“正月魚”とも呼ばれる新年の縁起物「潮かつお」生産最盛期 西伊豆町の伝統保存食=静岡

静岡県西伊豆町の伝統保存食、「潮かつお」づくりが最盛期を迎えています。カツオが連なって干される冬の風物詩で、生産者は仕上がりに期待を寄せています。

潮かつおは「正月魚」とも呼ばれ、豊漁や子孫繁栄を願う新年の縁起物とされています。

国内では唯一、西伊豆町の田子地区で生産が続き、カネサ鰹節商店では、11月7日から潮かつお作りが始まりました。

17日は、塩漬けにしたカツオから塩を洗い流した後、形を整えて竹ざおに並べてつるし、腹を開けて乾燥させました。

1匹の重さは4キロから6キロで、昼までには約350匹が並べられました。

<カネサ鰹節商店 芹沢安久代表>
「潮かつおを作ると、もう年末というか、今年もいよいよ残りわずかだなあと思いますし、今年はすごく大きいんですよ。去年の倍ぐらいですよね。すごくいい潮かつおが(皆さんに)届くんじゃないかなと思っています」

潮かつおは数週間、風にさらされて完成し、12月10日頃に出荷される予定です。

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