創業明治22年。富士市中央町にあるお茶屋さん(株)山大園にお邪魔しました。

代表取締役の渡辺栄一さんは日本茶インストラクター1期生であり、お茶のことならなんでも詳しく知っているお茶博士のような方です。

お茶には大きく分けて「里のお茶」と「山のお茶」があるそうです。 「里のお茶」は日照時間が長い環境で育ったお茶を、渋みを抜くために深蒸しの製法で作られています。
反対に「山のお茶」は日照時間が短く、昼と夜の寒暖の差が爽やかな香りを作り出してくれるそうです。山のお茶は標準蒸しされています。
お茶屋さんはそれぞれをブレンドして一番美味しいお茶を作るのですが、今回は特別にブレンドせずに2つ淹れていただきました。
左は「里のお茶」は掛川産。右は「山のお茶」は川根産。

味の違いが分かるか?ワタシ・・・。ドキドキしながら試飲です。
里のお茶は渋みが少なく、まろやか。山のお茶は香りが良く、飲んだ後、舌に渋みの余韻がありました。
歴史深い山大園。昔はお店の前を馬車鉄道が走っていたそうです。 写真のレールは、電車じゃなくて、馬車のためのレール!!
「最近、急須離れが進んでいるんです」と渡辺さん。 緑茶もテーポットで入れる家庭が増えているそう。そういえば、我が家もそうでした。 この話を聞いて店頭に並んでいた急須を購入し、緑茶を淹れてみると・・・ 美味しい!やはり日本茶には急須ですね。 山大園の富士山の茶筒も綺麗で人気があるそうです。
山大園 TEL.0545-52-2540 富士市中央町2-5-18 http://www.yamadaien.jp
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