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2010年、土肥温泉は何と開湯400年を迎えます。こちらはその土肥温泉発祥の地の「安楽寺」内にある鉱湯(まぶゆ)です。江戸時代の初期、慶長の時代(1600年頃)小判の原料でもあった金の鉱脈があったそうです。そんな金の坑道内に1610年(慶長15年)に温泉が湧いてきたそうです。
現在は坑道の入り口に温泉が湧いています。もともとは現在の位置よりも2mほど下にあったそうで当時は灯りもなく暗くて怖かったそうです。薬師如来の導きで湧いたとされるこの温泉。明治の時代まで、ここの場所で皆さんに親しまれたそうです。
現在は入浴はできませんが、拝観料150円で見学することができます。お湯は土肥温泉の各所にある立ち寄り湯(共同浴場)と一緒の泉質です。こちらで歴史を勉強してから共同浴場で温泉を堪能するのも良いですよ。
金の鉱脈は天井部分に沿ってあったそうで、地質は軟らかくて江戸時代は手彫りで金を採っていたそうです。入っていく途中コウモリが飛んできたのにちょっとビックリしましたが、400年の歴史を感じる洞窟でした。
一番奥には夫婦神社があり、子宝が授かるといわれています。坑道の先、さらに30mほどいったところに御神体が祭られています。土肥は恋人岬もありますし、恋人岬で結ばれて、その後こちらに来て子宝が授かるようにお参りするかたも多いそうですよ。
4月中は土肥温泉開湯400年祭ということで無料ですし薬師如来尊御開帳も4月3日~19日の間行われ、特別に拝観できます。 拝観時間は 午前8時~午後4時 。是非この機会にお参りされてみてはいかがですか。
また安楽寺にはこんなに大きな楠があるんです。樹齢約100年のこの大楠!!見ごたえがあります。私の大きさと比較してみてください。もう青々とした若葉が綺麗になっています。場所は土肥温泉の街中、伊豆市役所土肥支所の近くです。136号線沿いに安楽寺の看板がでています。すぐ分かると思います。
安楽寺 静岡県伊豆市土肥709