この洞窟の様な横穴は、熱海市の伊豆山温泉にある走り湯です。 日本三大古泉の1つで、名前は知っていましたが今回初めて来ました。 入って直ぐに、温泉の蒸気でメガネはあっという間にくもってしまいました。 電球が何箇所かにあるのですが、湯気でなかなか前が良く見えません。

1分間に900リットルの温泉がボコボコと吹き出しています。 こちらの温泉は1300年前から出ているそうで、何と奈良時代からのものだそうです! 源頼朝にも所縁のある歴史ある温泉で、観光客の方も多く訪れる場所の一つです。

源泉は自噴していて、大きな音とともに、大量の蒸気をあげています。 温度は70度ぐらいで、走り湯の中全体がミストサウナ状態です。 お風呂に浸かったわけではないのに、温泉の湯気でお肌も潤いました。 カメラでの撮影も大変で、ストロボをたくと真っ白で何も写りません。 しばらく温度と湿度に慣らしながら、やっと撮る事が出来ました。 カメラは湿気に弱いので十分注意した方がいいですよ。

そんな歴史的にも貴重な走り湯を見た後は、歩いて30秒ほどの所に 走り湯の温泉を気軽に楽しめる足湯に浸かりましょう。 まだ出来たばかりなので、知らない方も多いと思います。 階段を上った位置にあるので、相模湾を眺めながら温泉を楽しめます。

あいにくこの日は雨だったので、傘をさして入ってみました。 5・6人は並んで一緒に入れる大きさです。 今までは、走り湯を見学することしか出来ませんでしたが、 これからは見るだけではなく、足湯として気軽に楽しんでみてはいかがですか。 足だけ浸かっていても、体全体が温まりましたよ。

場所は熱海駅から135号線を北へ向って進むと、 5分ほどで伊豆山温泉の水葉亭が右側に見えてきます。 その先に海側に「走り湯」と書かれた看板と共に海側へ下がる道があるので、 そこを降りていくと見えてきます。 タクシーで来られているお客さんも沢山いましたよ。 気軽に立ち寄れる日本三大古泉を是非楽しんでみてください。 http://www.izusan.com/miruonsen.html
|