NIE関連記事

新聞やネット 読み比べ推奨 熱海二小で出前授業

2025年01月25日(土)付


 熱海市立第二小は24日、静岡新聞NIEコーディネーター矢沢和宏さんを招いた新聞講座を開いた。5年生約40人が、信頼できる正確な情報を読者に提供するための新聞社の取り組みについて学んだ。
 矢沢さんは新聞には大きな影響力があり、新聞社が情報の正確性を重視していると強調。記者が現場に出向いて見聞きし、情報が正しいかを確かめるほか「多くの人が冷静な目で情報を吟味している」と正しく伝えるために大切にしていることを説明した。
 一方で、「新聞の情報が100%正しいわけではない」と記事をうのみにする危険性を伝え、いろいろな新聞との比較読みを推奨。インターネットやテレビなどの情報も含め「確かめることが大事」と伝えた。
 児童は、見出しや写真を使って一目で内容が分かるように紙面が工夫されていることも学んだ。三谷昴琉さんは「新聞の情報の信頼度が高い理由が分かった。ただ、簡単に信じるのではなく、想像力を使って記事に書かれていないことも考えるようにしたい」と話した。 

 

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矢沢さん(右)から新聞について学ぶ児童=熱海市立第二小 

 

論理的な文章の書き方学ぶ 磐田北高で新聞講座

2025年01月23日(木)付 朝刊


 磐田市見付の磐田北高で22日、静岡新聞社読者プロモーション局のNIEコーディネーター矢沢和宏さんによる新聞講座が開かれた。小論文作成に向けて2年生が、新聞記事を参考にしながら論理的な文章の書き方を学んだ。
 矢沢さんは論文の書き方について①主張②具体例を挙げた考察③結論-の順で書く「三段論法」に当てはめると文章が論理的に構成され、読み手への説得力が増すと強調。「新聞の中で、主張や根拠を明確に示している社説が論文の書き方に近い」と紹介した。生徒は当日の朝刊から論文に似た記事を探し出し、書き方への理解を深めた。
 古川陽菜さん(16)は「小論文を書く際、途中で自分が何を言っているのか分からなくなることがある。今後は三段論法を意識し、読む人がひと目で分かるタイトルもつけたい」と話した。
 (磐田支局・崎山美穂) 

 

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論文の書き方に似た記事を探す生徒ら=磐田市見付の磐田北高

小論文作成の基礎 学ぶ 島田高で新聞講座

2025年01月09日(木)付 朝刊


 島田市の島田高は8日、静岡新聞NIEコーディネーターの矢沢和宏さんを講師に招いた新聞講座を校内で開いた。2年生が社説などの記事を参考にしながら、小論文作成に向けた基礎を学んだ。
 当日の朝刊を活用し、論文に似た記事を探した。矢沢さんは社説と大自在を比較し、「主張や根拠が明確に示されている社説が論文に近い」と述べた。その上で「読んだ人が同じ見出しを付けられるような明快な論理を考えてほしい」と強調した。社説がニュースと連動して掲載されていることなども紹介した。
 伊藤誠之助さん(17)は「何度か授業で小論文を書いたが、文章が間延びしてしまった。論理の立て方を学ぶことができたので、実践に結びつけたい」と話した。
 (島田支局・寺田将人) 

 

 

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新聞記事を用い、論文の書き方を紹介した矢沢さん=島田市の島田高