「我々も含めて防災意識をもっと高めていかないと」子ども食堂に重機が登場! 伝えるのは防災への意識 「駿河め組」異業種の経営者らが結成=静岡・沼津市

■子ども食堂での防災活動と「駿河め組」の結成

2026年5月、静岡県沼津市で福祉施設や飲食業など異業種の経営者ら5人の男性が、災害時に活動するための支援団体を立ち上げました。団体名は「駿河め組」、子どもたちにもわかりやすい防災を伝えています。

<駿河め組 望月大樹さん(48)>
「新聞紙で作っていて、これを災害の時にお皿がないじゃん。こうやるとお皿として使えるようになる、新聞紙が」
<子ども>
「すごっ」

5月23日、沼津市の福祉施設で開かれた子ども食堂です。

食事だけではなく、子どもたちに楽しみながら防災について知ってほしいと活動していたのは、「地域災害支援団体『駿河め組』です」と挨拶するメンバーたちです。

<地域災害支援団体「駿河め組」丹羽智団長(56)>
「災害があった時の72時間の間の部分ですよね。いの一番に駆け付けて何かお手伝いできることを探すという」

「駿河め組」のメンバーは、廃棄物処理業やサービス業、葬祭業や飲食業といった、その道のプロばかりです。

■結成の背景にある被災地での経験と地域への思い

<地域災害支援団体「駿河め組」 丹羽智さん(56)>
「搬送布団とか納体袋。これは御遺体を入れるときに、僕も阪神大震災から回って自分の目、耳で回ってきて、何年もかけて感じたものがあるから。お祭りみたいに駿河め組を立ち上げたわけじゃないです」

「駿河め組」の団長の丹羽智さんは、土木建築業や福祉施設などを営みながら、子ども食堂やフードバンクなどで地域の人に寄り添う活動を続けてきました。

丹羽さんは「本当にちゃんと意識を高めないといけないと思ったのは東北の大震災」と振り返ります。

被災地にも駆け付けてきたという丹羽さんですが、静岡県内でも起こりうる災害に備えて、県東部中心に活動する民間団体を作りました。

■重機を使った実践的な防災教育と今後の決意

<丹羽団長>
「もし地震とかが起きたときに道路が木とか岩でふさがっちゃった。そんな時、おじさんたちがこういうものを持って、こういうのどかしていく」

子ども食堂の会場に持ち込んだのは、「駿河め組」のメンバーが土木現場で使っている重機です。

災害が起きたときにどのように道路を通れるようにするのか、実際に見てもらいました。

見学した子どもは「防災頭巾をかぶったり、机の下にもぐったりする」と話し、別の見学した人は「こういうところをやっていると知るだけでも防災に対しての意識が家族であがるかなと思います」と語りました。

<丹羽団長>
「有事のあった際は即座に動ける準備はできています。ただ我々も含めて防災意識をもっと高めていかないと我々の存在の意味もないので、高めていきましょう。防災意識を」

地域のために活動したいという「駿河め組」の心意気が、人々の防災意識をかえるかもしれません。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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