
実行委員会の苦渋の決断
緊迫が続く中東情勢が大型連休のイベントにも影を落としています。ゴールデンウィーク恒例の「大井川港朝市」で毎年行列ができる生シラスの販売について、主催者は15日、中止を決めました。
ゴールデンウィークの初日にあたる4月29日に開催が予定されている「大井川港朝市」。実行委員会は15日、苦渋の決断をしました。
<大井川港漁協 高橋昭弘さん>
「本業のシラス漁もできない状態なので、朝市に向けてのシラス漁は、今回は辞めたい」
中止を決めたのは生シラスの販売です。その日に水揚げされた生シラスを求め、毎年、長い行列ができるイベントの目玉です。
不漁と深刻な燃料不足
静岡県内のシラスの水揚げ量は過去10年間の平均と比べると、2026年は4割にまで落ち込む不漁。
さらに中東情勢の緊迫化に伴い、船の燃料となる「軽油」が十分に確保できないことから、大井川港漁協に所属するシラス漁船は3月末から漁を見送っています。
15日、大井川港を訪ねてみると、給油所には「1回の給油は200リットルまで」と貼りだされていました。
シラス漁船には約1000リットルの軽油を積むことができますが、軽油を確保できるか不透明な状況が続き、大井川港漁協は4月から給油に制限を設けています。
<大井川港漁協所属の漁師>
「船によっては1日に200リットル使い切ってしまう船もある。(漁の)途中で帰ってこなければいけないこともある。200リットルだと」
<高橋昭弘さん>
「県漁連が商社に(軽油を)頼むんですけど、入庫の見通しは今のところないということなので...」
2年連続の生シラス販売中止も、地場産品の販売は実施
不漁に加え、長引く中東情勢の緊迫化。大井川港漁協は「朝市」までに状況が良くなる可能性は低いとみて、生シラスの販売と漁船の体験乗船の中止を決めました。
<大井川港朝市実行委 榊原昇次委員長>
「生シラス以外にも様々な地場産品があります。地場産品の販売、ステージイベントも充実していますので、是非皆さん、友だちや家族で会場にお越しください」
生シラスの販売中止は不漁により急遽中止となった2025年に続き、2年連続で漁業関係者にとっては大きな痛手です。










































































