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富士市五貫島にある三興開発(株)にお邪魔しました。代表取締役社長の鈴木庸由(つねよし)さんと息子さんで常務取締役の鈴木正浩さんにお話を伺いました。「花田砂利店」という砂利を扱う会社が前身の三興開発(株)現在力を入れているのは、リサイクル地盤材「HBソイル」です。富士市といえば製紙の町。製紙工場で出た灰と三興開発の砂利を洗ったときに出る粘土を組み合わせて出来たものがHBソイルです。
こちらが製紙工場から出るスラッジ(紙にならない廃棄物)を燃やして残った灰。
そしてこれが三興開発で砂利を洗ってでた廃棄物の粘土。
そしてこの二つを混ぜて生まれたのがHBソイルの砂状のものHBサンド。HBサンドは、富士市内の下水道工事やガス管の工事の際に利用されています。自然の砂の代わりに、この人工の砂で下水管やガス管の保護材などに使われています。
こちらはHBグラウトというもので、HBサンドを水で溶かしてクリーム状のもの。液状になるので流し込んで、狭い隙間の充填などに使われています。最大の特徴はコンクリートのようにカチカチに固まらないで、土のように扱えるので後から崩しやすいことだそうです。
「廃棄物から製品へ」という夢のような開発は、産官学で共同研究し、長い長い月日を経て完成したそうです。人々の情熱で出来た地球に優しいこの資源、全国で活躍してほしいですね!http://www.sankoukaihathu.co.jp/