
「LIVEしずおか」の久留嶋怜気象予報士が気になるスポットを歩いて静岡の春夏秋冬を伝える「くるちゃんさんぽ」。今回は、静岡市清水区でこれから旬を迎えるという珍しいフルーツを育てている方を訪ねました。暑さの影響はあるのでしょうか。
<久留嶋怜 気象予報士>
「こんにちは。この果物は何ですか?」
<池ノ沢工業 望月史社長>
「非常に珍しいんですけど、北米原産のポポーという果物です」
<久留嶋気象予報士>
「どんな味なんですか?」
<望月社長>
「よく言われるのが、マンゴー+バナナという人が多い」
幻のフルーツとも言われるポポー。その味は…?
<久留嶋気象予報士>
「人生初ポポー、いただきます。果肉の甘みががつんときますね。メロンのような味もして、マンゴーのような味もして」
<望月社長>
「ミックスフルーツという方もいらっしゃる」
南国のフルーツのような味のポポー。しかし意外な事実が。
<久留嶋気象予報士>
「マンゴー+バナナというと南国のイメージがあるんですけど」
<望月社長>
「北米原産でかなり寒さに強いと言われている果物です」
<久留嶋気象予報士>
「寒さに強いとなると、最近の暑さは影響がありますか?」
<望月社長>
「そうなんですよ。これを見ていただくと分かると思うんですが、日焼けしちゃうんですよ。なおかつ、このあとに雨が降ると裂果してしまう」
日焼けのあと、裂果まで進むと商品として出せなくなってしまうんです。
<望月社長>
「ただ、これだけじゃないんですよ。良いこともありまして、これだけ暑くて太陽の光がさんさんときますと、光合成をしっかりするので、すごくおいしい果物になります」
<久留嶋気象予報士>
「じゃあ暑さが、先ほどの甘さをもたらしたんですね」
<望月社長>
「そうですよね。だから暑さって悪いところばっかりじゃないんですよね」