
■政策金利が31年ぶりの1%台
日銀は6月16日、政策金利をこれまでの0.75%程度から1%程度に引き上げると発表しました。
たった0.25%と感じるかもしれませんが、現役世代には結構重い負担がのしかかると見通しです。そのインパクトとは?
<日本銀行 内田眞一副総裁>
「政策金利の誘導目標を従来の0.75%から1.0%程度に変更することを賛成多数で決定しました」
日銀は16日の政策決定会合で、政策金利を現在の0.75%程度から1%程度に引き上げると決定しました。
政策金利が1%台になるのは31年ぶり。背景にあるのは急激な物価の高騰です。
中東情勢の悪化を受け、原油の高騰が続いているほか、ここ数年、食料品など物価は急激に上昇しています。
■利上げはどんな影響を及ぼすのか?
<静岡経済研究所 恒友仁専務理事>
「日本の経済は体に例えたらかなり熱が上がってきてしまっている。その熱を冷ますために利上げを決めた。利上げは解熱剤の役割がある、それが今のタイミングだった」
しかし利上げは織り込み済みで、16日は円相場が午前から大きく動くことはなく1ドル=160円近辺に。
「1回の利上げだけでは物価高や円安は止められない」との見方も出ています。
■「利上げ」私たちの生活への影響は
利上げは私たちの生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
まず大前提として利上げをすると一般的に▼企業や個人がお金を借りにくくなり消費が減ることや、▼円高を押し進めることで輸入コストを下げるため物価が下がりやすくなるとされています。
わかりやすいメリットとしては預金の金利が上がる、デメリットとしては住宅ローンの金利が上がることが思いつきます。
■住宅ローンは長い目で見ると大きな負担増に
では、金利が0.25%上がると住宅ローンの負担はどれくらい増えるのか。試算した結果がこちらです。
こちらAIを使ったシミュレーションの結果ですが、月額だとそれほど多くないように見えるかもしれませんが、35年間支払い続ける前提だと3000万円借りた場合、総額で150万円ほど支払額が増えます。
長い目で見ると大きな負担増になることがよくわかります。
静岡経済研究所の恒友専務理事は「預金が比較的多いのは高齢者層、逆に住宅ローンを抱えているのは30代、40代。この利上げは高齢者層にとってはプラスになるが、働く世代にとっては逆に負担が多くなってしまう」と分析しています。
基本的に景気を冷やす利上げ。円安を是正するなどの期待された効果が発揮されないとなると現役世代の家計には逆風になってしまう恐れもあるようです。










































































