
6月7日、静岡県を含む東海地方も梅雨入りしましたが、雨が多いこの時期は、車の運転には普段より気を付ける必要があります。
特にすり減ったタイヤは要注意。
濡れた路面では、停止するまでの距離が長くなり、高速道路では、新しいタイヤと比べ、なんと20メートル以上も差があるんです。
■梅雨の時期 車の運転で注意することは
気象庁は、6月7日、静岡県を含む東海地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より1日遅く、2025年より21日遅い発表です。
雨が多いこの時期、車の運転でどんなところに注意が必要でしょうか。
「梅雨の時期は雨が降って路面が濡れるのでタイヤの溝の減り具合を見てもらいたい」
■制動距離 すり減り具合でどうなる?

JAFの菊地さんは、濡れた路面では、タイヤの溝の減り具合によって車が止まるまでの距離が大きく変わると注意を促します。
※データ提供:JAF
※同一車種・夏用タイヤは同一銘柄。

新品のタイヤとすり減り具合が半分の5分山、2割まで減った2分山。静岡県では夏に着用している人が少ないスタッドレスタイヤを除いた夏タイヤで比較します。
【60キロ実験(ウェット)】
これは、JAFが実施した濡れた路面での急ブレーキの実験です。
時速60キロの場合。▼新しいタイヤ(10分山)は、停止まで16.7メートル。▼5分山のタイヤは、16.7メートル。▼2分山のタイヤは18.0メートル。停止までの距離の差は1.3メートルほどでした。
大きな差ではないと思うかもしれませんが、この差が事故を左右する場合も。

【100キロ実験(ウェット)】
そして、これが高速道路と同じ、時速100キロとなるとー。
その差は歴然。
▼新しいタイヤ(10分山)は、停止まで47.6メートル。▼5分山のタイヤは、50.8メートル。▼2分山のタイヤは、70.5メートル。新品と比べ、なんと23メートルも長くなりました。
■「タイヤの減り具合」どこをチェックする?

では、減り具合は、どこをチェックすればよいのでしょうか?
「このマークの延長線上にスリップサインという、溝の一部が浅い部分がある。このスリップサインが表面上に出てきてしまったら、もう摩耗の限界という状態」
適正なタイヤと比べてみるとすり減ったタイヤでは、スリップサインが出て隣の山と繋がってしまっていることがわかります。
この状態のタイヤは、深さが1.6ミリ以下と保安基準に抵触し、危険なサインです。
■タイヤは溝だけでなく空気圧も重要

そしてタイヤは、溝以外に空気圧も重要なポイントです。
「空気圧が低いとバースト(破裂)の危険が高くなってきます。空気圧が低いということは、タイヤがつぶれた状態で走行するのでタイヤに抵抗が出るんです。そうするとタイヤの温度が非常に高くなってきてバーストという危険な状態になるので空気圧は大切」

ちなみに、車の適正な空気圧は、運転席側のドアの開口部に記載されています。
梅雨の長雨がこれから本格的にはじまります。
みなさん、今一度、タイヤをチェックしてみてください。
そして菊地さんは、雨の時は3つのことをより意識してほしいとしています。
「時間に余裕をもった行動を。速度を落とす。車間距離をあける。この3つを意識して安全な運転をしてほしい」










































































