
猛暑による不作や外食産業の需要の高まりを受けて始まった「令和の米騒動」から約2年。
近頃は3000円台前半のブレンド米も店頭に並ぶようになりましたが、関係者からは先行きを不安視する声も上がっています。
■静岡市内のスーパーで価格下落傾向が継続
<大西晴季記者>
「静岡市内のスーパーです。こちらのコメ売り場、多くの商品が並んでいて、最も安いものだとブレンド米5キロ税込み3500円を切る価格となっています」
こちらの店では年明け以降、価格の下落傾向が続いています。
<田子重セナ店 内記寿治店長>
「直近だと5月のゴールデンウィーク明けにブレンド米5キロで200円ほど値下げしている」

農林水産省によりますと、スーパーのコメの販売価格は2024年の夏頃から上昇し、2025年末に過去最高値を記録しました。その後は徐々に低下し、最新の発表では5キロ、3768円となりました。
<買い物に訪れた客>
「一時の信じられない様な値段からは買いやすくなったかなと思う」
こちらの店では既に6月の値下げも決まっており、消費者の負担軽減につながればとしています。
■焼津市のコメ販売店が分析する下落の要因と農家の現状

ただ、そう簡単に楽観視はできないようです。焼津市の米販売店店主の又平さんは価格下落の要因について、「米騒動からのコメ離れもあり、社会全体でコメが余っている」と分析します。
<又平商店 又平宗一郎さん>
「田植えも県内で始まってきていて、農家も倉庫の問題などでコメを出荷しなければいけないということもあり、多少価格を下げてでも出さなきゃいけないという状況になってきている」
又平さんによりますと、2026年は価格の上昇を期待して出荷を抑えていた農家や問屋も多く、最近になって新米の時期よりも低価格での販売を相談されることが増えているといいます。
■中東情勢の影響と今後の価格への懸念は
さらにいま、コメ業界にも中東情勢の影響が押し寄せています。
<又平さん>
「コメ店としては、まずこの袋。ポリのこの袋が入手がすごく難しい状況」
コメの販売には欠かせないナフサが原料のポリ袋が手に入りにくい状況になっています。さらに、コメを作る時の肥料や燃料の価格も上昇しています。
2026年も猛暑が予想されているなか、気になる今後の価格については「全く読めない」と話します。
<又平さん>
「価格の高い安いというよりもコメそのものが今後も毎年しっかり秋に獲れて手に入る、安定して手に取りやすい(状況)というのが一番の願い」
コメを取り巻く不安材料は今も続いているなか、価格の推移に注目が集まります。










































































