
「LIVEしずおか」の久留嶋怜気象予報士が気になるスポットを歩いて静岡の春夏秋冬を伝える「くるちゃんさんぽ」。今回は、静岡県焼津市上泉にある「大畑梨園」へ。
静岡県焼津市の大畑農園。約2000坪の敷地で7種類の梨を育てています。
<久留嶋怜気象予報士>
「この梨はどういった品種なんですか」
<大畑農園 大畑守さん>
「これが喜水。一番早くとれる品種で甘みもあってすごく評判がいい品種です」
<久留嶋気象予報士>
「今が食べ頃という感じですか?」
<大畑さん>
「そうですね」
ただ梨農家もこの夏はかなりこたえたそう。
<大畑さん>
「暑さと雨不足で本来ならもうちょっと大きくになるのかなというところ。その代わり糖度、味は良くなっているとは思う。ただ本当に暑すぎて、収穫作業も朝5時に起きてやるんですが、かなり暑いものだから、ファン付きの作業服を着たりとかいろいろ対策はしているんですけれども、5年前、10年前と比べてもかなりしんどくなっています」
しかし、困っているのは夏の暑さだけではないそうです。
<大畑さん>
「暖冬の時期が結構長くなっていて、花芽に影響してくるというか。一回寒さに当たらないといい花が咲かないものだから、このままいったら梨が順調に春先にいい花が咲いてくれるのかなというのがすごく心配。夏の暑さも心配なんだけど、そちらの方がどちらかというと心配なのかなと思っています」
それでも梨農家を続ける思いが。
<大畑さん>
「本当に暑くて厳しいんだけども、うち(大畑梨園)の梨を食べたいと楽しみに買いに来てくれるお客様がかなりおりまして、その人たちに届けるために頑張ろうかなということを家内とも話をして、何とかそれを心の支えに頑張っている、というのが今の現状です」