
物流大手と連携強化 県立大学に「鈴与みらいホール」誕生
公共施設などに愛称を付ける権利「ネーミングライツ」の契約を県がさまざまな場所で進めています。導入の背景にあるのは「財政難」。
企業のPRに公共施設の活用を進め、県はさらなる収入アップに期待しています。
県立大学草薙キャンパスで13日に開かれたのは、新たなネーミングライツの記念式典。キャンパス内の学生ホールの命名権を、物流大手の「鈴与」が買い取りました。
「長期的に関係強化」
<滝澤悠希キャスター>
「学生ホールには食堂や売店が入っているんですが、その新たな愛称は、『鈴与みらいホール』となりました。日々学生が集い、未来への希望を育む場所になってほしいという願いが込められています」
<鈴与 鈴木一寿常務>
「多くの学生が私ども及び物流業界に興味を持っていただければとてもうれしいし、長期的に静岡県立大学との関係を強化していきたいという思いも非常に強い」
<県立大学 今井康之学長>
「(事業収入を)学生の学習環境の整備、運営も含めて使わせていただきたい」
草薙球場や歩道橋にも愛称 企業はブランド向上と人材確保を狙う
ネーミングライツ事業は、いま県内のさまざまな場所で進められています。
静岡市の県営野球場・草薙球場は、4月から新たに「しずてつスタジアム草薙」という愛称が加わりました。
静岡鉄道は、2026年度から5年間、1年あたり1100万円で草薙球場のネーミングライツを取得。
ソフトウェア開発企業が歩道橋の命名権を契約
<金原一隆記者>
「沼津市の県道富士清水線西条歩道橋です。こちらでは大掛かりな修繕工事が行われています」
ソフトウェア開発企業「コサウェル」が県道の歩道橋の命名権を契約しました。
愛称は「株式会社コサウェルこさえる歩道橋」で、3年契約、金額は66万円です。企業側の狙いはブランド力の向上です。
近くに小学校があるため子どもたちに会社名をPRすることで、将来的な人材確保を目指しているといいます。
<コサウェル 齊藤弘幸社長>
「とにかく子どもたちに、この歩道橋を使いながら『こさえる』っていう名前を覚えていただきたい」
背景に500億円超の財源不足 県は「稼ぐ」姿勢を鮮明に
県が命名権を売り出す理由は財政難です。近年、500億円を超える財源不足が続いていて、自ら稼ぐ必要に迫られています。
<県行政経営課 青木郁課長>
「施設の維持管理に対する経費との対比でみれば非常に大きな財源の一部になるので、必要な財源を確保して施設の維持管理を進めていけるようにできれば」
ネーミングライツによる収入は、2026年度1200万円ほどですが、新たに大きな出費がなく収入を増やせるこの事業を、県はさらに進めていきたい考えです。










































































