競技場までの12区間42・195キロで争われる。 人口1万5千人未満の市町の1位に授与されていた「ふるさと賞」は、全チームを人口規模で6ゾーンに分け、各ゾーンの1
小長井富士市長 大村氏支持表明【静岡県知事選】
富士市の小長井義正市長は7日、知事選(9日告示、26日投開票)で立候補を表明している元副知事の大村慎一氏(60)を支持する意向を明らかにした。 小長井市長は同日、同じく立候補を予定する前浜松市長の鈴木康友氏(66)と面会し、直後に記者団の前で大村氏支持を明言した。理由について大村氏が総務省在籍時から地方行政に関して2人で意見交換を続けているといい、「以前から県全域を等しく気にかけてくれ、岳南地域(富士、富士宮両市)の振興に期待を持てる」と述べた。
デジタル茶況(5月7日)遅場所中心の顔ぶれに
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地の顔ぶれが中西部から東部や本山筋の山間部などの遅場所中心に切り替わりつつある。降雨の影響による取引小休止を見越した買いはあったが、「二茶を売っているような感覚になる相場」(市中あっせん業者)が続く。 一茶生産を終え、番茶を出荷する産地も出始めた。郡部茶商は「番茶が本茶の値段と同じか、場合によっては高いケースもある」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は7工場から11口1652キロが上場し、3600~1350円で取引された。高値は藤枝かおり。1000円台後半が中心。雨と値段の影響で買い手が多く、片付きは早かった。 島田、金谷、川根 JA金谷センターには、20
医師免許持たず注射疑い フィリピン人の女逮捕 浜松西署
医師免許がないのに成分不詳の液体を顧客に注射したとして、浜松西署と県警生活保安課は7日、医師法違反の疑いで、フィリピン国籍、浜松市中央区雄踏町宇布見、エステティシャンの女(44)を逮捕した。 逮捕容疑は2021年7月ごろから23年10月ごろまで、医師の資格を持たず複数人に、液体を注射した疑い。同署によると、美白効果をうたう液体を40代のフィリピン女性2人(ともに同区)の腕や手の甲に、容疑者の経営する自宅兼店舗もしくは客の自宅で注射した。1回につき1万円または1万5千円の料金を取っていたとみられる。2人はそれぞれ3、4回の注射を受け、腕が腫れるなどの症状が出たこともあったという。 容疑者は外国
母の日前にカーネーション出荷最盛期 静岡県内随一の産地 河津・東伊豆
静岡県随一のカーネーション生産地の河津町と東伊豆町で、母の日(12日)を前に出荷の盛期を迎えている。7日朝も約60種4万本がJAふじ伊豆河津桜支店(河津町)に持ち込まれ、関係者が作業に追われた。 同JAによると、両町で本県のカーネーション生産量のおよそ9割を占める。7日の同支店では、JA職員がピンク色や紫色、黄色など色とりどりの花々を25本ずつ束にして次々と箱詰めした。昨夏の暑さで生育が若干遅れたが、関東市場へ母の日前の2週間で例年と同程度の20万本を出荷する見込み。 近年はコロナ禍明けで、結婚式関連向けにベージュ色や緑色など淡い系統の色合いの引き合いが復活傾向にある。若者の間で家庭内での需
⚾中学女子野球チーム発足 掛川拠点「中遠ガールズ」 進学後も継続希望、受け皿に
女子中学生を対象にする軟式野球チーム「中遠ガールズ」が本年度、掛川市を拠点に発足した。スポーツ少年団に所属し、進学しても野球を継続したい選手の受け皿になっている。全国大会に向け汗を流しながら、女子野球の普及活動にも取り組む。 チームには中東遠地域の9人が所属し、週に2回、同市内のグラウンドで活動する。中学の野球部や他の部活と兼任する選手もいる。市の公認地域クラブで、2026年夏までに予定される部活動の地域移行の受け入れ先にもなる。 枝村皇也代表(41)によると、女子の野球経験者は進学を機に中学の野球部に入るか他競技に変更する場合が多い。体格差や雰囲気などから、男子の多い中学の野球部にはなじみ
東大「緑茶愛好会」と掛川・大塚製茶がタッグ 地元産新茶で商品開発、学園祭で販売へ
掛川市の大塚製茶は東京大の学生グループ、緑茶愛好会と協力し、新茶商品の開発に取り組んでいる。若者に茶の魅力を伝えることが目的。6日、愛好会のメンバー8人が同社を訪れ、テイスティングをしながら掛川市産のやぶきたをメインに使ったブレンドに決めた。 同愛好会が若者へ茶をPRするため、18、19日に行う学園祭で販売する商品の開発を企画し、同社に協力を依頼した。メンバーは6日、同市東山の茶園や荒茶工場などを見学した後、同社で茶の味や色を見ながら販売する配合を決めた。3種の茶をさまざまな割合で混ぜて試飲を重ね、香りや味がはっきり感じられる飲みやすい茶を追求した。パッケージには赤門や茶を飲む人のイラストを
浜松市中央区・豊西地区 明治~大正期活躍の俳人・松島十湖 功績、後世に 各地に刻むその証し【わたしの街から】
明治から大正期に、松尾芭蕉の流れをくむ俳人として活躍した松島十湖[じっこ](1849~1926年)。出身地の浜松市中央区の豊西地区は、十湖や門人の句碑が数多く現存し、俳句との縁が深い地域として知られる。十湖の名前にちなんだ地名が残り、その存在は住民の心に刻まれている。 「浜松は 出世城なり 初松魚(はつがつお)」 出世の街・浜松を象徴する句は、地元を誇る気持ちを表した十湖の代表作として名高い。この句が記されている句碑は浜松市内に二カ所現存し、一つが菩提(ぼだい)寺の源長院(豊町)にある。 十湖の遺徳をしのぼうとひ孫にあたる松島知次さん(79)ら有志が2009年、高さ約2メートルの句碑を建立し
ボランティア丹精のバラ見頃 湖西・新居文化公園で220株 40株から地道に増やし開花
湖西市新居町の新居文化公園内にあるバラ園で、約70種類、220株のバラが見頃を迎えた。活動開始から9年目を迎えた地元のボランティア団体「新居文化公園バラの会」が週1回の手入れを続け、年々株を増やしている。6月ごろまで赤や黄色、紫色など多彩な花を楽しむことができる。その後も品種ごとに12月ごろまで順に花を咲かせる見込みという。 同公園は1982年に旧新居町の町制90周年を記念し、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(17~95年)が手がけて整備された。バラ園には当初約400株が植えられたが、2010年の湖西市との合併後に管理が滞り、草が生い茂って約40本まで減少した。同会は16年の発足から地道に
⚽清水エスパルス6連勝 群馬に3ー0 J2第14節
J2リーグ第14節は6日、各地で10試合を行い、首位の清水が群馬に3-0で快勝し、6連勝で勝ち点を34に伸ばした。2位の長崎は大分と0-0で引き分け、勝ち点29。いわきは愛媛と0-0で引き分けた。①正田スタ▽観衆7085人 清水 11勝1分け2敗(34) 3(1―0 2―0)0 群馬 1勝3分け10敗(6) ▽得点者【清】西沢(1)ドウグラスタンキ(1)北川(7) 【評】清水が群馬に3―0で完勝した。 清水はディフェンスラインから丁寧につなぎ、相手ゴールに迫った。前半11分、DF高橋からの縦パスを収めたFWドウグラスタンキがMF西沢にパス。西沢が左足でミドルシュートを放ち、豪快に先制点を決
社説(5月7日)企業倒産3割増 雇用悪化対応の充実を
新型コロナウイルス感染拡大への対応で、政府が企業に対し続けてきた資金繰り支援への返済が本格化する中、中小零細を中心に倒産する企業の数が拡大している。この夏を境に事業継続を断念する企業が、さらに増加するとの懸念も指摘されている。 こうした動きに伴う雇用状況悪化への対応や、事業再生に向けた取り組み支援などが、行政をはじめ関係機関には求められる。 信用調査会社の東京商工リサーチによると、2023年度の企業倒産(負債額1千万円以上)の件数は全国で前年度比31・6%増の9053件と9年ぶりの水準となった。 静岡県内も同社静岡支店が、23年度は企業倒産が210件(6件増)と2年連続で前年度を上回ったとし
【時評】ドーピング対策 経済的側面でも罰則を(杉本龍勇/法政大教授)
パリ五輪まで3カ月を切り、徐々に五輪に向けた雰囲気作りが始まった。こういった際には、関心を高める雰囲気醸成とともにドーピングにまつわる問題も頻繁に噴出する。今回も東京五輪に関わる中国のドーピング問題が発覚し、議論となっている。 議論の背景の一つに、競技に対するフェアプレーの精神がある。今回のスキャンダルは、ドイツの放送局ARDと米紙ニューヨーク・タイムズによって明かされた。特にARDはロシアの国家による組織的なドーピング問題もスクープしている。ドイツは過去に、東ドイツにおける国家による組織的なドーピング問題を経験している。この歴史的背景により、ドーピング問題を大きな社会問題として捉えており、
大自在(5月7日)御飯の友
昨年、久しぶりに会った熊本の知人から、お土産を頂いた。「御飯の友」。諸説あるようだが、ふりかけのルーツと言われる熊本伝統の味。 いりこの粉末を主原料に昆布やのりなどの海藻、いりごま、卵。全体的に茶色なので地味だが、しょうゆの香ばしい匂いに食欲がそそられる。白米はもちろんのこと、納豆や冷ややっこにかけるのが筆者の好み。 近所のスーパーで販売されているのを見たことがない。それもそのはず、売り上げの8割は九州が占めるそうだ。頂いたきっかけは、本紙に掲載された静岡新聞など各地方紙の連携による「新聞12社連合企画」。「発祥自慢」をテーマに展開した昨年、熊本日日新聞が紹介していた。知人に知らせたところ、
コラム窓辺 Woman’sサポートの活動(曽根原容子/Woman’sサポート理事長)
先日、私が理事長を務めるNPO法人Woman’sサポートの総会がありました。いよいよ9年目のスタートです。 8年前、女性のなんとなく新しいことを始めたい…何かで起業したい…というような思いを形にして、夢の実現のお手伝いをしたいという思いで立ち上げました。8人でスタートした法人は、今では33人の仲間がいます。 当時は働く女性のフォローをしてくれる団体やセミナーなどがなかったのですが、この8年でだいぶセミナーなども増え、地域をあげて働く女性を応援するという空気を感じています。 私たちWoman’sサポートも過去7年間、沼津市より女性起業応援スク
テニス団体 磐田東・男子初優勝/女子・静岡市立2年ぶり【静岡県高校総体】
静岡県高校総体は6日、テニスなどを行い、男子団体で磐田東が日大三島を2-0で下し、初優勝を果たした。女子団体は静岡市立が浜松市立を2-1で破り、2年ぶり23度目の頂点に立った。1年生躍動 新たな歴史 磐田東 強豪日大三島を撃破 期待の新人が躍動し、磐田東が新たな歴史を刻んだ。ここ数年勝てていなかった日大三島から白星を挙げ、新堀監督は「壁を越えることができた」と喜ぶ選手を頼もしそうに見つめた。 同時に行う3試合で、まず勢いをもたらしたのはシングルスの加藤。16歳以下県ランク1位の1年生は、得意のサーブで相手を崩し、ラリーでは早い段階で攻め込んだ。ポイントを確実に重ね「やりたいテニスができた」
浜松市中央区で住宅火災 5人を救急搬送、命に別条ないもよう
6日午前1時55分ごろ、浜松市中央区大瀬町の男性の住宅から出火し、延べ床面積約140平方メートルの鉄骨2階建てを全焼した。浜松東署などによると、男性は5人暮らし。全員が煙を吸うなどして病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないもよう。住人の一人から「白い煙が出ている。4人が避難できていない」と119番があった。同署などが出火原因を調べている。
河津町で2棟全焼 焼け跡から1遺体
6日午前1時50分ごろ、河津町浜の男性(66)の住宅から出火し、木造平屋建てを全焼した。建物内から性別不明1人の遺体が見つかった。下田署が身元の確認を急いでいる。隣接する住宅にも延焼し1棟を全焼した。 同署によると、「火の手が上がっている」と近隣住民から110番があった。世帯構成は捜査中で、男性ら家族と連絡が取れておらず、遺体を家人の誰かとみて調べを進める。延焼した住宅は空き家とみられる。下田消防本部によると延焼した住宅は2階建て。 近くに住む女性会社員(56)は「パチパチと音がして火災に気付いた。焼けた2軒の間の雑草が燃えているのがまず目に入った」と振り返った。
⚽ジュビロ磐田、競り負け 東京Vに2-3 追加タイムに痛恨失点 J1第12節
明治安田J1リーグは6日、各地で第12節の10試合が行われ、磐田は東京Vに2―3で敗れた。首位の町田は京都に3-0で快勝した。2連勝で勝ち点を25に伸ばした。2位の神戸は新潟を3-2で下し、町田とは勝ち点2差。鹿島は柏を2-1、F東京は札幌を2-1で退け、ともに3連勝。G大阪はC大阪との大阪ダービーを1-0で制した。広島は名古屋に2-3で敗れ、今季初黒星。浦和は横浜Mを2-1で破った。湘南は鳥栖に勝った。 ①味スタ▽観衆18959人 東京V 3勝7分け2敗(16) 3(2―0 1―2)2 磐田 4勝2分け6敗(14) ▽得点者【V】染野(PK)(4)木村2(5)【磐】マテウスペイショット(4
⚽藤枝MYFC、今季初3連勝 栃木に1-0 西矢が決勝FK J2第14節
①カンセキ▽観衆5166人 藤枝 5勝2分け7敗(17) 1(0―0 1―0)0 栃木 3勝3分け8敗(12) ▽得点者【藤】西矢(1) 明治安田J2リーグは6日、各地で第14節10試合が行われ、敵地でしたたかに戦った藤枝が栃木に1―0で勝利。今季初の3連勝を飾り、須藤監督は「チームの成長を感じる」と納得の笑みを浮かべた。 前半からミドルブロックを敷き、好機をうかがった。従来の超攻撃的スタイルではなく、ボール支配率は五分で互いに攻め合う展開。相手のロングボールに苦しむ場面もあったが、耐え抜いた。 ただ、試合を通じて決定機の回数は上回り、圧力をかけ続けた。前半13分に速攻でボランチ平尾が持ち上が
「バイバイまた来るね」静岡県内Uターンラッシュ GW最終日、新幹線など混雑
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、静岡県内の交通機関は鉄道を中心にふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンで混雑した。東海道新幹線の自由席乗車率は午前から100%を超えた。夕方まで高い水準で推移し、新型コロナウイルス感染症が5類に移行する前の昨年のGWのピーク時に比べて最大で30ポイント前後上昇した。連休後半は快晴に恵まれたこともあり、人出の多さを実感したとの声が聞かれた。 JR静岡駅は、スーツケースや土産袋を手にした利用客や見送りの人たちで混雑した。東海道新幹線の改札付近は午後1時過ぎから人の波が途切れることなく続いた。JR東海静岡支社によると、上りの「ひかり」は午前10時台に10
茶況(5月6日)雨前の取引、商談足早 静岡市中県産一茶
静岡市中の県産一茶は、降雨前の取引となり、比較的足早にまとまった。一茶生産は西部地区で終える工場が増え、折り返しを過ぎた。一茶の仕入れを終え、休業する問屋も散見された。多くの産地で1000円を割り込む手合わせが広がり、あっせん業者の間では、今後の市況に関して「この辺りが底値」「雨後にまだまだ下がる」と見解が割れている。 静岡茶市場は、本山筋の共同工場が稼働のピークとなり、2000円台半ばから前半で取引された。中には2000円以下の値付けを避け、出荷した半量を持ち帰る工場もあり、相場維持の駆け引きが過熱している。岡部の品種物の被覆茶は前年並みの3000円台半ばで商談が成立し、堅調だった。◇静岡
静岡県内の公立文化施設に爆破予告メール
静岡市など静岡県内の複数の公立文化施設に対し、施設の爆破を予告するメールが届いたことが6日、施設関係者への取材で分かった。館内に不審物がないか確認したり、自治体や所轄署に届けたりした施設もある。 関係者によると、メールは同日までに少なくとも静岡市の市民文化会館、静岡音楽館AOI、マリナートなどに届いた。いずれも「貴殿の施設を5月7日13時34分に爆破します」などの文言や、実在する弁護士の氏名などが記されていた。全国の公立文化施設に一斉送信されたとみられる。 静岡市民文化会館(葵区)など一部施設は、職員らが館内や周辺を見回ったが、不審物は見当たらなかった。静岡中央署も対象周辺を巡回するなどして
大村氏 防災・危機管理を重視/鈴木氏 地域特性生かした産業政策を/森氏 リニア・原発ストップ訴え【静岡県知事選 立候補表明3氏対談】
知事選に立候補を表明しているいずれも新人の元副知事大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)、共産党県委員長の森大介氏(55)は6日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で自身の強みや最重点政策についても考えを語った。大村氏は総務官僚、鈴木氏は市長としての経験からいずれも「即戦力になる」とアピールし、森氏は「何者にも忖度(そんたく)しない」との立場を強調した。最も重視する政策では大村氏が防災・危機管理、鈴木氏が産業政策、森氏がリニア・原発ストップを掲げた。 自身の強みについて、大村氏は36年間の行政経験を挙げた。防災・危機管理や新型コロナウイルス対策に取り組み、「その道のプロだと自負して
静岡県知事選立候補表明3氏 県政課題で主張展開 リニア、新野球場整備…
静岡新聞社は6日、知事選(9日告示、26日投開票)に立候補を表明している元副知事大村慎一(60)=自民党県連推薦=、前浜松市長鈴木康友(66)=立憲民主党、国民民主党、連合静岡推薦=、共産党県委員長森大介(55)=共産党公認=の新人3氏を静岡市駿河区の静岡新聞放送会館に招き、リニア中央新幹線工事や浜松市の新野球場整備などの県政課題に対する考えを聞いた。各氏が従来より踏み込み、具体的な主張を展開した。 リニア問題では、鈴木氏は「一番の問題は、県と流域市町、JRが意思疎通できなかったこと」と指摘。工事で下流域に影響が起きた場合に備え「補償を含めた責任を明記することができれば、流域市町も納得できる
地元グルメ、ステージ満喫 都田「春まつり」 浜松市浜名区
浜松市浜名区都田町の須倍神社でこのほど、地元のグルメや地域団体のステージを楽しむ「都田春まつり」(一般社団法人MIYAKODA、奥浜名湖観光協会主催)が開かれた。 昨年に続き2回目。同法人の会員中心に約20事業者が出店し、多くの親子連れが食事や買い物、射的などの体験を楽しんだ。太鼓、よさこい、音楽の地元団体がパフォーマンスを披露したほか、会員事業者の商品が当たるビンゴ大会も人気を集めた。
25日に「飛竜まつり」 手筒花火や物産展 浜松市浜名区
浜松市浜名区中瀬の天竜川中瀬緑地で25日、「第34回遠州はまきた飛竜まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。同区の浜北商工会の会員らが協賛企業に告知ポスターを配り、PRしている。 手筒花火や飛竜太鼓、凧(たこ)揚げが楽しめる。多彩な特産品が並ぶ「水の道物産展」は、昨年よりも多い33団体が出店する。問い合わせは浜名区役所まちづくり推進課<電053(585)1116>へ。
みんなで走ろう 26日、裾野でフェスタ
東京マラソン財団と裾野市スポーツツーリズム推進協議会は26日、「富士山すそのみんなのランニングフェスタ」を開く。 市運動公園を発着点に個人2、4、10キロと家族連れのファミリーラン、チーム対抗の2時間リレーランを行う。申し込みは19日まで、裾野市公式サイトで受け付けている。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
⚽名古屋・長谷川監督 恩師をしのぶ 清水東高「三羽がらす」
名古屋の長谷川監督が、5日に亡くなった恩師の勝沢要さんをしのんだ。勝沢さんが監督として率いた清水東高では、堀池巧、大榎克己との「三羽がらす」と呼ばれ、1982年度の全国高校選手権を制した。 「今の自分があるのは指導してもらったおかげ。本当に感謝しきれないくらい感謝している。一緒に泣いて、怒ってくれて、選手に寄り添ってくれた監督。似ている部分は多々あると思う」と悼んだ。
昇降機にはさまれ男性社員死亡 川根本町の工場
6日午後5時45分ごろ、川根本町東藤川の緑茶粉砕加工の川根インダストリー川根工場で、同社社員の男性(61)=同町水川=が茶葉を運搬する昇降機に体をはさまれたと119番があった。その場で男性の死亡が確認された。島田署によると、工場は2階建て。2人で作業していたという。同署が労災事故とみて原因を調べている。
75歳男性が山岳遭難か 「登山に行く」メモ残し帰らず
6日午後2時半ごろ、静岡市葵区上足洗の社会保険労務士の男性(75)の息子から「父親が登山に行ったようだが帰ってこない」と静岡中央署に届け出があった。同署によると、男性は5日午前8時ごろ、登山に行く旨を書いたメモを自宅に残して出かけた。6日になっても戻らず、連絡がとれないという。同署は遭難した恐れがあるとみて県中部の山間部などを捜索したが、発見に至らなかった。7日早朝から捜索を再開する予定。
国画賞に浜松の葛西祐子さん
国画会の第98回国展で、版画部の葛西祐子さん(浜松市中央区)が最高賞の国画賞を受賞した。同部の永田寿治さん(同)が会員に推挙された。同展は13日まで東京・国立新美術館で開催され、21~26日に愛知県美術館で巡回展示する。 県内入選者は次の通り。 絵画部 萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市中央区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)篠田泰雄(静岡市葵区)▽工芸部 佐々木泰男(富士宮市)高安朱麿子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
「フォーチュン・クッキー」 母娘の体 入れ替わって【名画の歳時記⑭】
次の日曜日、12日は「母の日」ですね。今も一緒に暮らしている人も、そうでない人も、お母さんへの感謝を伝えたい日です。そこで今日ご紹介する作品は「フォーチュン・クッキー」(2003年、日本公開04年)です。 中年女性テス(ジェイミー・リー・カーティス)と10代の娘アナ(リンゼイ・ローハン)は世代の違いからか、なんだかうまくいかず、喧嘩[けんか]ばかりしています。一緒に出かけたチャイニーズ・レストランで、またしても大喧嘩。そのレストランで出されたフォーチュン・クッキー(アメリカのチャイニーズ・レストランでは、おみくじ入りのクッキーが食後に出されるのが一般的)の魔法で、二人の心と体が入れ替わってし
息ぴったりハーモニー 浜松少年少女合唱団が定演 浜松市中央区
浜松少年少女合唱団の第24回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中央区のアクトシティ浜松で開かれた。小学生から高校生までの団員34人がアカペラなどで息ぴったりのハーモニーを響かせた。 「翼をください」「大きな古時計」「アルプス一万尺」など、老若男女が楽しめる約25曲を披露した。日本語のほか、ラテン語と英語の合唱曲も歌い上げた。事前の公募で集まった子どもたちが舞台に上がって団員と「さんぽ」や「Believe」を披露するステージもあり、会場からは大きな拍手が上がった。 吉田真喜子理事長は「一生懸命に歌う姿を見て、幸せを感じてもらえたら」と話した。
自転車 こんな運転注意!! 池新田高で交通教室 御前崎市
御前崎市の池新田高でこのほど、自転車の交通安全教室が開かれた。スタントマンが自転車が絡む事故を再現し、全校生徒約300人が交通ルールを順守する大切さを学んだ。 県トラック協会が主催した。路上中央にはみ出した自転車が乗用車にはね飛ばされるケースや傘を差した自転車同士が衝突する事故の模様をスタントマンが実演した。 同校は本年度、菊川署と県交通安全協会菊川地区支部から、自転車の事故防止の先導役「サイクリストリーダー指定校」に指定された。交通安全委員長の3年増田葵心さんは「交通事故は一歩間違えれば死に至る。自分たちが交通安全の模範になりたい」と誓った。
歴史的建造物に往年の名曲響く 湖西でコンサート
湖西市鷲津商店街協同組合はこのほど、昭和の日に合わせた「グリーンコンサート」を同市鷲津の浜名湖れんが館で開いた。県西部で活動する「サイモン&ガーファンクル」のコピーデュオ「MASH(マッシュ)」が20曲を披露した。 同館は明治時代に製紙工場の乾繭倉庫として建設された。約20年前に歴史的建造物として保存するため補強工事が行われたことを機に、同組合がコンサートを開いている。約60人が来場し、「サウンド・オブ・サイレンス」や「明日に架ける橋」など、時代を超えて愛される名曲に耳を傾けた。
浜松・蜆塚遺跡パンフレット 30年ぶり刷新 「縄文」の最新研究紹介
浜松市博物館は、中央区の蜆塚遺跡を紹介するパンフレットを同区の市博物館などで配布している。縄文時代に関する近年の研究成果を盛り込み、同遺跡を解説する冊子を約30年ぶりに刷新した。 蜆塚遺跡は約4千年前から3千年前に当たる縄文時代後期から晩期の貝塚を伴う集落遺跡。1959年に国史跡指定を受けた。パンフレットでは食料供給源の佐鳴湖に近い立地環境、中央の空間を囲むような居住域と墓域がある環状集落などを説明。埋葬は性別による区別が行われ、陸上哺乳類や淡水魚を食べていた可能性が理化学的分析によって指摘されるようになったことなど最近の研究による分析も書き込まれている。鈴木一有館長は「現代とは異なる縄文人
思いやり運転啓発 マグネット製作 交通安全協会三島地区支部
交通安全協会三島地区支部はこのほど、思いやり運転を呼びかけるため、三島市の絵本作家宮西達也さんがデザインした交通安全マグネットステッカーを製作し、同市と函南町に計千枚を寄贈した。杉山孝雄支部長は「安全運転を心がけてもらい、事故を減らしたい」と話した。 愛くるしい赤ちゃんが車の中で眠る姿のデザイン。宮西さんは安全を連想させる緑色を背景に採用。過去に同市の授乳やおむつ替えができる飲食店を紹介するステッカーをデザインした際にも使用した赤ちゃんを描き「かわいいなと思い、運転している人が優しい気持ちになって安全運転してくれたらうれしい」と語った。 同市は出生届を提出した親などに配るという。
三島市 SDGs宣言制度で推進へ 商議所や信金と協定
三島市はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた活動を推進するため市SDGs宣言制度を導入した。三島商工会議所、三島信用金庫、三井住友海上火災保険の4者で包括連携協定を結んだ。 市内の個人事業主や法人からSDGsに関する取り組み内容の宣言を募集。市のホームページで宣言書を公開して「見える化」するほか、市独自のロゴマークを活用して対外的にPRすることもできる。協定締結により、商議所は制度の周知を担う。宣言企業は、同金庫の優遇金利による融資や同社によるSDGs関連の研修などを受けられる。 豊岡武士市長は「皆さんのノウハウを有効活用することで地域の活性化につなげたい」とあいさつした。
認知症あるある 楽しく学ぶ 伊豆市ですごろく作製
伊豆市はこのほど、認知症について楽しみながら正しい知識を学べる「認知症あるあるすごろく」を作製した。 介護施設などに勤める市認知症キャラバンメイトらの経験や意見などを取り入れた。B3判フルカラーで両面印刷し、「症状版」と「支援者版」を片面ずつ掲載した。各版スタートからゴールまで25マスで、共感できるようなエピソードを用意した。途中必ず止まって指示された行動を行うルールの「アクションコマ」も設けた。 同市の修善寺生きいきプラザ内の市健康長寿課窓口や地域包括支援センターなどで無料配布している。問い合わせは市健康長寿課<電0558(72)9860>へ。
「文芸かわづ」23号発刊 町立文化の家図書館で無料配布 河津町
河津町教委は、町民や町内出身者の作品を集めた文芸誌「文芸かわづ」の第23号を発刊した。町立文化の家図書館で無料配布している。 A5判140ページで400部発行した。随筆や短歌、俳句など多彩な126点を掲載。町内が舞台の川端康成の「伊豆の踊子」読書感想文コンクールの高校生部門で、最優秀賞を得た伊豆総合高の三瓶賢太郎さんの作品も掲載した。 昨春の統合を受けて、小学校に関する文章を募集し、町民らが追憶の思いを寄せた。町教委の小野英樹社会教育係長は「文化的な意義だけでなく、歴史的価値もある文章だ」と語った。 切手の負担で郵送配布にも対応する。問い合わせは町教委<電0558(34)1117>へ。
広葉樹 富士山麓で大きく育て 児童ら苗木植樹 富士市
富士市大淵の富士山麓でこのほど、市の「富士山麓ブナ林創造事業」が行われ、地元企業やボーイスカウトなどの約400人が広葉樹の植樹活動に汗を流した。 富士山こどもの国から北西約2キロにあるヒノキの伐採跡地約1万平方メートルに、ブナやケヤキなど富士山麓に自生する7種を2000本植えた。 参加者は山の斜面にスコップで穴を掘り、次々に苗木を植えていった。真っすぐに育つように添え木をして、根に優しく土をかぶせた。富士一小5年の渡辺真子さん(10)は「高さ20メートルくらいまで育ってほしい」と願った。 事業はことしで31回目。これまで約21万平方メートルに4万本ほど植え、初回の木は高さ15メートルに成長し
学童野球 高校生が運営 富士高で親善試合、練習指導も
富士市の富士高で4日、学童野球3チームの親善試合が行われた。同校の野球部員32人が試合の運営や練習指導を担い、継続的な開催で児童の技術や意欲の向上につなげてもらう。 今泉少年野球スポーツ少年団と大淵少年野球スポーツ団、三島南シャークスの児童44人が参加した。親善試合では高校生が審判やボールボーイを務めた。 試合前には高校生の打撃や守備練習を見学し、目指すプレーや動きを体感した。併せて実施した野球教室では高校生が考案したメニューに取り組み、守備位置ごとに練習方法などを質問した。大淵少年野球スポーツ団の大勝煌空主将は「たくさんの選手からアドバイスを聞くことができた。プレーをお手本にして練習したい
下田・伊豆半島沖地震50年企画展 震災の教訓、パネルで紹介
静岡県賀茂地域局は9日に発生から50年を迎える伊豆半島沖地震の企画展を県下田総合庁舎(下田市)で開いている。30人が亡くなるなど特に南伊豆町に甚大な被害をもたらした災害の教訓を伝える狙いで、写真などをパネル9点にまとめた。17日まで。 同町の中木地区では城畑山が崩壊し、27人が土砂にのみ込まれた。土砂に埋もれた住宅や倒れた墓石、救助活動の様子などを記録した写真が並び、同地区の被害の凄惨(せいさん)さが伝わってくる。 地震では、町沿岸部に伸びる石廊崎断層がずれ動いた。展示では断層の動きも解説し、発生後約50日の間に水平方向に10ミリ、垂直方向に4ミリ動いたと紹介。その後移動速度は減少し、発生後
加藤さん(日大三島)個人戦V 県高校将棋 東部地区大会
第55回県高校将棋選手権(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送など主催)の東部地区大会は6日、三島市の日大三島高で男子個人戦を行った。日大三島1年の加藤駿さんが優勝した。 10校から56人が出場し、トーナメント戦で争った。上位10人が県大会出場権を獲得した。 県大会出場者は次の通り。 ②野田賢伸(日大三島1)③片岡賢佑(沼津東2)④河野賢司(富士3)⑤勝又諒介(日大三島3)⑥室伏奏翔(日大三島2)⑦杉本睦空(富士見3)⑧小野穣一朗(富士1)⑨坂野誠弥(富士3)⑩安藤舜聖(星陵1)
全国コンクール一枚写真の部 清水町の広報誌、初入選 柿田川の自然と児童撮影
清水町が発行する「広報しみず」の昨年6月号の表紙写真がこのほど、全国の自治体や団体の広報作品を審査する2024年全国広報コンクール「広報写真一枚写真の部」で入選した。同町の入選は初という。 表紙写真は柿田川のほとりに設置されている自然観察園「清水小教材園」で、小学生が川に足を付けて楽しむ様子を写した初夏らしい一枚。同町職員の石渡千尋さんが昨年5月、子どもたちの笑顔と迫力ある水しぶきを捉えた。新型コロナウイルスの5類移行直後の広報誌で、「コロナ禍の先にある町の未来を意識した。自然に触れる子どもたちの元気さを伝え、見た人が楽しい気持ちになってほしいと思った」という。 同コンクール一枚写真の部には
ハローワーク沼津管内 3月有効求人1・33倍
ハローワーク沼津がこのほど発表した3月の有効求人倍率(実数値)は1・33倍で、前年同月を0・05ポイント下回った。管内6市町(沼津、御殿場、裾野、長泉、清水、小山)の有効求人倍率が1倍を超えたのは33カ月連続。4カ月連続で1・3倍を上回った。 月間の有効求人数は前年同月比3・0%減の7845人、有効求職者数は0・3%増の5877人だった。 新規求人倍率は1・98倍で、前年同月を0・09ポイント上回った。新規求人数を産業別に見ると、前年同月より増加したのは生活関連サービス・娯楽業約2倍、サービス業30・7%、医療・福祉7・7%など。減少したのは製造業26・7%、建設業22・9%だった。
「天使の歌声」熱海に ウィーン少年合唱団 26日公演
ウィーン少年合唱団熱海公演(実行委主催)が26日午後2時から、熱海市の救世会館で開かれる。オーストリア・ウィーンの音楽大使として世界中で活動する団員が「天使の歌声」と称賛される美声を響かせる。 熱海公演は2019年に始まり、今年で3回目。今回は「シューベルト組」が全国公演の一環で熱海入りする。「ウィーン少年合唱団と巡る四季」と題して、ドビュッシーの「春のあいさつ」や米津玄師の「パプリカ」、フランスのクリスマスキャロル「新しいノエル」などを披露する。 チケットは全席指定で前売り6000円、当日6500円。熱海公演のホームページから購入できる。問い合わせは事務局<電0557(52)4600>へ。
小山町ロケ支援166件 誓いの丘、足柄城址など舞台 2023年度
小山町はこのほど、NPO法人「小山町フィルムコミッション」と協働した2023年度の映像作品のロケ支援実績を発表した。町内での撮影を中心に166件のロケ実施を支援した。 スタジオタウン小山推進事業として、23年度は映画「劇場版マーダー★ミステリー」、「劇場版ゴールデンカムイ」、ドラマ「風間公親-教場0」など、映画やドラマ、テレビCMをはじめとした多彩なロケを支援した。映像製作スタジオ「小山フィルムファクトリー」、豊門公園、誓いの丘、足柄城址(じょうし)、町内の古民家などが舞台となった。 込山正秀町長は「首都圏から60分の立地や豊かな自然、町に残る懐かしい風景などの地域資源を生かし、映像制作のメ
中根庭園と新居宿巡るツアー 19日開催 湖西市【浜名湖花博2024】
一般社団法人湖西・新居観光協会は19日、浜名湖花博2024の関連事業として、世界的造園家の中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が湖西市新居町で手がけた庭園と旧東海道新居宿のまちを巡るツアーを開催する。参加者を募集している。 午前10時に同市新居町の観光施設「海湖館」を船で出発し、水路を通り洲崎橋で上陸したのち、新居関所や寺道、宿場町の小路(しょうな)などを巡る約3キロのコース。小松楼まちづくり交流館で昼食を取り、新居文化公園、新居図書館の日本庭園などを巡った後、再び船で海湖館に戻り、午後2時ごろに解散する予定。「湖西市・新居中根庭園を研究する会」のメンバーがガイドを務め、新居宿の歴史や
伊豆産ユズで調味料開発 耕作放棄地で栽培、住民有志
伊豆市湯ケ島の住民有志によるまちづくり会社「さとやまつくる」は、地元の耕作放棄地で栽培したユズを原料にした「伊豆のゆずこしょう」を発売した。 フレッシュな香りと食感を残すため、粗みじんに刻んだ青ユズの皮を使用。土肥産の天然塩と国産の青唐辛子も混ぜた。肉、おにぎり、バニラアイスなどとの相性が良いという。 同社は耕作放棄地の有効活用を図ろうと10年ほど前に湯ケ島地区地域づくり協議会が植えたユズを引き継いで管理していて、今期は約140キロを収穫した。 市の地域おこし協力隊員としても活動する佐藤亜弥社長(42)は「耕作放棄地対策をはじめ、地域経済を循環させるきっかけになれば」と期待を込める。 市内の
地図を片手に藤枝疾走 オリエンテーリング大会
藤枝市サッカー協会グループと県オリエンテーリング協会は6日、「藤枝総合運動公園オリエンテーリング大会兼県民オリエンテーリング大会」を藤枝市の同公園内で開いた。県内の親子連れら約70人が参加し、自然の中での競技を楽しんだ。 参加者は制限時間内に地図とコンパスを使って園内に設置された30カ所のポイントを探し出し、点数の合計を競った。スタートの合図と同時に勢いよく飛び出すと、新しく改修されたサッカー場のバックスタンドや野球場、陸上競技場などの目的地に向かい、起伏のある道を走ったり早歩きしたりして熱中した。 各部門の優勝者は次の通り。 【個人】男子 堂垂悠人(静岡市葵区)▽女子 竹本佳世子(藤枝市)
サイバー対処で連携協定 あいおいニッセイと静岡県警
静岡県警とあいおいニッセイ同和損害保険静岡・浜松両支店はこのほど、サイバー犯罪の未然防止や被害拡大防止を目的とした連携協定を結んだ。締結式を静岡市葵区で行い、県内の中小企業向けセキュリティーセミナーの共催をはじめ、サイバー攻撃に関する最新情勢の積極発信、被害の迅速な通報の徹底などで相互に緊密な連携を取ることを誓った。 あいおいニッセイは警察庁との昨年11月の協定締結を機に、各道府県警と同様の連携を加速させている。 6月13日午後3~5時に同社静岡支店で無料セミナーを共催するほか、同社の各種対策ツールなどを生かし、各企業、契約社の事前・事後対策を促していく。 同社の遠藤栄一静岡支店長は「サイバ
交通事故の瞬間、再現 ルール順守実感 静岡市・長田南中
交通安全協会静岡南地区支部はこのほど、交通安全教室を静岡市駿河区の長田南中で開いた。スタントマンが自転車や車の危険な運転によって発生する交通事故を再現し、同校の生徒約600人が受講。事故の恐ろしさや交通ルール順守の大切さを学んだ。 教室では、自転車に乗ったスタントマンが右側通行やスマートフォンを使いながらの運転を実演し、乗用車とぶつかる“事故”の瞬間に生徒らが息をのんだ。トラックが交差点を曲がる際の内輪差や乗用車の運転席から見る死角の危険性も実演を通して伝えた。 3年の秋山果穂さん(14)は「事故の恐ろしさを改めて知り、人ごとではないと感じた。自転車や歩いている時の自
「私の目指す看護」生徒語る 島田の専門学校が発表会
島田市立看護専門学校はこのほど、学生が「私の目指す看護」をテーマに発表などを行う「看護を語る会」を実施した。 2年生41人が一人一人壇上で発表し「患者の不安に寄り添う」「広い視野で物事を捉える」「患者の個別性を大切にする」などの目標を掲げた。その後、全校生徒121人が班ごとに分かれ、それぞれ理想の看護師像について話し合った。 背中や手足をやさしく触ることで不安や痛みを軽減する「タクティールケア」と心身ともに満たされた状態を指す「ウェルビーイング」に関する講演も行われた。高齢者福祉をテーマに研究を続けるグスタフ・ストランデルさんと福岡タクティールジャパンの奥田典子代表が講師を務めた。
焼津巡り、徒歩で自転車で 「3時間マップ」刷新 名所や史跡4コース
焼津市観光協会は市内を自転車や徒歩で気軽に巡るモデルコースを載せた冊子「3時間マップ」を3年ぶりに刷新した。JR焼津駅を発着点に史跡巡り、海と山、小泉八雲ゆかりの地、港周辺の四つのコースを地図と写真で紹介している。 いずれも自転車で1時間以内、徒歩で1~3時間で回れるコース。自転車は駅周辺などで借りることができる。焼津温泉を楽しめる11施設も掲載した。 マップは1万部発行し、駅南口に事務所がある同協会や市役所、市内の観光ホテルなどに置く。協会のホームページからダウンロードも可能。問い合わせは同協会<電054(626)6266>へ。 (焼津支局・市川淳一朗)
回る宇宙の不思議 静岡る・く・る 子どもら熱心に質問
静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るは6日、国立天文台の水野範和教授(三島市出身)を招いたサイエンスカフェ「科学茶房」を同館で開いた。同日まで開催していた開館20周年企画展のテーマ「回る」にちなみ、天体が回転する宇宙の不思議について講演した。 水野教授は、地球の自転を利用し世界中の電波望遠鏡をつないで宇宙を観測する方法や、渦巻き銀河誕生の仕組みについて写真や動画を使って紹介。「銀河も惑星もぐるぐる回る。星の一生が私たち生命や地球の起源の鍵」と説明した。 小学生からシニア世代まで約90人が聴講した。講演後の質疑応答では次々に小さな手が挙がり、子どもたちは目を輝かせながら宇宙の神秘について学んだ。
下十枚山と地蔵峠歩こう 日本山岳会静岡支部 13日まで募集
日本山岳会静岡支部は19日、静岡・山梨県境の下十枚山と地蔵峠の周辺を歩くトレッキングセミナーを開く。13日まで参加者を募集している。 静岡市葵区有東木の葵高原駐車場に午前8時集合。地蔵峠入口から下十枚山(標高1732メートル)の先にある展望処まで、安倍川東岸のなだらかな尾根を山岳会員と一緒に往復する。コースは全長約8キロ。下十枚山頂周辺にはシロヤシオが群生し、例年5月下旬に見頃を迎える。 参加費は2千円。希望者は名前、住所など必要事項を明記し、同支部へメールで申し込む。問い合わせは中野雅章さん<電054(374)1033>へ。
現場改善の実例を発表 中小企業競争力向上へ 静岡市清水産業・情報プラザ
静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者・静岡商工会議所)はこのほど、市内中小企業の競争力向上を図るためにアドバイザーを派遣する現場改善支援事業成果発表会を開催した。 2023年度の参加企業の中で成果のあった日本ケミカル工業(清水区)は生産工程における工程管理のペーパーレス化を実施、工程の自動化をすることで生産効率向上も実現した。小沢塗料工業(駿河区)は塗装工程の前工程である乾燥作業などについて人手不足を解消するためにロボットを導入するなどした。 同事業は10年度から実施しこれまでに180件の支援を実施、本年度の参加企業の募集を行っている。 (清水支局・坂本昌信)
本山茶 おいしさに驚き 観光客ら「静岡の魅力再発見」 芹沢銈介美術館(駿河区)呈茶サービス
静岡市駿河区の市立芹沢銈介美術館は6日、来館者を新茶でもてなす「芹美で味わう静岡茶」を実施した。新茶の時季に合わせた5月開催は、2020~23年はコロナ禍で休止し、5年ぶりとなった。 強いうまみを持つ市内産の本山茶の茶葉を使用。坪庭を眺められる館内の特別室で日本茶インストラクターらが丁寧に1杯ずつ呈茶した。茶のブランドや産地、魅力について解説しながら来館者に振る舞った。 観光で訪れた埼玉県上尾市の町田海風さん(20)は「普段お茶はあまり飲まないが、予想以上に飲みやすくて驚いた。静岡の新たな魅力に気づけた」と満足した様子で話した。 (社会部・赤池泰輝)
デジタル茶況(5月6日)連休最終日 取引は円滑
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は後半戦を迎え、中西部では生産を終了する工場が連日増えている。 一茶仕入れを終える問屋も出始め、連休最終日の市中や茶市場は買い手の顔ぶれに広がりを欠いた。ただ、7日の雨予報を見越した買いと軟調な相場が相まって、取引は比較的スムーズに進んだ。あっせん業者は「あすもこの調子は続くだろうが、問題は雨後だ。底値がさらに崩壊しかねない」と警戒する。
河津町で2棟全焼、焼け跡から1遺体
6日午前1時50分ごろ、河津町浜の住宅から出火し、焼け跡から性別不明の1人の遺体が見つかった。この住宅が全焼し、隣接する1棟も全焼した。
ラグビー元日本代表の矢富勇、ピッチに別れ けがとの闘い乗り越え17年 リーグワン1部・最終節
5日にヤマハスタジアムで行われたラグビーリーグワン1部の最終節で、今季限りでの引退を表明していた静岡のSH矢富勇が先発出場し、現役生活最後のピッチを駆け抜けた。 2007年にヤマハ発動機入りし、同年のワールドカップフランス大会に出場。着実にキャリアを重ねた。だが11年に右膝、12年には左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂するなど計15回ほどの手術を受けた。度重なる苦境に「ラグビーをやめようかと思ったこともたくさんあった」。 その都度、長いリハビリを乗り越え周囲に勇気を与えた。14年度には早大時代の恩師でもあった清宮克幸監督らとともに日本選手権で初優勝を果たした。 栄光と挫折を味わった17年間。
リニア批判票狙う共産森氏 衆院選見据えた思惑も【静岡県知事選の構図㊦】
このままではリニア建設が推し進められてしまうのでは-。リニア中央新幹線整備にさまざまな問題を提起してきた川勝平太知事が県庁から突如去ることになり、共産党県委員会の関係者は危機感を強めた。だが、独自候補の擁立作業は難航し、4月に県委員長に就いたばかりの森大介氏(55)自らが出馬することで、何とかリニア推進の流れに「待った」をかける構えを整えた。 先に出馬表明した大村慎一(60)、鈴木康友(66)の両氏はリニア建設について、出馬会見などでそれぞれ「推進のため、対話で課題解決を図る」「事業を進め、生態系との両立を目指す」と推進の立場を鮮明にした。浜松市の新野球場整備、中部電力浜岡原発再稼働について
清水東高サッカー部監督で4度の全国V 勝沢要さん死去 85歳 「三羽がらす」ら輩出
清水東高サッカー部監督として、全国高校選手権と全国高校総体で同校を4回の日本一に導いた勝沢要(かつざわ・かなめ)氏が5日、老衰のため静岡市清水区の病院で死去した。85歳。通夜は8日午後6時から、葬儀は9日午前10時から、同区江尻台町1の1、あいネットホール江尻台で行う。喪主は妻保子(やすこ)さん。 勝沢氏は旧清水市(静岡市清水区)出身。1966年から21年間にわたって母校の清水東高を指揮し、72年に全国高校総体で初優勝。80、81年には総体を連覇し、82年度に全国高校選手権で初優勝を果たした。「三羽がらす」と呼ばれた長谷川健太氏(名古屋グランパス監督)、大榎克己氏(県サッカー協会副会長)、堀
伊東で女性殺害疑い 75歳男逮捕、内縁関係か 人気景勝地騒然
伊東署は5日、殺人の疑いで、いずれも自称の東京都足立区青井5丁目、無職の男(75)を逮捕した。 逮捕容疑は4日ごろ、伊東市富戸の雑木林で60代の女性を殺害した疑い。同署によると、5日午前4時45分ごろ、容疑者から「妻を殺した」との110番があり、駆けつけた警察官が現場で女性を発見。その後死亡が確認された。刺し傷などはないという。署は容疑者と女性は内縁関係にあったとみて、女性の身元の詳細を調べている。 現場は観光スポットとして知られる城ケ崎海岸の門脇埼灯台付近。人気景勝地 物々しく 現場付近の城ケ崎海岸 伊豆半島を代表する景勝地として知られる伊東市の城ケ崎海岸。大型連休さなかの5日午前、現地の
娘の顔殴り、けが負わす 静岡市職員逮捕 静岡中央署
静岡中央署は4日、傷害の疑いで静岡市葵区羽鳥7丁目、市上下水道局職員の男(46)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後9時ごろ、自宅で娘(20)の顔面を殴り、けがを負わせた疑い。同署によると、軽傷とみられる。職員の逮捕を受け、同市の大石貴生公営企業管理者は「誠に遺憾であり、大変重く受け止めている。詳細を確認し、厳正に対処する」とコメントした。
迫力の流鏑馬 勇壮な姿、観客魅了 富士宮・浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日まで、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を実施している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、勇壮な姿で観衆を沸かせた。 鮮やかな装束をまとった小笠原流の射手が馬にまたがった。多くの観客の前で楼門前の馬場を次々に駆け抜け、約140メートルの走路途中2カ所に置かれた54センチ四方の的を目がけて矢を放った。2射目はつがえることさえ難しいとされるが、射手は揺れる馬上で静に弓を引いた。馬場の両側に陣取った大勢の観客がカメラを構え、的が射抜かれるたびに歓声を上げて拍手を送った。 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、武運長久
電子図書館「予算不足」7割 静岡県内、価格割高で蔵書伸び悩み 紙とデジタル両立難しく 静岡新聞社アンケート
静岡県内で電子図書館を運用する10の市立図書館のうち7割が運営課題に「予算不足」を挙げていることが、5日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。流通や印刷のコストを考えると、紙より安価なイメージのあるデジタル媒体。しかし、図書館用の電子書籍の値段は紙の本の約2~3倍と割高で、各館の蔵書数は伸び悩む。県内の公立図書館が、紙とデジタルの両立にあえぐ実態が浮き彫りになった。 電子図書館の運営に関する問題点を複数回答可で聞いたところ「予算不足」が最も多く7館。次いで「資料数が少ない」6館、「1人当たりの業務量増加」と「利用方法の周知が困難」が各5館と続いた。 予算不足を理由に「資料数が少ない」と回答
「電子図書館」悩み多く 来館せずとも貸し出し可能、利点多い一方… 静岡県内、予算や契約上の制限など課題
静岡県内でデジタル書籍のサービスを運用している10の市立図書館のうち7割が、予算不足を課題と認識していることが5日までに判明した電子図書館。システム導入のために予算や人員を増やした施設はほとんどなく、現場からは「紙と電子の両方を充実させるのは難しい」との声が漏れる。県外では、維持管理の困難さから電子図書館を休止した館もある。 3月から電子図書館をスタートさせた静岡市立図書館。図書館流通センター(東京都)が提供するシステムを導入し、小説や実用書などの電子書籍1525点を購入した。購入費用501万円の半額を国の交付金でまかなった。電子書籍は契約上、2年間もしくは52回の貸し出しで使用できなくなる
静岡ブルーレヴズ 最終戦勝利で飾れず ラグビーリーグワン
ラグビーリーグワン1部の最終節が5日、ヤマハスタジアムなどで行われた。8位が確定している静岡は、2位でプレーオフ進出を決めているBL東京に20-59で敗れ、6勝2分け8敗で終えた。トヨタはBR東京を45-18で退け、相模原は46-36で花園を下した。 静岡は前半に3連続トライを許したが、26分にFB山口楓斗のトライ、35分にSOサム・グリーンのペナルティーゴールなどで追い上げ、9点差で折り返した。後半はグリーンのペナルティーゴール、途中出場したプロップ茂原隆由のトライなどで食らいついたが、その後は4連続トライを奪われ、突き放された。トライ量産され完敗 多くのけが人を抱える静岡は、プレーオフ
カセットこんろ爆発か、2人軽傷 静岡市駿河区の飲食店
5日午後5時15分ごろ、静岡市駿河区池田の飲食店「カフェ リフレッシュ」の女性従業員から「ガスボンベが爆発した」と119番があった。静岡南署によると、店内で調理中、厨房(ちゅうぼう)に置かれたカセットこんろ用ガスボンベが過熱して爆発し、付近にいた経営者の男性(62)と女性(60)の夫婦が腕にやけどなどの軽傷を負った。2人は救急搬送されたが、意識はあり命に別条はないという。爆風で店舗のガラス2枚が割れた。
小野伸二さん「楽しくプレーしよう」 三島で小中学生にサッカー教室 保護者も熱視線
昨季現役を引退したサッカー元日本代表の小野伸二さん(44)=沼津市出身=を招いたサッカー教室が5日、三島市の日大三島高で開かれた。同市周辺の小中学生約120人が参加し、サッカーの楽しさを味わった。 小野さんはパスやリフティングなどでお手本を披露。現役時代さながらの巧みな技術でボールを操り、子どもたちを魅了した。試合形式の練習では「楽しくやろう」などと声をかけプレーした。 小野さんは終始笑顔でプレーし、集まった保護者らからも注目を集めた。小野さんは「ニコニコしてやったらもっと楽しい。練習して楽しさを追求していけば、笑顔でプレーできるようになる」と助言した。 元サッカー選手でふじのくに観光公使の
洋風で楽しむタケノコ フライパン一つで仏郷土料理「バリグール」風【ワインと楽しむこの一皿】
タケノコが旬を迎えている。生のタケノコはゆでてあく抜きをする手間がかかるが、格別の味わい。そこまで手をかけられなくても、手軽に使える水煮もよく出回るので、積極的に食卓に取り入れてほしい。 和食のイメージが強い食材だが、洋風で食べるのもお薦め。炊き込みご飯や土佐煮など定番料理が一巡したら、ぜひ挑戦してみて。今回は水煮を使い、フライパン一つでできる南フランスの郷土料理「バリグール」風のレシピを考えた。 バリグールはニンニクを効かせた白ワインの煮込み。日本では手に入りにくいつぼみ野菜の「アーティチョーク」がよく使われる。アーティチョークはほくほくした食感が特徴だが、タケノコで作るとシャキッとした歯
糸切り、見せ場少なく 浜松まつり期間の3日間 強風吹かず「来年に期待」
浜松まつり開催期間の3日間を通して凧揚げ会場に強い風が吹く機会が少なく、「糸切り合戦」が活発化することなく閉幕を迎えた。会場に熱気を生む見せ場の一つだけに、関係者からは「心残りだ」との声も聞かれた。 最終日の5日も凧場は晴天に恵まれた一方、例年は合戦が盛んに行われる午後2時を過ぎても空高く舞う凧は増えなかった。祭りの組織委員会企画統制監理部によると、初日に数件あったが、その後はほとんど見られなかったという。 初日の合戦に参加した船越町の組長久島一行さん(44)は「糸を引かないと凧が落ちてしまい、合戦どころではなかった」と振り返る。それでも3日間の凧揚げには満足しているといい「難しい環境で揚げ
地元焼津に音楽フェス「生の音 聞く機会を」 とつかさん2年越し構想、開催へ奮闘
音楽ユニット「ティキタカテクニクス」として活動する焼津市出身のとつかうまれさん(27)が、焼津漁港周辺で9月8日に音楽フェスティバル「ミナトライズ」を企画し、準備を進めている。吉田町で行われてきたフェス「頂」が今年で幕を下ろすことが決まっている中、「音楽を生で聞く機会を地元に」と2年越しで構想し、奮闘中だ。 とつかさんは市内の小中学校を卒業。高校は中退したが、高卒認定を取得して首都圏の大学に進んだ。音楽には中学から本格的に興味を持ち、ギターに触れるようになったが、地元の友人は「楽器はよく分からない」「音楽は聴くがライブには遠くて行けない」といった反応ばかりだった。ところが大学進学後、周囲には
規格外トマトで「わんこのための健康おやつ」 環境にも優しく 焼津の企業×静岡の洋菓子店
温泉水を活用した事業に取り組む焼津市の企業「ピオニエス」と静岡市の洋菓子店「リュバン」が、犬用のベジタブルクッキー「わんこのための健康おやつ」を開発した。ピオニエスが藤枝市内で生産するトマトの規格外品を使用し、材料はアレルギーに配慮するなど、環境や健康に優しい商品に仕上げた。 両社は犬のおやつ作りへの関心が一致して連携した。トマトをピューレ状にして煮詰め、米粉に練り込んで焼き上げる形で完成させた。小麦粉、卵、牛乳は使っていない。トマトの他に、県産ホウレン草を入れた味も用意した。12日に静岡市清水区の清水マリンパークで開かれるイベント「&DOGGY MARCHE」で披露し、販売する。 (焼津支
大自在(5月6日)1万5000年に一人の天才
プロボクシングで世界タイトル13回連続防衛した具志堅用高さんは、所属ジムから「100年に一人の天才」として売り出された。その後、世界王者となった大橋秀行さんは、「150年に一人の天才」がキャッチフレーズだったという。 大橋さんが会長を務めるジムで腕を磨くのが、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手。大橋さんがかつて「1万5000年に一人の天才」とインタビューで答えていた井上選手がきょう、東京ドームでルイス・ネリ選手(メキシコ)との防衛戦に臨む。 26戦全勝。モンスターの異名をとる井上選手の強さを最も知っているのは、26の戦績に名前のないボクサーかもしれない。2階級で日本王者になっ
社説(5月6日)教員給与の増額案 現場の負担減が重要だ
教員の確保策を検討する中央教育審議会の特別部会は、公立学校教員の給与引き上げについて素案をまとめた。残業代の代わりとして支給している月額給与の4%相当の「教職調整額」を、10%以上に引き上げるのが柱で、残業代を支払う制度への転換は見送った。学級担任に手当を加算する必要性などにも言及し、特別部会は今月中にも議論をまとめる。 給与改善は重要だが、学校現場で今、最も必要なのは長時間労働の是正だ。長時間労働は心身の健康をむしばみ、教職人気低迷の一因にも挙がる。負担減という課題に正面から取り組み、処遇改善と働き方改革が一体となった施策を確実に進める必要がある。 教職調整額は1972年施行の教員給与特別
コラム窓辺/知識経験と発想力(能見公博/静岡大工学部教授=宇宙工学)
あまり勉強すると斬新な発想ができない、と誰かが言っていた。専門分野の知識を身に付けていくと、ついでに常識も身に付き、斬新な発想が妨げられるということだろうか。大学で研究していると、そこに気付かされることがある。 専門分野の常識を知らない学生は、自由な考えで発想する。基本的に実現不可能なことが多いが、そこからヒントを得ることも多い。特に宇宙は人類未踏領域、だが宇宙開発現場は保守的である。奇想天外な発想が新たな道を開くと感じることは多い。 装置が動かない! 若い時は頭の中で考えて解決していた。が、最近は書き出して整理しないと解決できない。一方、トラブル発生時の原因究明、怪しいところを見つけるのは
IT需要捉え誘致促進 静岡市東京事務所長 久野井篤さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進&発信】
昨年1年間、静岡市東京事務所次長を務め4月1日から現職。市の魅力発信や移住・定住促進に向け、6人の同僚と奮闘する。主に経済局、企画局(現総合政策局)を歩み、産業振興や全庁的な企画調整に携わってきた。49歳。 ―事務所の役割は。 「静岡市と首都圏をつなぐ拠点。国の政策に関する情報収集のほか、企業訪問や交流会の開催を通じて市の魅力をアピールしている。首都圏に1人でも多く静岡のファンを作り、人や企業、産業を呼び込みたい」 ―具体的な取り組みは。 「首都圏の企業の担当者にとにかく1度、静岡市に来てもらえるよう働きかけをしている。昨年、数社を案内できた。首都圏ではデジタル人材が不足していて、特にIT関
榛葉賀津也氏(国民、参院静岡選挙区)裏金問題 自民案追及へ【とうきょうウオッチ 永田町便り】
自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて取りまとめた政治資金規正法改正の独自案を、「緩い」と批判する。後半国会で最大の焦点となる同法改正の議論が始まり、党として追及していく構えだ。 「自民党案があったとしたら今回の事件は防ぐことができたのか、不正を行った議員は起訴されたのか、それに尽きる。自民党案は議員への罰則を設けたが、適用を限定しているし、連座制は明記していない。政策活動費や企業献金の見直しには触れていない。抜け道だらけで反省が見られず、国民の納得は到底得られない」
木版の新たな表現求め 牧野宗則さん(静岡)画業50年たどる展覧会 18日から、掛川市二の丸美術館
静岡市の木版画家牧野宗則さん(84)が今年、画業50年を迎えた。伝統的な浮世絵版画の技法を基に、作画から彫り、摺[す]りまで一貫して一人で行う。江戸時代から続く伝統を超え、木版による新たな絵画表現を求めてきた半世紀でもある。その軌跡をたどる展覧会が18日、掛川市二の丸美術館で始まる。 中学3年の時、松坂屋静岡店で開かれた浮世絵展で、京都からやってきた摺師[すりし]の実演に「すっかり魅せられ、1週間毎日通った」。高校の長期休暇のたびに京都へ。その職人の仕事場に寝泊まりし、絵師や彫師の熟練技も目の当たりにした。卒業するころには道具の扱い方や版木の見極め方までも習得。伝統版画の複雑さ、精緻さにのめ
御殿場西が圧倒、男女V 静岡県高校総体・空手団体組手
静岡県高校総体は5日、空手などを行い、御殿場西が団体組手でアベック優勝を飾った。女子は決勝で常葉大菊川を3―0で下し、12大会連続で頂点に立った。男子も決勝で同じく常葉大菊川を3―1で破り8大会連続優勝を決めた。 女子12連覇 個人の雪辱晴らす 女子団体組手で12連覇を達成した御殿場西は準決勝から登場し、誰一人落とすことなく圧倒した。前日の個人組手では誰も全国切符を手にすることができなかったが、ライバル校の傾向を分析し、圧勝につなげた。 流れを引き寄せたのは、先鋒(せんぽう)の1年生片岡だ。密着した時に下半身に弱点があるとの分析を生かし、上段蹴りなどでポイントを重ねた。常葉大菊川の同じ1年
⚽ジュビロ磐田 上位浮上へ「我慢強く戦う」 6日、東京V戦【J1見どころ】
J1磐田は6日に敵地で14位東京Vと対戦する。前節横浜Mと引き分け11位に踏みとどまった磐田は、順位の近い相手をたたき、上位浮上のきっかけをつくりたい。 昇格同期の東京Vとは昨季J2で2度対戦し、ともに引き分け。今季東京Vは引き分けが多いが8戦負けなしで粘り強い。横内監督は染野、木村の2トップを警戒した上で「膠着(こうちゃく)状態になっても我慢強く戦う」と強調する。 前節無得点に終わったFWジャーメインは「守備が堅くてハードワークする相手。前線のクオリティーが必要になる」と2試合ぶりのゴールを狙う。世代別日本代表のDF鈴木は5日朝チームに合流。試合に出場できる状態といい、指揮官の起用に注目が
⚽清水エスパルス 6日、群馬戦 総力戦で勝ち点3を【J2見どころ】
5連勝と好調を維持し、6日に群馬と敵地で対戦する。勝てば秋葉監督はJ2通算100勝目。相手は6戦勝ちなしで最下位に沈むが、昨季は勝てていない。中2日の総力戦をものにし、勝ち点3を持ち帰りたい。 昨季の対戦は1分け1敗でいずれも先制を許した。前節対戦した栃木のようにシステムやメンバーの変更など相手の動向を読めない部分もあるが、秋葉監督は「(連勝で)選手は乗っている。自分たちが試合をコントロールする」と主導権を握ることにこだわる。 過密日程で、ここまで出番が少ない選手の活躍も鍵を握る。群馬県出身のDF北爪は「競争を生んでチームを活性化させる」と準備を整える。
⚽藤枝MYFC 6日の栃木戦、今季初の3連勝狙う【J2見どころ】
2戦連続の逆転勝ちで14位に浮上し、6日敵地で18位栃木と対戦する。降格圏との勝ち点差は2。勢いのまま今季初の3連勝を果たし上位を目指したい。 中2日の連戦で、スタメンは入れ替えが濃厚。矢村、アンデルソンら好調な攻撃陣をどう使うか。選手交代も含め、須藤監督の采配が注目される。 相手は7戦勝ちなしで守備に隙がありそうだが、縦に速い攻撃とクロスに警戒が必要。大卒2年目の山原は前節、プロで初めてCBの真ん中でフル出場。「空中戦には自信がある。相手FWを抑え、自分の価値を上げたい」と意欲十分。同期のGK北村も「ここ2戦は仲間に助けてもらった。次は無失点に抑える」と決意を示す。
⚾加藤学園「攻走」で連覇 第71回春季高校野球県大会【結果まとめ】
第71回春季高校野球県大会は5日、草薙球場で決勝を行い、加藤学園が延長十回タイブレークの末、静岡にサヨナラ勝ちし、2年連続2度目の優勝を飾った。加藤学園は小室太陽の好走塁でサヨナラの本塁を陥れ、エース小沢亨彦が5安打1失点で完投した。3位決定戦は浜松開誠館が15安打で9得点し、東海大翔洋に快勝した。加藤学園と静岡が出場する東海大会は、7日に組み合わせ抽選会を行い、18、19、21日に岐阜県で開催される。 5日の結果▽決勝加藤学園 2―1 静岡(延長10回タイブレーク)▽3位決定戦浜松開誠館 9―2 東海大翔洋
⚾さえた野球勘 加藤学園サヨナラ決着 準Vの静岡、夏へ課題 春季高校野球県大会決勝
▽決勝静岡 1000000000―1加藤学園0000100001x―2(延長10回タイブレーク)▽三塁打 中野(静)▽試合時間 2時間8分 【評】加藤学園は小室の積極走塁で静岡の守備の隙を突き、サヨナラ勝ちした。 加藤学園は無死一、二塁で始まる延長十回タイブレークで、先発小沢が表の守備を無失点でしのいだ。裏の攻撃は小室の中前打で無死満塁とし、坂本の二ゴロで1死満塁、続く屋の遊ゴロが併殺崩れとなる間に二走小室が本塁を陥れた。 静岡は吉田、梅沢、増田、中野ら4投手の継投で競り合いに持ち込んだが、打線が援護できなかった。加藤学園主将、小室が抜け目のない攻撃 加藤学園の主将小室が足を生かした抜
⚾3位決定戦、浜松開誠館完勝 東海大翔洋に9-2 春季高校野球県大会決勝
第71回春季高校野球県大会は5日、草薙球場で3位決定戦を行い、投打がかみ合った浜松開誠館が東海大翔洋に完勝した。 ▽3位決定戦浜松開誠館002000052―9000100001―2東海大翔洋▽三塁打 竹内(浜)大菊(東)▽二塁打 天野、大迫、長部(浜)▽野選 入江(東)▽試合時間 2時間10分 【評】浜松開誠館は三回に大迫、天野の連続適時打で2点を先行し、八回は竹内の3点三塁打など6長短打を集めて5得点。九回も加藤の適時打、栗原の犠飛で2点を加えた。主戦松井は8回を8奪三振1失点と好投した。 東海大翔洋は2点を追う四回、岸川の初安打を起点に斉藤の適時打で1点差に迫ったが、後続が連続三振。八
「完全復活」浜松まつり、盛況の3日間閉幕 人出245万3000人 子ども凧揚げも熱気
凧(たこ)揚げ合戦や御殿屋台引き回しを繰り広げた浜松まつりは「こどもの日」の5日、子ども凧揚げなど小中学生らが主役になる多彩な催しを行った。新型コロナ禍に伴う飲酒禁止制限などが撤廃され、5年ぶりの「完全開催」となった祭りは、浜松を高揚感で包み込んで閉幕した。 「浜松まつりの完全復活を感じる3日間だった」。中央区馬込町の青山良和組長(56)は興奮した様子で振り返った。同町は今年、御殿屋台を新調して臨んでいて、「活気を取り戻した祭りの歴史を、新しい屋台とともにつないでいきたい」と意気込んだ。 子ども凧揚げに参加した半田山の加藤天誠君(11)=積志小6年=は凧揚会に所属する祖父母と父を目標に挙げ、
亡き父思い ラッパ隊けん引 和合町西和・初代凧揚会組長の娘、子ども会盛り上げ【浜松まつり3日目】
浜松まつり最終日の5日、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場や市中心部では「こどもの日」にちなんだ子ども凧揚げや、子どもラッパ隊による演奏会などのイベントを展開した。大人たちは子どもの健やかな成長を喜ぶとともに、祭りの伝統の継承を願った。 「オイショ、オイショ」。凧揚げ会場で行われた子ども凧揚げ。糸をたぐる町衆をもり立てる子どもラッパ隊の先頭に立ち、和合町西和子ども会会長の佐藤順子さん(41)はひときわ大きな声を上げた。佐藤さんの父小野隆司さんは、同町が祭りに初参加した36年前に初代凧揚会組長を務めた。11年前、64歳で世を去った父の思いを受け継ぎ、佐藤さんは子どもたちと町の凧を見上げた。 佐藤
子ども凧揚げ 元気いっぱい「将来は祭りの主役に」【浜松まつり3日目】
浜松まつり最終日の5日、各町の少年少女が凧揚げを体験する「子ども凧揚げ」では、次代の担い手となる子どもたちが元気いっぱいに凧を引っ張った。 凧揚げの楽しさを体験してもらおうと、「こどもの日」の恒例行事になっている。普段は大人の雄姿を見守る子どもたちが主役となり、法被姿で元気よく凧場を駆け回った。 微風の中、大人たちが糸を手に走り回ったり、たぐりよせたりして懸命に上空に舞い上がらせ、子どもに引き継いだ。園児や小学生らは遠くに浮かぶ凧を見つめながら、威勢の良いかけ声で懸命に糸を引いた。 黒須彩亜さん(13)=蜆塚中2年=は「コロナ前と同じくらいの人数に戻って盛り上がった。やっぱり皆で凧を揚げるの
4町合同おはやし 御殿屋台並べラッパ隊練り【浜松まつり3日目】
浜松市中心部の市ギャラリーモール・ソラモでは向宿町、中島町本町、領家町、野口町の4町が合同で、子どもたちによるおはやしの演奏とラッパ隊による練りを披露した。 4町の御殿屋台が会場に並んだ。屋台に乗ったり、周囲に並んだりした子どもは、横笛や太鼓などで落ち着いた音色を奏でた。向宿町の河合唯華さん(11)=佐藤小6年=は「3月から練習してきた。音を合わせた丁寧な演奏を聴いてもらえたら」と話した。 おはやし演奏の前後には、ラッパ隊が屋台の周囲などを練り歩き、勇壮な音を響かせた。詰めかけた観客は子どもたちの元気な振る舞いを眺め、にぎやかな祭りのムードを楽しんだ。
宮崎選手(浜松湖南高出)と中嶋選手 浜名湖ボートでデビューへ
今春、日本モーターボート選手会静岡支部に新たに加入した新人ボートレーサーの宮崎奏磨選手(20)=浜松市中央区出身=と中嶋世奈選手(17)=北海道帯広市出身=が5月中旬から、地元のボートレース浜名湖(湖西市新居町)でデビュー戦を迎える。2人は4月29日のイベントでファンの前に立ち、「最後まで諦めず走りきりたい」と抱負を語った。 宮崎選手は浜松雄踏中、浜松湖南高卒。高校時代に父や兄とボートレース浜名湖を訪れてボートレーサーという職業を意識し、進路に選んだ。高校卒業後、アルバイトをしながら体づくりに励み、3回目の試験挑戦で養成所に合格した。中嶋選手はレース好きの父親に勧められ養成所に入り、「自分で
三河がCS進出、8チーム出そろう 三遠敗れる バスケットボール・Bリーグ1部
バスケットボールのBリーグ1部(B1)は5日、愛知県の豊田市総合体育館などで11試合が行われ、中地区で三河が三遠を79-72で破って36勝目(24敗)を挙げ、地区2位でプレーオフのチャンピオンシップ(CS)進出を決めた。CSに出場する8チームが出そろった。 西地区では首位の琉球が広島を89-80で退けて41勝19敗でレギュラーシーズンを終え、2位の名古屋Dは佐賀に81-77で競り勝って40勝19敗とした。6日に名古屋Dが佐賀に勝てば地区優勝が決まり、敗れれば琉球の優勝となる。中地区の横浜BCは川崎を87-79で破り、24勝36敗の地区6位で今季を終えた。 ▽1部三河 36勝24敗 79(22
こいのぼりの下 静岡・由比入山でふれあい祭り 家族連れにぎわう
静岡市清水区の由比入山自治会は5日、同区の入山親水公園でふれあい祭りを開いた。約100匹のこいのぼりがゆったりと泳ぐ下、多くの家族連れが祭りを楽しんだ。 草餅や焼きそばを売る出店が並んだほか、餅つきや子ども向けの射的、抽せん会を行うなど、5年ぶりにコロナ禍前の内容に戻して開催した。同自治会の加藤家秀会長は「由比入山のいいところを見て楽しんで帰ってほしい」と話した。 近年はこいのぼりの劣化や損傷が激しく、このままでは事業の継続が難しくなるとして、同自治会は大小を問わず寄付を呼びかけている。連絡は加藤会長〈電090(5110)4792〉へ。
祭典組織「玉匣社」命名150年祝う 磐田・久保町自治会が式典
磐田市中泉地区の久保町自治会(山田哲会長)は5日、祭典組織「玉匣(ぎょくこう)社」の命名150年記念式典を同地区の府八幡宮で開いた。地元住民ら約150人が神事などを行い、節目を祝った。 1873(明治6)年に「祭神の御霊(みたま)が宿る匣(はこ)山車がある」との意味で命名した当時の神職大場重光さんへの謝意を込め、子孫の大場祐子さん(78)に感謝状と、玉匣にちなんだ記念品を贈った。地域の子どもたちは祭りばやしに合わせ手古舞を奉納した。 山田会長は「時代が変わっても祭りで培う仲間意識や連帯感はまちの発展に欠かせない。これからの150年もつないでいってほしい」とあいさつした。式典前後には地区内で山
国学者 夏目甕麿の功績しのぶ 出身地湖西市白須賀で203回忌法要
旧東海道白須賀宿出身の国学者夏目甕麿(みかまろ、1773~1822年)の功績をたたえる顕彰祭が、誕生日であり命日でもある5日、湖西市白須賀の礼雲寺で開かれた。地元住民らでつくる夏目甕麿顕彰会(夏目常磐会長)のメンバーや市民ら67人が参列し、203回忌の法要を営むなどした。 甕麿は白須賀宿の酒造の家に生まれ、本居宣長(1730~1801年)に師事し、門下生の中で逸材と呼ばれた。法要会場には同会や新居関所史料館、個人などが所蔵する史料約20点を並べ、参列者が順に焼香をして甕麿をしのんだ。 東海解釈学会副会長の小池保利さん(65)=愛知県豊橋市=が講演した。小池さんは宣長が行った源氏物語の研究を基
里見浩太朗さん 時代劇への思い語る 地元富士宮でトークショー
富士宮市出身の俳優里見浩太朗さんのトークショーが5日、地元富士宮市民文化会館で開かれた。里見さんは時代劇に進んだ経緯や役柄に対する思い入れを語った。 里見さんは富士宮北高3年時の就職活動で、地元金融機関を補欠合格となったことを明かした。職場に欠員が出るまで待機する期間、大学生活を満喫する同級生たちに刺激を受け親戚を頼って上京。当時は歌手を目指していたが、知らないところで東映ニューフェースに応募されたという。 「水戸黄門」では水戸光圀や助さん、「長七郎江戸日記」では松平長七郎といった数々の役を演じた里見さん。連日、撮影が翌朝まで続く多忙さだったが、「どれも忘れられない」と、思い入れを口にした。
浜名湖花博 来場50万人達成 愛知の山本さん一家に記念品
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が5日、50万人に到達した。実行委はガーデンパークで記念セレモニーを行い、節目の来場者になった愛知県豊川市の山本佑香さん(41)の家族に記念品を贈った。 中野祐介浜松市長、県経済産業部の山本東参事が農産物の詰め合わせなどを贈り、ガーデンパークのキャラクターも登場してセレモニーを盛り上げた。長男の恭輔君(5)ら家族5人で訪れた山本さんは「きれいに咲いている花をゆっくり見て回りたい」と話した。 中野市長はガーデンパーク会場の会期が同日で折り返しを迎えたことを踏まえ、「後半戦スター
裾野市の岩波駅前で商店会フェス 「ウーブン・シティ」最寄り駅ににぎわい
裾野市のJR岩波駅周辺で5日、岩波商店会フェス(実行委主催)が初めて開かれた。高校生によるダンスや地元の子どもらによるおはやし演奏が披露され、イベントに花を添えた。 地元飲食店による出店やくじ引き、ヨーヨーなど子どもも楽しめるブースも並び、家族連れでにぎわった。荒井綾巳さん(33)は「家から近い場所でイベントが開かれてうれしい。子どももたくさんの友達に会えた」と声を弾ませた。 同駅はトヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で再開発が進む。勝又淳委員長(51)は「整備前に駅前のスペースを活用して催しをしたかった。商店会のにぎわいと地元の活性化につながれば」と話し
豊田川きれいに 中高生らと清掃 浜松東LC
浜松東ライオンズクラブ(兼古光利会長)はこのほど、浜松市中央区の豊田川で清掃活動を行った。同クラブのメンバーや地元中高生、自治会員ら約300人が川をきれいにしようと、早朝から汗を流した。 環境保全と奉仕活動の一環で15回目。参加者は約760メートルの川辺で草を刈ったり、ごみを拾ったりした。地元中学生は友人らと協力して手際よく清掃に取り組んだ。
地元音楽家 音色響かせ 牧之原でアコースティックフェス
地元の音楽家らが集まる「遠州アコフェス」が5日、牧之原市の市相良総合センター「い~ら」で開かれた。 ギターや管楽器、ピアノなどアコースティック楽器を演奏する9組が出演。ブルースや歌謡曲のカバー、弾き語りを披露した。静岡市のサンバチーム「アカデミコス・ジ・シズオカ」は力強いダンスで会場を沸かせた。マルシェも同時開催し、家族連れらでにぎわった。
南アルプスで男性行方不明
5日午後0時20分ごろ、神奈川県茅ケ崎市の男性会社員(49)の妻から「登山に1人で出かけた夫が帰ってこない」と神奈川県警に届け出があり、静岡中央署に捜索の要請があった。同署によると、男性は単独での登山のため4月27日に南アルプスの間ノ岳方面に出かけた。5月1日に下山する予定だったという。男性は遭難した可能性があり、県警航空隊ヘリが6日午前9時半ごろ、捜索に向かう予定。
建造物侵入の疑いで男逮捕 藤枝署
藤枝署は5日、建造物侵入の疑いで、住所不詳、いずれも自称の米国籍、生化学技術者の男(25)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後1時15分ごろ、藤枝市内の宿泊施設の客室内に正当な理由なく侵入した疑い。
刃物突きつけた疑い、無職の男逮捕 静岡南署
静岡南署は5日、暴力行為法違反の疑いで静岡市駿河区小黒2丁目、無職の男(74)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後5時40分ごろ、同区のパチンコ店の駐車場で男性従業員(46)を刃物を突きつけて脅した疑い。同署によると、容疑者は客として店を訪れていたという。
不同意性交未遂の疑い 浜松中央署、大阪市の男逮捕
浜松中央署は5日、不同意性交未遂の疑いで大阪市港区波除3丁目、自称会社員の男(31)を逮捕した。逮捕容疑は4日午後3時ごろ、浜松市中央区のホテルで10代女性に性的暴行を加えた疑い。同署によると、2人はインターネットを通じて知り合ったという。
下田でヨットが航行不能 乗船の3人けがなし 5日午後
5日午後2時ごろ、下田市白浜沖でプレジャーヨット「胡桃」(6・6トン)のマストが損傷し、航行不能になった。下田海上保安部によると、乗船していた神奈川県の男性2人、女性1人の計3人にけがはなかった。ヨットは地元の漁船にえい航され、約2時間15分後に下田港に入港した。東京都の伊豆大島から同港に向かっていたという。
住居侵入容疑で18歳逮捕 静岡中央署
静岡中央署は4日、住居侵入の疑いでベトナム国籍、浜松市中央区、溶接工の男(18)を逮捕した。逮捕容疑は同日、正当な理由なく静岡市葵区の男性(63)宅に侵入した疑い。
ホテル朝食会場侵入の疑い 富士宮署が男を逮捕
富士宮署は5日、建造物侵入の疑いで北九州市生まれ、住所不定、無職の男(54)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前8時半ごろ、富士宮市内のホテルに飲食物を盗む目的で侵入した疑い。同署によると、宿泊客ではない容疑者が朝食会場で食事をしているところをホテル従業員が発見したという。
大人顔負けばちさばき 御殿場で和太鼓まつり
富士山周辺で活動する子どもの太鼓チームが出演する「こども和太鼓まつり」が3日、御殿場市の市富士山交流センター「富士山樹空の森」で開かれた。 夏の「富士山太鼓まつり」、秋の「和太鼓フェスティバル」と並ぶ三大太鼓まつりの一つ。同市の富岳保育園や瀧西太鼓クラブ、御殿場南中、小山町の大富士公時太鼓保存会など14組によるステージが繰り広げられた。各団体は日々の練習の成果を発揮し、力強いばちさばきを披露。大自然の力を表現した曲などで迫力ある重低音が山々にこだまし、心地よい太鼓のリズムに来場者から大きな拍手が送られた。 一輪車やヒップホップダンスを習う子どもたちも登場し、会場を盛り上げた。
生徒学生3人、ラトビアへ ボーイスカウト 富士派遣事業
日本ボーイスカウト県連盟富士地区協議会はこのほど、年次総会を富士市内で開き、ラトビアとの友好プロジェクトで8月に同国を訪問するメンバーを紹介した。 秋月梓さん(帝京大1)と秋月緑さん(富士高3)、川島こころさん(静岡城北高2)が現地のボーイスカウトと交流する。川島さんは「美しい街で人々の考え方や文化に触れたい」と意欲を語った。同国のズィルガルビス駐日大使があいさつし「先人たちに続く新たな友好関係ができると確信している」と話した。 富士地区協議会は、国際交流委員長を務めた故川島泰彦さんが築いた縁をきっかけに相互派遣事業を15年にわたって続けている。
1人でお使い「買えたよ」 富士 子どもたち挑戦
富士市の岩本山公園で5日、「おつかいマルシェ」が開かれた。子どもたちは自身が気に入った物や親に頼まれた品を購入しようと、勇気を出して店員に声をかけた。 富士市周辺の25店がワンコインの特別商品を用意したり、メニュー表記を平仮名にしたりと、子どもが買い求めやすい環境を整えた。子どもたちは「これください」などと商品を指して店員に購入の意思を示した。富士宮黒田小1年の後藤祐弦君(6)はカメラの形のフェルト雑貨を買い、「ちゃんとお釣りも計算してお金を出せたよ」と胸を張った。 おつかいマルシェは同市の唐揚げ十四番の桜木美緒さん(34)と手芸品製造maruhanaの浜野葵さん(39)が開催して2回目。2
多様なバラ 色とりどり 富士で「まつり」
富士市の中央公園で5日、富士ばらまつり(富士ばら会主催)が開かれ、花の展示販売に多くの市民や愛好家が訪れた。 バラは花びらの先がとがった剣弁咲きや、花が丸々としたカップ咲き、多くの花を付ける房咲きなどさまざまな鉢がそろった。赤やオレンジ、黄色などの鮮やかな花が会場を彩り、家族連れなどがカメラを向けて楽しんだ。植え替えや栽培相談のコーナーも盛況だった。 園内の花壇では約200種類1800本のバラが見頃。5月中旬まで夜間のライトアップがある。 会場ではかぐや富士コンサートも同時開催した。シンガー・ソングライターの結花乃さんと富士市民踊会のステージを実施した。
歩行者天国 出店や催し 三島・大通り商店街まつり
三島市中心部で5日、恒例の「春の大通り商店街まつり」(実行委員会主催)が開かれた。伊豆箱根鉄道三島広小路駅から大社町西交差点まで約700メートルが歩行者天国となり、大型連休を楽しむ家族連れらでにぎわった。 沿道の商店が飲食の出店や体験ブースなどを設けた。農兵節やみしまサンバ、和太鼓やチアダンス、猿回しなどさまざまな催しも披露され、来場者の注目を集めた。 商店街の店舗に高校生の美術作品を展示したストリートギャラリーも行われ、彩りを添えた。
華やか神輿行列 練り歩き 小山・冨士浅間神社で例大祭
世界遺産富士山の構成資産である小山町須走の冨士浅間神社の例大祭が5日、同神社で開かれた。神社の門前にある通称・須走本通りを神輿(みこし)行列が練り歩き、地区の発展や住民の健康などを祈願した。 陸上自衛隊富士学校音楽隊のにぎやかな音色がパレードの開幕を告げた。先頭の塩まき役が「豊年だ豊年だ」と声を上げながら塩をまき、氏子らが引くきらびやかな神輿が続いた。須走中の生徒と町内の若者らもそれぞれ、富士山をかたどった「富士山神輿」を担いで勇壮に練り歩き、自然の恵みに感謝した。200人以上の大行列で須走本通りは活気にあふれた。 夜には祈願花火も打ち上げられた。
男子団体は日大三島A優勝 静岡県高校将棋・東部地区大会
第55回静岡県高校将棋選手権大会(県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の東部地区大会が5日、三島市の日大三島高で始まった。初日の男子団体戦は日大三島A(勝又諒介、加藤駿、野田賢伸)が優勝した。 9校14チームがトーナメント形式で、真剣勝負を繰り広げた。上位5チームが県大会に進出する。6日には男子個人戦が行われる。 このほか県大会に出場するのは次の通り。 ②富士A(山本航、坂野誠弥、河野賢司)③日大三島B(佐藤颯真、室伏奏翔、河本龍青)④沼津東(関戸祐太、宮根健宏、片岡賢佑)⑤星陵A(安藤舜聖、相沢優羽、芹沢和幹)
断水と停電、キャンプで体験 富士宮・大岩3区 災害時の避難生活想定
富士宮市の大岩3区は4、5の両日、避難生活を模した防災キャンプを同区区民館で実施した。能登半島地震では断水と停電による不便な避難生活が長期化したことを踏まえ、区民やその親戚ら8グループ17人が電気と水道を使わずに過ごした。 それぞれ区民館広場にテントを広げて防災備蓄食を食べたほか、近くの井戸水を煮沸消毒して料理に使う体験も実施した。各自が持ち込んだ防災グッズを見せ合い、使い勝手など情報交換する姿があった。 参加者には市販の携帯トイレのほか、ポリ袋とペットシート、凝固剤をまとめた代替セットが配られた。深夜帯は寝起きのぼんやりとした状態で、道具の使い方が分からず苦戦した。一方、「凝固剤を入れてか
まるで写真!切り絵36点 原さん(浜松市中央区)、天竜区で展示
浜松市天竜区熊の「道の駅くんま水車の里」ギャラリースペースで31日まで、切り絵作家の原浩信さん(同市中央区)の展示会が開かれている。写真のようなリアリティーのある作品が来場者を楽しませる。 複数色の紙を切り抜いて重ね合わせる表現技法が特徴。会場内にはネコやゴリラなどの動物、空港や山里の風景、浮世絵などさまざまな題材を基にした作品36点が並ぶ。 午前10時~午後3時。木曜休み。11、25日の午後1~3時には切り絵の体験会が開かれる。要予約で1人1500円。問い合わせは道の駅<電053(929)0636>へ。
こどもの日 親子で楽しむ 湖西・おちばの里親水公園 自然素材使いゲームや工作
湖西市大知波のおちばの里親水公園で5日、こどもの日に合わせた親子体験教室が開かれた。約450人が自然素材を使った工作やゲームなどを楽しんだ。 自然保護と体験活動に取り組む湖西フロンティア倶楽部の会員が、公園内に10の体験ブースを設置した。射的コーナーでは、子どもたちが竹で作った弓矢にダイコンを丸く切った玉を付けて的を狙った。ペットボトルと風船を組み合わせた空気砲や、リース作りなども行い、約100匹のこいのぼりを掲げた公園で親子が伸び伸びと遊んだ。 コロナ禍で中断していた野草の天ぷらの試食も5年ぶりに再開した。ミツバやドクダミなどを揚げて振る舞い、子どもたちも食べられる草の種類を学んだ。 (湖
平野さん(浜松工2)男子個人の部連覇 静岡県高校囲碁西部予選
第48回静岡県高校囲碁選手権大会西部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は5日、男子個人の部を浜松市中央区の浜松北高で行い、浜松工業高2年の平野颯斗さんが連覇を果たした。 県西部地区の9校から22人が出場し、トーナメント方式で順位を競った。上位12人は25日に静岡高(静岡市葵区)で開かれる県大会に出場する。 2位以下の主な結果は次の通り。 ②竹内貴祐(磐田東2)③草信広遥(浜松西3)④小林真大(浜松西3)⑤鎌田晃成(磐田南3)⑥小林維吹(浜松湖東2)⑦高橋壮太(磐田南3)⑧佐藤健太朗(浜松北2)⑨白倉世煌(磐田南3)⑩木田健渡(浜松西2)⑪奥山幹太(浜松北2)
ミニこいのぼり「上手にできた」 島田市博物館で工作体験、親子に人気
島田市は5日、市博物館を無料開放し、クイズラリーや工作を楽しめる「こどもの日の集い」を開催した。多くの親子連れが集まり、にぎわいを見せた。 ミニチュアのこいのぼり製作を楽しめる工作体験が人気を集めた。中学生以下の児童・生徒と保護者が参加し、色とりどりの画用紙と目玉を模したシールを使って、こいのぼりを作った。同市の六合小1年春田恵佑君(7)は「上手にできた。家に持って帰っておばあちゃんに見せたい」と笑顔を見せた。 子どもたちに博物館に親しみを持ってもらう恒例のイベント。同館に隣接する川越遺跡で機織り体験やマルシェも実施された。 (島田支局・白鳥壱暉)
ショウブの足湯いい香り 静岡・しずもーる西ケ谷 端午の節句合わせ提供
静岡市葵区の西ケ谷資源循環体験プラザ「しずもーる西ケ谷」は5日、端午の節句に合わせて「しょうぶ湯」を提供した。五月晴れの空の下、来場者はショウブの香りに包まれながら足湯を堪能した。 同館の温泉と足湯で、血行促進や疲労回復の効果があるとされるショウブの葉の束を浮かべた。毎年ショウブの足湯を楽しみにしているという佐藤花音さん(9)=同区=は「いい香りがして気持ちいい」と笑顔を見せ、父の英之さん(44)は「ゴールデンウイークに近場でも楽しめるのがうれしい」と話した。 同館は天然の温泉水を清掃工場の熱で温めて浴場や足湯に使用している。7月には桃の葉湯、12月にはゆず湯を提供する。 (社会部・鈴木紫陽
富士山 四季折々の表情 静岡市葵区、31日まで写真展
富士山の風景写真を集めた写真展「四季折々の芙蓉峰(ふようほう)」が31日まで、静岡市葵区の写真店「ズームアイ」フォトギャラリーで開かれている。同市清水区のアマチュアカメラマン大島則雄さん(72)の作品を中心に約20点を展示する。 富士山を茶畑やサクラ越しに撮影するなど、季節ごとの多様な風景を切り取った写真が並ぶ。雲海の中に富士山がたたずむ幻想的な様子を手すき和紙に印刷した作品をはじめ、日本平から富士山を眺める家族連れを表現した縦90センチ、横30センチほどの長尺写真などが目を引く。大島さんは「普段見慣れている富士山が見せるさまざまな表情を楽しんでもらえたらうれしい」と期待した。
創作童謡26曲を披露 静岡県童謡の会、葵区で35周年記念公演
静岡県童謡の会はこどもの日の5日、創立35周年記念コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市葵区の江崎ホールで開いた。 会員15人が作詞作曲した童謡26曲を、児童合唱団や静岡ゆかりの音楽家らが披露した。創作童謡に加え、「藤枝わかば合唱団」の小学生11人が「赤とんぼ」などの有名曲を元気よく合唱し、来場者約100人を楽しませた。同会は創立以来、富士山や駿河湾フェリー、蒸気機関車(SL)など子どもたちが親しみやすい郷土の自然や文化を題材に童謡を創作している。恩田征弥会長(80)は「歌うことを制限されたコロナ禍を経て、大きな口で童謡を楽しんでいるみんなの姿が見られてうれしい」と目を細めた。 (社
茶況(5月5日)ドリンク関連買いなく苦戦 静岡県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、中山間地の形状物が3000円前後から2000円台前半を中心に手合わせした。中西部の多くの工場がドリンク関連の契約販売に移行したため、代替品を求める買いも一部見られた。遅場所の東部は苦戦が続き、1000円割れで軟調となっている。 苦境の背景について関係者は「例年この時期にドリンク関連大手の仕入れがあり、相場は下げ止まる。ただ今年はそれがなく、底が抜けている」と口をそろえる。 静岡市中でも連日、底値割れが続く。榛原は1000円台前半から700円前後、小笠は1000円台半ばから800円周辺、菊川は1000円台半ばから1000円、金谷は1500円前後、掛川は2000円台を保つ
勝沢要氏が死去 元清水東高サッカー部監督
清水東高サッカー部監督として、4度の日本一に導いた勝沢要(かつざわ・かなめ)氏が5日、死去した。85歳。1966年から21年間にわたって同校を指揮し、82年度に全国高校選手権で初優勝。全国高校総体も3度制した。在任中に「清水三羽ガラス」と呼ばれた長谷川健太、大榎克己、堀池巧ら多くのJリーガーを輩出した。
今週の予定(静岡・全国)【5月6日~12日】
5月6日(月) ▽こどもの日の振替休日▽米航空宇宙局(NASA)が国際宇宙ステーション(ISS)に飛行士を運ぶ米ボーイングの宇宙船「スターライナー」有人飛行試験▽JR旅客6社の大型連休期間の新幹線・ 在来線の上り混雑ピーク▽サッカー J1東京Vー磐田(味スタ)J2栃木ー藤枝(カンセキ)群馬ー清水(正田スタ)J3讃岐ー沼津(ピカスタ)5月7日(火) ▽石川県が能登半島地震からの観光復興支援策「北陸応援割」第2弾実施(〜7月31日)▽ロシアのプーチン大統領5期目の就任式▽前橋市発注の指名競争入札で予定価格を業者に教える見返りに焼酎などを受け取ったとして収賄などの罪に間われた元副市長の判決(前橋地
加藤学園が連覇 春季高校野球静岡県大会
第71回春季高校野球静岡県大会は5日、草薙球場で決勝を行い、加藤学園が静岡に2―1(延長10回タイブレーク)で勝って2年連続2度目の優勝を果たした。3位決定戦は浜松開誠館が東海大翔洋を9―2で退けた。
デジタル茶況(5月5日)底値割れが続く展開
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、契約売りへの移行や稼働を終える工場が増え始めた。出荷終盤で1000円前後の荷には値ごろ感があり、引き合いが見られる。ただ、低調な相場の中で、売り手側が下物の収め先を確保しようと奔走する状況も続く。 郡部問屋は「この値段だと生産者は続けられない。買い手としても心苦しいが、市況がこうなっている以上は致し方ない」と語った。
【BOOK】週間ベストセラー(静岡谷島屋本店/東京・紀伊国屋書店新宿本店)
静岡 5月2日・谷島屋本店 ①「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈著(新潮社・1705円)②「変な家 2」雨穴著(飛鳥新社・1650円)③「変な絵」雨穴著(双葉社・1540円)④「俺たちの箱根駅伝 上」池井戸潤著(文芸春秋・1980円)⑤「変な家」雨穴著(飛鳥新社・1400円)⑥「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈著(新潮社・1760円)⑦「俺たちの箱根駅伝 下」池井戸潤著(文芸春秋・1980円)⑧「書いてはいけない」森永卓郎著(三五館シンシャ・1650円)⑨「介護・看護職のための言葉づかいチェックリスト」有馬良建著(医歯薬出版・1650円)⑩「介護・看護職のための虐待防止チェックリスト」有馬良建
御前崎市特産茶「つゆひかり」カフェ 12日まで店舗巡ってスイーツ堪能
御前崎市茶業振興協議会は市特産の茶品種「つゆひかり」の認知度拡大を図るため、市内の飲食店や製茶業者を巡ってお茶やスイーツを堪能するイベント「つゆひかりカフェ」を5月12日まで開催している。 市内の10店舗が参加。丸尾記念館ではつゆひかりの抹茶を無料でサービスする。その他の各店ではつゆひかり茶と甘味のセットを200円で提供する。同市門屋の「まるよ茶屋本店」ではつゆひかりを使ったまんじゅうを用意。担当者は「茶と相性抜群。口の中でフワッと広がる甘みを楽しんで」と話した。 3店舗以上を回ってスタンプを集めると、つゆひかり商品の10%引き券がもらえるほか、抽選で豪華なプレゼントもある。問い合わせはイベ
伊東の海、魅力体感 宿泊客がビーチで地引き網体験
伊東市の伊東オレンジビーチで5日、伊東温泉の宿泊客を対象にした今シーズンの地引き網体験のイベントが始まった。初日は晴天に恵まれ、早朝の浜辺に集った約450人が伊東の海の魅力を体感した。5、6月の毎週日曜日に行う。 参加者は二手に分かれて力を合わせ、ロープと網をたぐり寄せた。ピチピチとはねる魚が入った網を岸に引っ張り上げると、子どもたちが興味津々の様子で観察した。アジやハコフグ、アオリイカ、ホウボウなどさまざまな魚が揚がり、希望者は捕れたての魚を持ち帰った。 2005年から続くイベントで、市と伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合が主催する。参加無料。天候により中止の場合もある。
青空の、特等席のあの人へ 大凧へ託した亡き妻、夫の思い 海老塚町・市川さん/飯田町・戸塚さん【浜松まつり】
若くして亡くなった母親や父親の思いを乗せた凧(たこ)が、青く澄んだ空に勢いよく舞い上がった。浜松まつり2日目の4日、初日に続き晴天に恵まれた浜松市中央区の凧揚げ会場。特別の思いを持って空を見上げた家族は「これからも遠い場所から子の成長を見届けて」と願った。 同区海老塚町の市川秀人さん(38)は、力を込めて長男縁実(よりみつ)ちゃん(4)の初凧の糸を引っ張った。左手小指には、4年前に36歳の若さで亡くなった妻友恵さんの結婚指輪をはめていた。 秀人さんと友恵さんは2018年夏、知人の紹介で知り合った。爪を美しく整えるネイリストだった友恵さんは当時、米国で活動していた。「芯の通った、かっこいい女性
実績と知名度 鈴木氏前面に 東、中部 浸透へてこ入れ【静岡県知事選の構図㊥】
川勝平太知事の辞意表明から2日後の4月4日、前浜松市長の鈴木康友氏(66)は市内の料亭で県西部経済界の重鎮と会談していた。相手は鈴木氏を長年支援してきたスズキの鈴木修相談役(94)とハマキョウレックスの大須賀正孝会長(83)。地元経済界は自民党と一緒に担げる知事候補を模索していた。 衆院議員2期5年、市長4期16年で培った実績と高い知名度を誇る鈴木氏。3年前の前回選で自民県連は、独自候補の“本命”として当時市長だった鈴木氏の擁立を画策したが、実現しなかった経緯がある。 昨年4月末の市長退任後も知事選挑戦のうわさが絶えなかったが、鈴木氏は年齢を理由に後ろ向きな発言を繰り
エナガ幼鳥 餌待ち「だんご」4きょうだい 静岡の森林で巣立ち迎える【動画あり】
「ジュリ、ジュリ…」特徴ある小鳥の鳴き声が新緑の森に響く。そっと観察していると、群れの中に飛び方がおぼつかない小鳥が数羽混じっている。4月下旬、静岡市内の森林で丸い体に長い尾羽が愛らしいエナガが巣立ちを迎えた。 幼鳥とつがいの親鳥は時折鳴き合って、互いの場所を確認しながら森一帯を飛び回っていた。夕方が近づく頃、“初めての冒険”に疲れた幼鳥4羽が一つの枝にぎゅっと寄り添い始めた。ふんわりしたまん丸の姿が団子のように見える。「エナガだんご」とも言われている。寄り添った幼鳥は目を閉じたり毛繕いをしたりして、親鳥からの給餌をじっと待っていた。 エナガ科に属し、全
新たな感染症に備え 病床確保を平時から確約 静岡県、医療機関と協定へ コロナ5類移行1年契機
静岡県感染症管理センター(三島市)は近く、静岡県内の医療機関と、新たな感染症危機に備える医療措置協定の締結を始める。新型コロナウイルス禍当初に入院病床や発熱外来の確保が課題となったことを踏まえ、有事の患者対応を事前に約束しておく内容。医療機関は千を超える見込みで、新型コロナの5類移行から1年を契機に、平時からの「オール静岡」体制の構築に着手する。 「協定指定医療機関」となる施設は、コロナの2類時に病床を提供してきた病院や、発熱外来として機能した診療所。県が今春全面改定した感染症予防計画によると、協定機関との連携により、感染症危機当初(国内発生から3カ月以内)の入院病床数を400床程度、それ以
おまちで演劇や身体芸術、表現無限大 静岡でフェスティバル開催
演劇やパフォーミングアーツ(身体芸術)を野外で楽しむフェスティバル「ストレンジシード静岡」が4日、静岡市葵区の駿府城公園と中心市街地で開幕した。6日までの3日間、毎日12組が各所で公演する。 公園内の芝生エリアや東御門前広場などに加え、今年は市街地の青葉シンボルロードも会場になった。初日は多くの親子連れや演劇ファンが来場し、爽やかな風の中で演目を楽しんだ。 2016年に始まった同フェスは、23年から静岡県や静岡市、文化・経済団体でつくる「ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会」が主催する。昨年は延べ約2万4千人を動員した。フェスティバルディレクターのウォーリー木下さんは「静岡が(町中で上演する