NIE関連記事

「言葉の力」伝える 新聞の見出し参考に授業 焼津・豊田小

2019年12月13日(金)付 朝刊


 焼津市立豊田小で11、12の両日、NIE(教育に新聞を)アドバイザーで市立豊田中の矢沢和宏校長の特別授業「言葉の授業」が開かれた。新聞の見出しを参考に、言葉の持つ力を伝えた。
 矢沢校長は、新聞の見出しは10文字程度で構成されているとし、「短い言葉の方が相手に伝わる」と説明した。その上で「大丈夫」「できる」など前向きな言葉を発し続ければ、自分も周囲も勇気づけることができると強調した。
 豊田小、豊田中の連携事業の一環として実施し、6年生約160人がクラス別に授業を受けた。
 (焼津支局・尾原崇也)

 

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矢沢校長(左)から言葉の大切さを学ぶ児童=焼津市立豊田小

国語授業で新聞活用 高校教員ら 取り入れ方体験 遠江総合高

2018年11月28日(水)付 朝刊


 県高等学校国語教育研究会は27日、教育現場での新聞の活用法を学ぶ「NIE講座」を森町の県立遠江総合高で開いた。県内の高校国語科教員13人がワークショップ形式で新聞活用への理解を深めた。
 講師を務めたNIEアドバイザーで焼津市立豊田中の矢沢和宏校長は「社会への関心を高めて、子どもの主体的な学びにつなげられる」とNIEの意義を説明。授業への取り入れ方として、見出しを使ったしりとりや記事の「喜怒哀楽」の分類、記事から見出しを付ける練習などを紹介。
 参加者は実際に体験しながら、授業への活用法を考えた。
 県立浜松大平台高の太田嵩子教諭(36)は「見出しを考えたり見出しでしりとりしたりするのは、記事や紙面全体を見る点でとても効果的。国語表現の科目に取り入れたい」と話した。

 

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授業への新聞の取り入れ方を学ぶ教員=27日午後、森町の県立遠江総合高

菅野さん(菊川西中3)神谷さん(静岡雙葉高1)優秀賞 新聞記事感想コンクール

2019年11月26日(火)付 朝刊


 日本新聞協会は25日、第10回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。県内からは優秀賞に菅野遥日さん(菊川西中3)、神谷咲良さん(静岡雙葉高1)、奨励賞に藤原勝太さん(菊川西中3)、植松明日香さん(沼津市立高1)、学校奨励賞に菊川西中、静岡聖光学院中・高、沼津市立高が選ばれた。
 小中高生が家族や友人と新聞記事を読み、感想や意見を書いた。国内外から5万7561点の応募があり、最優秀賞3点、審査員特別賞1点、優秀賞30点、奨励賞118点を選び、団体応募441校の中から、優秀学校賞15校、学校奨励賞182校を選定した。
 看護師や助産師を目指しているという菅野さんは、静岡新聞に掲載された「新出生前診断」に関する記事を題材に選んだ。「自分の将来に関わるテーマで、道徳の授業でも意見が分かれたことから興味を持った。命の大切さを伝えられる看護師になりたい」と語った。
 左足に障害がある神谷さんは、静岡新聞に載った「れいわ新選組議員の国会初登院」の記事をテーマに、「重い障害のある2人が国政に選ばれ、障害で差別される時代は終わった。障害者と健常者が共存していく社会をつくりたい」と意見をつづった。
 最優秀賞には福岡県粕屋町立粕屋中央小5年の清武琳君(10)、富山県高岡市立高岡西部中3年の上坂大空さん(15)、大分県立大分舞鶴高2年の遠藤はなさん(16)が選ばれた。

教育への新聞活用学ぶ 小中校教諭に本社講座 浜松 東区

2019年08月08日(木)付 朝刊


 教育現場での新聞の活用について学ぶ研修会が7日、浜松市東区の市総合産業展示館で開かれた。市内の小中学校教諭約130人が参加した。
 市教育研究会「総合的な学習研究部」の研修の一環。静岡新聞社読者プロモーション局の担当者が講師を務めた。新聞の特徴やネットとの違いについて説明し「ネットは調べる、新聞は知るメディア」と話した。新聞の手軽な読み方として、見出しや写真を眺めることなどを勧めた。
 参加者は新聞から気になる記事を切り抜いて紙に貼り、自分だけの号外づくりにも取り組んだ。担当者は「廊下などに掲示すると、子どもたちも世の中に目を向けてくれるのでは」と提案した。県内小中学校でのNIE実践例も紹介し、児童が気になった記事を発表する取り組みや、1週間、毎朝10分を新聞に目を通す時間に充てた中学校の例などを挙げた。

 

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小中学校教諭がNIEについて学んだ研修会=浜松市東区の市総合産業展示館

新聞の読み方学習 6年生80人が受講 NIE実践指定校の自彊小 吉田

2019年07月05日(金)付 朝刊


 NIE(教育に新聞を)実践指定校の吉田町立自彊小は4日、新聞の読み方講座を同校で開いた。6年生約80人が受講し、新聞の魅力や効率的な読み方を学んだ。
 静岡新聞社読者プロモーション局の担当者が講師を務めた。「(インターネットよりも)新たな出会いや発見がある」と新聞を読む楽しさを伝えた。実際に新聞を開きながら、見出しやリード文の役割なども教えた。
 児童は新聞記事を題材にした感想文の書き方も学習。記事を一つ選び、読んで強く感じたことや伝えたいことを書き出すなどして、感想文を仕上げるこつを学んだ。
 毎朝、一面を部分的に読んでいるという甲賀愛実さん(11)は「リード文を中心に読むなど、これからは工夫し、読むページを増やしたい」と意欲を見せた。

 

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6年生が新聞の効率的な読み方などを学習した講座=吉田町立自彊小

新聞で道徳授業充実へ 実践向け指導共有 自彊小教員が研修会 吉田

2019年06月13日(木)付 朝刊


 NIE(教育に新聞を)の取り組みを推進する吉田町立自彊小は12日、新聞記事を題材にした道徳の授業の研修会を同校で開いた。同校の教員約30人が互いの指導を公開し、評価し合ってよりよい授業について考えを深めた。

 6年1組の授業テーマは「高齢者の運転」。高齢ドライバーによる事故が増えている現状や、免許証の自主返納制度を紹介する記事を教材として使用した。「高齢者は運転しない方がいいのか」という教員の問い掛けに対し、児童は「事故で命を失う人がいる」「田舎では生活が不便になる」などと理由を挙げて活発に意見を発表した。
 この日はNIEに詳しい常葉大教育学部の中村孝一教授が研修を視察。中村教授から授業への新聞の取り入れ方を教わりながら、教員らは授業で良かった点などを共有してより充実した教育の実践に向け意見交換した。

 

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新聞記事を教材にして道徳の授業を展開する教員=吉田町立自彊小

月刊一緒にNIE@しずおか・第1土曜掲載=環境問題考える力 育む サクラエビ不漁 「週刊YOMOっと」活用 多彩な写真、解説 視野広がる-静大付属静岡中

2019年06月01日(土)付 朝刊


 静岡新聞社発行の子ども向け新聞「週刊YOMOっと静岡」を活用し、"駿河湾の宝石"とも呼ばれるサクラエビの記録的不漁の現状を学ぶ特別授業が5月24日、静岡大付属静岡中(静岡市葵区)で開かれた。身近な海を入り口に、世界の環境問題など正解のない問題を考え抜く力を育む狙い。同大の教育学部生や教育学研究科の大学院生ら5人が、同学部の藤井基貴准教授(43)の指導の下、授業を行った。

 「最近、駿河湾のサクラエビが不漁だそうです。どうして取れなくなってしまったんでしょうか」。学生が1年A組の約35人に呼び掛けた。サクラエビの食の現状を伝えるため、学生と同校教諭らで20年前と現在の静岡市の食卓を比較する寸劇を披露した後、生徒たちは4月28日付「週刊YOMOっと」の記事を熟読した。
 記事では、サクラエビが静岡を代表する味覚である一方、不漁に伴って、厳しい漁獲規制が敷かれていることや、一人一人が環境を大切にする意識を高める必要があること-などがカラフルな写真とともに記され、長きにわたり潤沢だった漁獲が近年、原因不明の不漁に陥っていることを学んだ。
 生徒はグループに分かれて、不漁と関連するキーワードを考えた。「YOMOっと」を読みながら、乱獲や環境汚染、気候変動などの単語を付箋に書き出し、理由を熱心に議論。その上で、漁師、東京五輪、工事、静中生(自分自身)など、学生が用意した10枚のカードを使い、不漁と関連が強そうな順に並べ替え、近い発想の付箋をカードに貼り付けたりカードを線で結んだりして、さまざまな要素が互いに関係し合っていることを視覚を通して確認した。
 「不漁の原因は取り過ぎだとばかり思っていた。新聞が手元にあると考える基になり、視野を広げて議論できる」と新聞の活用の良さを語る山口琳音[りんと]さん。柿平悠さんは「新聞記事が分かりやすくまとまっていて議論しやすかった。今後もサクラエビの記事を注目して読みたい」と授業を振り返った。
 (「サクラエビ異変」取材班)

 

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「週刊YOMOっと静岡」を活用しサクラエビの不漁について学ぶ静岡大付属静岡中の生徒=5月24日、静岡市葵区の同校

 

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「週刊YOMOっと静岡」を読みながら、サクラエビ不漁の関連要素を付箋に書き込む

 
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■22日にNIE講演会 豊富な実践例紹介-県推進協
 県NIE推進協議会(安倍徹会長)は22日、NIE講演会を静岡市駿河区登呂の静岡新聞放送会館で開く。
 2019年度総会後の午後3時からで、帝京大学経済学部の古家正暢教授が講師を務める。演題は「『今、ここにある現実』と向き合うNIE-新聞とともに歩んだ社会科教師のライフヒストリー」。長年の教員としての経験を基に、豊富なNIEの実践例を紹介する。講演会だけの一般聴講も受け付ける。無料。
 問い合わせは同協議会<電054(284)9152>へ。

 
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■紙面授業-地理・歴史 文化財保護の意義 オイスカ高 谷野正成先生

 4月16日、フランスの有名な世界遺産であるノートルダム大聖堂が火災に遭いました。新聞でも大きく取り上げられ、記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか。同じような悲劇が日本でもあったことはご存じですか。
 1949年に法隆寺の金堂壁画が焼損するという出来事が起きました。これを機に制定された法律が文化財保護法です。文化財を傷つけるということは誰もが無意識にでもやってはいけないということを理解しているでしょう。しかし、それが時として議論の対象になることがあります。
 沼津市の高尾山古墳の例を見ていきましょう。高尾山古墳は3世紀前半から半ばにかけて造られた前方後方墳です。3世紀前半から半ばというのは邪馬台国の女王卑弥呼が活躍をしていた時期と重なります。そんな時期の古墳が静岡県内にあるのです。ただ、そのような高尾山古墳も取り壊すことが決まっていた時期がありました。その理由は主要道路建設です。
 沼津市のホームページによれば、沼津南一色線という、国道と国道を結ぶ道路であるということが説明されています。その建設予定の道路が高尾山古墳と重なってしまったのです。これに対して、道路建設・古墳取り壊しを推進する団体と古墳の保存を推進する団体が生まれ、活発に議論が行われました。この議論は両方の団体の主張が通るように調整が行われています。
 今紹介した話は、文化財保護がより良い住民の生活と対立する例の一つです。本来、文化財は保護されるべきものですが、過去の遺産を守るのか、それとも現代の暮らしを良くするのか、あるいは両立する知恵を出すか、ぜひ皆さんも考えていただけたらと思います。

 ※県内の中学・高校の先生が、時事のニュースや話題を切り口にした授業を紙面で展開します。

 
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■NIEアドバイザーのワンポイント講座(27)記事を読み共感力醸成

 過日、おいの結婚式に出席した。その時の上司のスピーチは、NIEが社会人教育としても十分通用することを再認識させるものであった。外資系の最先端ビジネスで、最も重要な条件は「共感力」だとのこと。これは筆者がNIEを実践する上での最大テーマではないか! 日ごろのNIE実践における「目的」を明確にするため、概略を紹介したい。
 現在ビジネスの現場では、異なる領域の複数の専門家が協力してプロジェクトを遂行する。その場では互いの「共感力」が肝要で、それを醸成するには毎日の新聞購読が最も効果的というのだ。
 なぜなら記事の内容は悲喜こもごもである。悲しい出来事には心からかわいそうと思い、事件ならば原因を類推する。不祥事ならば、私ならどうしただろうと反省してみる。つまり新聞を読んで、自分以外の何者かになり、他人を思いやる訓練をすることが有意に働くそうだ。
 学校で新聞記事を読んで思考する、という練習を積むことがそのまま社会人になった際に有効なツールとなる。NIEは目先の教育効果ではなく、将来を見据えた学びの方法なのである。
 (静岡高・実石克巳)

 
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■2019年度しずおか新聞感想文コンクール 小中高生作品 9月9日まで募集

 静岡新聞社は、県内の児童・生徒を対象にした「2019年度しずおか新聞感想文コンクール」の感想文を募集している。
 同コンクールは、子どもたちが新聞を通じて活字に親しみ、読解力と表現力を養うとともに、地域や社会への関心を高めることを目的に開催。関心のある記事であればジャンルは問わない。「記事を読み、考えをまとめる機会として活用してほしい」と事務局は呼び掛けている。
 応募規定は以下の通り。
【対象】小学4年生~高校生
【部門】小学生の部、中学生の部、高校生の部
【課題】2019年1月1日~8月31日の新聞記事を読んでの感想
【応募方法】事前に事務局から応募要項を取り寄せ、応募する。要項は「静岡新聞NIE」ホームページ内からダウンロード可。
【締め切り】9月9日必着
【賞】各部門で最優秀賞1点、優秀賞2~3点、入選2~3点、奨励賞。応募者全員に参加賞を贈る。また、各部門から学校賞(団体賞)を選ぶ。
【発表】上位入賞作品は静岡新聞紙上に掲載
【表彰式】12月7日、静岡 新聞放送会館
【問い合わせ・要項請求先】静岡新聞社読者部内「しずおか新聞感想文コンクール」事務局<電054(284)8984>へ。

新聞通じ 興味広げて 特徴や活用法解説-焼津 豊田中・矢沢校長 駿河総合高で講座

2019年02月07日(木)付 朝刊


 静岡市駿河区の駿河総合高は6日、NIE(教育に新聞を)アドバイザーを務める焼津市立豊田中の矢沢和宏校長を招いた講座を同校で開いた。新聞から効果的に情報を入手する手法などを1年生約270人が学んだ。

 矢沢校長は、リオデジャネイロ五輪レスリング女子での吉田沙保里さんの銀メダル獲得を報じる各紙の記事を紹介し、「同じ話題でも見出しによって印象が変わる。比較してみることが大切」と述べた。新聞の利点の一つとしてさまざまな情報が目に入る一覧性を挙げ、「インターネットでは好みの情報ばかりに目がいきがち。新聞を読むことで興味や関心が広がることにつながる」と呼び掛けた。
 1年生は今後、気になった新聞記事をスクラップする活動に取り組むという。

 

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NIEアドバイザーの矢沢校長(左)が新聞の活用方法を紹介した講座=静岡市駿河区の駿河総合高

「言葉はシンプルに」 新聞参考に文章講座-焼津

2019年01月27日(日)付 朝刊


 人に伝わりやすい言葉や文章を学ぶ講座「幸せをよぶ"言葉の力"」が26日、焼津市本町の焼津公民館で開かれた。市民ら約30人が参加し、NIE(新聞に教育を)アドバイザーで市立豊田中校長の矢沢和宏さんから具体的な表現方法を教わった。
 矢沢さんは新聞の記事や見出しを参考に、「シンプルで短い文章のほうが読まれるし、伝わりやすい」と伝えた。「面倒だから、しよう」などと反対の言葉を組み合わせて強調したり、色やにおい、天気に関する言葉を交え感覚や感情に訴えたりする表現方法を紹介した。
 受講者は新聞記事を読んで見出しを考えたり、起承転結を意識した文章を作ったりと実践的な練習に取り組んだ。

 

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矢沢さん(右)から、人に伝わりやすい言葉や文章を教わる受講者=焼津市の焼津公民館

「生活に記事活用」 新聞感想文コンクール 上位入賞者を表彰-静岡

2018年12月09日(日)付 朝刊


 しずおか新聞感想文コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が8日、静岡市駿河区登呂の静岡新聞放送会館で開かれた。小中高の3部門で上位入賞した16人を表彰した。
 今回の応募は計6677点。木苗直秀県教育長や江崎和明静新会会長が受賞者に賞状や盾を手渡した。最優秀賞は静岡城北小6年の元野陽斗さん、静岡南中1年の平野友結さん、浜松北高2年の坂神練丞さん。
 子どものネット依存の記事に着目した元野さんは「これからはネットの使い方に気をつけて生活したい」と話した。サッカーワールドカップで日本人がごみ拾いをした記事を読んで自ら海岸清掃をした平野さんは「遊びで出したごみを拾うのは当たり前。道端に落ちているごみがなくなってほしい」と語った。
 タイの洞窟救出劇に世界中の人が協力した記事を取り上げた坂神さんは「人々が国を超えて団結する大切さを伝えたいと思った」と振り返った。

 

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小学生の部で最優秀賞の表彰を受ける静岡市立城北小の元野陽斗さん=8日午後、静岡市駿河区登呂の静岡新聞放送会館

山内さん(静岡聖光学院中3)奨励賞 中央特別支援学校も-新聞記事感想コンクール

2018年11月27日(火)付 朝刊


 日本新聞協会は26日、第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。県内からは奨励賞に山内敦仁さん(静岡聖光学院中3年)、学校奨励賞に県立中央特別支援学校が選ばれた。
 全国の小中高生が家族や友人と新聞を読み、意見を共有して感想を寄せた。国内外から5万2155点(県内89点)の応募があり、小中高各部門で最優秀賞1点、優秀賞10点を選定。奨励賞120点も選んだ。団体応募420校からは、小中高各部門ごとに優秀学校賞5校と学校奨励賞154校を決めた。
 山内さんは、京都大チームがパーキンソン病へのiPS細胞を利用した世界初の治験を開始したとの記事を題材にした。「祖父を難病で亡くし、医療関係の職に就きたいという思いから記事に引かれた。自分も将来、大勢の人の命を救うことに貢献したい」と語った。
 県立中央特別支援学校は、授業や宿題で生徒が気になった記事を切り取り、友人や家族と意見を交わしながら感想をまとめる活動が評価された。同校の田中裕子教諭は「新聞は生徒が社会情勢を知り、自分なりの考えを持つことに役立つ。今後も教育の一環で活用したい」と話した。
 各部門の最優秀賞は橋本隼人君(福井市立宝永小5年)、道源琴乃さん(名古屋市立志段味中3年)、小椋由貴さん(埼玉県立川越女子高1年)。

言葉の重要性 説明 矢沢さん(焼津市立豊田中校長)講話-藤枝順心中・高

2018年10月16日(火)付 朝刊


 藤枝市の藤枝順心中・高で15日、「言葉の魅力」をテーマにした講演会が開かれた。NIE(教育に新聞を)アドバイザーで、焼津市立豊田中校長の矢沢和宏さんが講話した。
 矢沢さんは順心中・高の全校生徒約600人を前に「言葉を意識すると人生が変わる」と切り出した。「人を傷つける言葉は自分を傷つけ、人を勇気づける言葉は自分も勇気づける。言葉は返ってくるからこそ大切にしたい」と強調し、前向きな言葉の重要性や言葉の伝え方のポイントなどを具体的な例を示しながら説明した。
 新聞記事の重要な部分を伝える「見出し」にも触れ、「言葉でも言いたいことの結論や核心から入ると伝わりやすい」などと紹介した。

 

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新聞を使いながら「言葉の魅力」について講話する矢沢さん=藤枝市内

平昌の感動 もう一度 本紙記事で感想を共有-三島・山田小5年生 意見発表

2018年03月07日(水)付 朝刊


 三島市立山田小で6日、平昌冬季五輪を報じたお気に入りの新聞記事を取り上げ、感想を語り合う授業が行われた。

 同校では大会期間中、西島哲治教頭が静岡新聞に掲載された五輪関連のすべての記事を職員室前の廊下に張り出した。その量は高さ1・6メートル、幅15メートルに。この日は5年1組の児童が一つの記事を選び、6班に分かれて意見を発表し合った。
 とりわけ人気が高かったのは日本中を沸かせた羽生結弦選手、小平奈緒選手ら金メダリスト。「けがを乗り越えた演技はすごかった」「速くて格好良かった」などの声が飛んだ。
 一方で、スノーボード女子パラレル大回転5位の竹内智香選手を挙げ、「『やり切った』という言葉に感動した」とした意見もあり、受け止め方はそれぞれ。多数派も少数派も互いの思いを共有し、五輪を記憶に刻んだ。

 

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お気に入りの記事を選ぶ児童=三島市立山田小

好きな新聞記事 集めて アドバイザーの大井川中・矢沢校長 駿河総合高で授業-静岡

2018年01月30日(火)付 朝刊


 静岡市駿河区の県立駿河総合高は29日、NIE(教育に新聞を)アドバイザーを務める焼津市立大井川中の矢沢和宏校長による特別授業を同高校で開いた。1年生285人が新聞の読み方や学習に活用する方法を学んだ。
 

 矢沢校長は新聞に触れる習慣化のこつについて「『読む』から『見る』へ意識を変えることが大事」と説いた。
 インターネットニュースにない新聞の長所として、地域に密着した明るい話題を取り上げる親密性や、一覧性、信頼性などを挙げ、「まずは好きな記事を集めてスクラップしてほしい。ニュースが自分のものになったという実感が持てれば、一生の宝物になる」と呼び掛けた。
 講座の後には生徒の代表10人を交え、タブレットやスマホを活用して矢沢校長への質問や講演の感想を共有する座談会を開いた。

 

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新聞の読み方を解説する矢沢校長=静岡市駿河区の県立駿河総合高

学校図書館の役割考える-来月3日、都内で教育フォーラム

2018年01月22日(月)付 朝刊


 日本新聞協会は2月3日午後1時20分から、東京都千代田区のプレスセンターホールで第3回NIE教育フォーラム「読む力で育む学び」を開く。
 変化の激しい現代社会の中で、子どもたちが情報を読み解く力を身に付けるために、学校図書館が果たす役割について考える。日本図書館情報学会副会長の倉田敬子慶応大学教授の基調講演「大学生と情報リテラシー」はじめ、新聞記者や学校図書館長らの講演や実践報告が行われる。
 定員150人。参加無料。希望者は同協会NIEウエブサイト<http://nie.jp/forum/>から申し込む。締め切りは1月26日。問い合わせは同協会<電03(3591)4410>へ。